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医療DX令和ビジョン2030の全体像

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May 09, 2025
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 医療DX令和ビジョン2030の全体像

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May 09, 2025
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  1. ©MEDLEY, INC. CONTENTS 令和ビジョン2030の全体像 • DX化が遅れる医療分野の課題 • 医療DX令和ビジョン2030とは 3つの柱について •

    令和ビジョン2030の3つの柱 • 1-1.「全国医療情報プラットフォーム」の創設 • 1-2.「全国医療情報プラットフォーム」のメリット • 1-3.「全国医療情報プラットフォーム」の工程 • 2-1.「電子カルテ情報の標準化」とは • 2-2.「電子カルテ情報の標準化」に向けて2030年までに電子カルテ導入率100%を目指す • 3-1.「診療報酬改定DX」とは • 3-2.「診療報酬改定DX」によるクリニックへのメリット P03 P06 01 02 CLINICSカルテのご紹介 • CLINICSカルテの概要 • CLINICSカルテの特徴 • CLINICSカルテが選ばれる4つの理由 • ①利便性の高い周辺機器 • ②流れるような操作感 • ③安心立ち上げサポート • ④リーズナブルな価格設計 03 P15 2
  2. 4 ©MEDLEY, INC. DX化が遅れる医療分野の課題 現在、多くの業界においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が加速していますが、医療分野においてはその進展が依 然として遅れているのが現状です。DX化が進まないことで、以下のようなデメリットが考えられます。 1.医療の質の低下 医療情報が分散して管理されていると、患者の受診歴や治療経過を一目で確認できないため、適切な診断や治療が難しくなり、医療ミスや誤 診のリスクが増加します。また、情報の重複や取り違えも生じやすくなります。 2.医療の効率の低下と医療費の増加

    高齢化に伴い、1人の患者が複数の疾患を抱えるケースが増え、その結果として複数の医療機関を受診することが多くなっています。しかし、そ の際に「各病院で同じ検査が重複して行われる」「同様の問診が繰り返される」といった問題も発生しています。それにより無駄な手間や時間、 コストがかかり、医療の効率が低下するだけでなく、医療経済的にも医療費の増加を招くことになります。 3.カルテ情報の有効活用が出来ない 電子カルテの導入率は未だに 50%ほどにとどまり、また導入していたとしても情報を活用できず、患者の診断・治療への活用や健康管理、医療 連携、医学・医療・医薬品の研究開発への活用が限定的になってしまっています。
  3. 5 ©MEDLEY, INC. 医療DX令和ビジョン2030とは 「医療DX令和ビジョン2030」は、自由民主党政務調査会が2022年に公表した方針です。日本の医療分野における情報の あり方を根本から解決するための取り組みを示しています。 医療DX令和ビジョン2030で総合的に進めていく3つの取り組みは以下の通りです。 全国医療情報プラットフォームの創設 電子カルテ情報の標準化 診療報酬改定DX

    これらの取り組みを進めることの具体的な目的は、次のようにまとめられます。 • 効率的かつ質の高い医療の提供を通して、国民の健康の維持・向上を図る • デジタル技術の活用により、医療機関の業務効率を改善する • システム関連の人材を効果的に活用し、医療システムの改善を図る 次章では各取り組みについて解説します。 出典:⾃由⺠主党|「医療DX令和ビジョン2030」の実現に向けて https://www.jimin.jp/news/policy/203565.html
  4. 8 ©MEDLEY, INC. 1-1.「全国医療プラットフォーム」の創設 全国医療情報プラットフォームとは医療機関、 介護施設、公衆衛生機関、自治体でバラバラに 保存・管理されている患者の医療関連情報を、 一つに集約して閲覧共有・管理するための新し いシステムで、全国的にリアルタイム共有でき る状態を目指しています。

    これが実現すると、医師も他の医療機関での患 者情報を簡単に確認でき、診療に活用できるの はもちろん、患者自身が健康情報を確認しやす くなります。またこうした取り組みを通じて、 重複していた診察・検査が減ることによるコス ト削減、医療ミスの防止など、医療サービスの 質の向上や業務効率化が期待されています。 出典:厚⽣労働省|全国医療情報プラットフォームの全体像 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001140173.pdf
  5. 9 ©MEDLEY, INC. 1-2. 「全国医療情報プラットフォーム」のメリット 全国医療情報プラットフォームが構築されることで、以下のメリットがあるとされています。   救急・医療・介護現場での途切れない情報連携 ・意識不明の場合でも、検査結果や処方薬の情報が把握され、迅速かつ適切な治療を受けることが可能になる。 ・入退院時に医療・介護関係者の間で情報が共有されることで、効率的かつ質の高いケアを提供できるようになる。

