Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Redash のいま / Redash in 2021
Search
Takuya Arita
May 21, 2021
Technology
2
1k
Redash のいま / Redash in 2021
Redash Meetup v7.0.0 の発表資料です
https://redash-meetup.connpass.com/event/211861/
Takuya Arita
May 21, 2021
Tweet
Share
More Decks by Takuya Arita
See All by Takuya Arita
Hosted Redash の EOL と移行ツール redash-migrate / You should know about Hosted Redash EOL and redash-migrate
ariarijp
0
2.9k
Redash で踏み出す BI 導入はじめの一歩 / DataEngineeringStudy Redash
ariarijp
1
2k
Redash 導入・運用を4年ぐらいやって変わったこと・変わらなかったこと / Changed and unchanged things with Redash and me
ariarijp
0
1.3k
5年前の自分に伝えたい広告 API 周辺の歩き方 / SOT Tech Night vol.1
ariarijp
1
460
使われていない、を知る / How do we know unused things in the real world?
ariarijp
0
390
MULTI_ORG について / What is MULTI_ORG in Redash
ariarijp
1
3.4k
あらためて振り返る Redash の使いどころ / Why I strongly recommend Redash
ariarijp
2
1.2k
PHP Data Structures
ariarijp
1
510
サーバー監視[自作]入門 / How to build monitoring system with Redash
ariarijp
0
670
Other Decks in Technology
See All in Technology
Can We Measure Developer Productivity?
ewolff
1
120
mikroBus HAT を用いた簡易ベアメタル開発
tarotene
0
330
Incident Response Practices: Waroom's Features and Future Challenges
rrreeeyyy
0
150
メールサーバ管理者のみ知る話
hinono
1
110
信頼性に挑む中で拡張できる・得られる1人のスキルセットとは?
ken5scal
2
490
利きプロセススケジューラ
sat
PRO
5
2.7k
【令和最新版】AWS Direct Connectと愉快なGWたちのおさらい
minorun365
PRO
5
660
テストコード品質を高めるためにMutation Testingライブラリ・Strykerを実戦導入してみた話
ysknsid25
6
2.2k
安心してください、日本語使えますよ―Ubuntu日本語Remix提供休止に寄せて― 2024-11-17
nobutomurata
0
220
フルカイテン株式会社 採用資料
fullkaiten
0
40k
形式手法の 10 メートル手前 #kernelvm / Kernel VM Study Hokuriku Part 7
ytaka23
5
830
QAEチームが辿った3年 ボクらが改善業務にスクラムを選んだワケ / 20241108_cloudsign_ques23
bengo4com
0
1.3k
Featured
See All Featured
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
109
49k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
43
13k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
246
1.3M
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
27
2k
Designing the Hi-DPI Web
ddemaree
280
34k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
506
140k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.4k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
20
1.1k
Code Review Best Practice
trishagee
64
17k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Transcript
#redashmeetup Redash のいま Redash Meetup v7.0.0 - ariarijp / Takuya
Arita
#redashmeetup おことわり この発表に含まれる情報は、 所属コミュニティなどを代表したものではありません。 Redash の maintainer や Redash Meetup
の主催者としてではなく、ひと りの Redash ユーザーとしての調査や見解、 または推測に基づいていることをご了承ください。
#redashmeetup Redash のいま • 安定版の v8.0.0 が2019/12にリリースされ、1年半ほど経っている ◦ AWS AMI
では v8.0.0 が最新版 ◦ 余談: 公式のデモ環境 http://demo.redash.io/ は v7.0.0 • v9.0.0-beta が2020/6にリリースされ、約1年経っている ◦ Python3 移行や、データソースの追加など、 既存ユーザーから期待されている機能も多い
#redashmeetup Redash のリリース履歴 v8.0.0 までは、数ヶ月サイクルで 安定版がリリースされていたように見える v9.0.0-beta リリースから1年ほど経過した現在、 まだ安定版はリリースされていない
#redashmeetup getredash/redash リポジトリーの状況 • Pull Requests ◦ リファクタリングやバグ、テストの修正だけでなく、 データソース追加やアクセシビリティ対応なども マージされており、アクティブな状態と言える
• Issues ◦ Redash のコアメンバーによる回答も見受けられる ◦ 質問系の Issue にも回答されている
#redashmeetup 以降は個人的な見解を多く含みます
#redashmeetup おことわり(再掲) この発表に含まれる情報は、 所属コミュニティなどを代表したものではありません。 Redash の maintainer や Redash Meetup
の主催者としてではなく、ひと りの Redash ユーザーとしての調査や見解、 または推測に基づいていることをご了承ください。
#redashmeetup なぜ v9.0.0 以降の安定版が リリースされない理由を推測してみる • v9.0.0 の変更範囲が大きい • Redash
の周辺環境が変化した
#redashmeetup v9.0.0 で大きく変わる Redash • Python2.7 から Python3.7 へ移行 ◦
2018年10月から Python3 移行が始まっており、 v9.0.0-beta リリースまで2年以上かかった大きな変更 • Celery から RQ へ移行 ◦ RQ への移行は Issue #4092 Replace Celery with RQ で議論 されていた • Angular と React が混在したフロントエンドが React に完全移行 • その他詳細は v9.0.0-beta の CHANGELOG.md を参照
#redashmeetup Databricks による Redash の買収 • 2020年6月に Databricks が Redash
を買収した • Databricks 内では SQL Analytics として組み込まれている ◦ デザインは Redash v9.0.0-beta に似ているが、よく見ると Endpoints, History など見覚えのない機能がサイドバーにある • Databricks 内で Fork したものから OSS にバックポートしている形跡 がある
#redashmeetup v9.0.0 の安定版はいつリリースされる? • 現時点では GitHub やフォーラムから伺い知れることはなく不明 • Arik 曰く、”Definitely,
once we have a final release of v9.” • 過去のリリースでは v0.12.0.b2449 から v1.0.0-rc.1 まで、 約7ヶ月かかったこともある
#redashmeetup これから Redash を使うなら、 v9.0.0-beta と v8.0.0 どっちがいい? • 現時点で情報が多いのは
v8.0.0 なので、 Redash をこれから使い始める場合は v8.0.0 をおすすめ • しかし、安定版とされている v8.0.0 にもバグや不具合はあり、 v9.0.0-beta や master ブランチで修正されているものもある
#redashmeetup Redash が将来使えなくなるってあり得る? • 可能性が無いとは言えないので、今後の動向は気にしたほうがよい • Redash は提供している機能とくらべると素朴な構造なので、 Fork ができる状況であれば、独自にメンテナンスして
使い続けることも技術的にはできる • 不安があれば他のツールも検証し、選択肢を持っておく
#redashmeetup まとめ • v9.0.0-beta は過去最大級の変更を含んでいるため、 正式版リリースに時間がかかっているのかも • v9.0.0-beta 正式版のリリースはされていないが、 GitHub
を見る限り、開発は活発に動いているといえる • 周辺環境の変化も影響しているかもしれないので、動向を見守る • とはいえ、v9.0.0 が待ち遠しい! ◦ beta の不具合をみつけたら Issue で報告してください!
#redashmeetup Happy Querying!