      医療機関・自治体サービスの効率化・負担軽減 ・診察時に、公費助成の対象となる制度の紙の受給者証を持参する必要がなくなる。 ・情報登録作業の手間や誤入力のリスクが減少し、費用処理に伴う事務作業コストが削減される。   健康管理、疾病予防、適切な受診等のサポート ・診察時に、公費助成制度の紙の受給者証を携行する手間が不要となる ・情報登録の負担や誤入力の可能性が減り、費用処理に伴う事務手続きのコストが大幅に軽減される。   公衆衛生、医学・産業の振興に資する二次利用 ・政策立案のための分析が可能になることで、次の感染症危機に対する対応力の向上に寄与する。 ・医薬品などの研究開発が促進され、よりよい治療や検診が可能になる。
  6. 12 ©MEDLEY, INC. 2-2.「電子カルテ情報の標準化」に向けて2030年までに電子カルテ導入率100%を目指す 厚生労働省から発表されたデータによると、電 子カルテ普及率は、令和2年時点で一般病院 57.2%、診療所49.9%となっています。半分近 くの医療機関が導入できていない現状があるた め、普及をいかに上げるかが課題となっていま す。

    政府は電子カルテを導入していない医療機関が 少ないことを踏まえ、クラウドベースの「標準 型電子カルテ」を国主導で開発しており、2030 年には、概ねすべての医療機関が電子カルテを 導入することを目指しています。 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000938782.pdf 出典:厚労省「電子カルテシステム等の普及状況の推移」
  7. CLINICSカルテの概要 ©MEDLEY, INC. 16 クラウド診療業務⽀援システム CLINICS CLINICS (クリニクス)カルテ は診療業務だけでなく、 診療所経営の効率向上を実現する

    “これからのクラウド型電子カルテ” です。 「診療所経営をワンプラットフォーム」で実現することを目指し、 電子カルテ/レセコンおよび周辺機能を充実化させたサービス開発を行っています 。
  8. 診療所経営においてCLINICSカルテが選ばれる4つの理由 ©MEDLEY, INC. 18 CLINICSカルテは、診療所経営におけるニーズにお応えすることが可能です。 •予約、問診、オンライン診療、経営分析 等の便利な周辺機能を自社開発。安価で 良質なユーザー体験を可能に 理想の診療所運営を実現する 利便性の高い周辺機能

    一連の診療業務が画面一つで完結 流れるような操作感 個別ニーズに合わせた導入支援 安心立ち上げサポート 経営に優しい リーズナブルな価格設計 Progress 進化 All in 1 連動 Reasonable 安価 Supportive 伴走 •カルテ、周辺機能、レセコンを同じイン ターフェースで操作可能。流れるような 業務体験が実現 •新規のご開業でも、他社製品の入れ替え でも •クラウド型のシステムなので買い替えが 不要。導入も低価格、さらに長く使うほ どお得に
  9. ①利便性の高い周辺機器 ©MEDLEY, INC. 19 予約、問診、オンライン診療、経営分析を内製化。安価で良質なユーザー体験を可能にします。 •「条件分岐設定可能」 カスタマイズ性の高い問診機能 •「患者利便性が高い」 Web/アプリ両方で予約・問診が可能 予約・問診

    オンライン診療 経営分析 •「患者ロイヤリティを高める」 オンライン再診メニューの設計 •「新規集患を加速する」 オンライン初診のメニュー設計 •「エリアマーケ活用」 診療圏マップによる患者情報の可視化 •「一目でわかる経営状態」 病名・属性分析で診療実績を可視化
  10. ③安心立ち上げサポート ©MEDLEY, INC. 21 導入決定 初回部門 打ち合わせ ハード整備 マスタ整備 操作指導

    機器連携 テスト 模擬診察 保守 本番 稼働 フルサポートで 伴走するプラン 自走をサポート するプラン 医療機関様のニーズに合わせて、導入支援プランをお選びいただけます。
  11. クラウド型のシステムなので、5年ごとの買い替え不要。 導入時より圧倒的に低コスト、さらに使用期間が長くなるほどコストメリットがあります。 ④リーズナブルな価格設計 ©MEDLEY, INC. 22 0 400 800 1,200

    1,600 初期 5年目 10年目    15年目 一般的な オンプレカルテ 5年毎に買い替え費用 5年毎に買い替え費用 約600万円の コスト差分
 約600万円の コストダウン
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