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OpenClaw初心者向けセミナー / OpenClaw Beginner Seminar
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hiranofumio
April 06, 2026
Technology
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OpenClaw初心者向けセミナー / OpenClaw Beginner Seminar
2026.3.31に開催した下記セミナーのスライドです。
https://events.classmethod.jp/seminar/260331-openclaw-webinar/
hiranofumio
April 06, 2026
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Transcript
OpenClaw 初心者向けセミナー 噂のOpenClawに一歩踏み込む 2026.3.31
アジェンダ 1. はじめに 2. 生成AIの基礎 LLM・RAG・Agent 3. OpenClawとは何か 4. OpenClawの主な機能
5. OpenClawのリスクと安全な使い方 6. デモ 7. ClaudeCodeとの違い 8. 業務へ活かすヒント 9. まとめ 休憩
M1 はじめに
2026年の生成AI • 2026年、AIは「相談相手」から「実行者」に • Agenticなサービスの普及 • 非エンジニアへの展開 • 例: Claude
Code • 「道具としてのAI」→「代わりに動くAI」へ • 業務効率化 → 業務改革 → ビジネス構造改革 • OpenClaw • 世界から着目: GitHubスター数 341,000 (3/30現在)
本日の対象者 • エンジニア・非エンジニア • OpenClawを触ったことがない
本日のゴール ゴール① OpenClawとは何かを自分の言葉で説明できる ゴール② メリットとリスクをバランスよく語れる ゴール③ 自分の業務にどう活かせるか、具体的なイメージ を持てる (その準備ができる) 「正解を覚える」のではなく「考え方を持ち帰る」
M2 生成AIの基礎 LLM・RAG・Agent
OpenClawの理解を深めるために、 まず生成AIの基礎を整理します
なぜ今のAIはこんなに賢いのか? — LLMとは • LLM(大規模言語モデル) =膨大なテキストを学習した「確率マシン」 • 仕組み:「次の単語の予測」の繰り返し • 入力プロンプトが重要
• 代表的なLLM:OpenAI / Claude / Amazon Nova • LLMの限界 • 学習データの以降の情報は知らない(数ヶ月前の情報) • 最新情報/固有情報(社内情報)は知らない
LLMの仕組み
知らない情報への対応 — RAGとは • RAG(検索拡張生成) =「あらかじめ関連情報を検索しLLMに渡す」仕組み • 流れ:質問 → 検索
→ 関連情報+質問をAIに渡す → 回答 • RAGの効果 • 最新情報に対応 • 社内ドキュメント・個人データに対応 • 活用例:社内規程Q&A、製品マニュアル検索、他
RAGの処理フロー
AIが自分で考えて、動く — Agentとは • チャットボット vs エージェント • チャットボット:「答えるだけ」 •
エージェント:「実行までやる」 • エージェントの動作フロー • 目標設定 → 計画 → ツール使用 → 結果確認 → 繰り返し • 具体例:「来週の会議の準備をして」 • カレンダー確認 → 資料検索 → アジェンダ作成 → 招待送付 「人間は目標を伝えるだけ、実行はAIが担う」
エージェントの動作サイクル LLM 全てのサイクルで LLMを呼ぶ
LLM・RAG・Agentの関係を整理する 3つの概念の関係 • LLM = 頭脳(考える力) • RAG = 知識(情報を引き出す力)
• Agent = 手足(行動する力) 「頭脳+知識+手足が揃って、本当に役立つAIになる」 OpenClawはAgent型のアプリケーション
M3 OpenClawとは何か
SNSで話題になっているけど、実際何なの? • OpenClaw:自分のPC/サーバーで動く「個人専用AIア シスタント」 • 2026年1月に注目を集め爆発的に普及 • 約1週間で GitHub 10万スター
• 現在 34万スター超(GitHubで最も速く成長したOSSのひとつ) • 開発者:Peter Steinberger氏(PSPDFKit創業者,OpenAIに電撃JOIN)
Chatと何が違うのか Chat 「相談するAI」 • アドバイス • 文章作成 • 翻訳 (知識の提供)
OpenClaw 「働くAI」 • ファイル操作 • メール送信 • Web検索・予約 (作業の代行) 相談相手のAI → 秘書のAI → 自律して動くAI
OpenClawの全体像 — 4つの構成要素 • チャンネル:AIに話しかける入口 • WhatsApp、Telegram、Slack、LINE など20種類以上 • ゲートウェイ:AIの司令塔
• あなたのPC/サーバー上で常時稼働するプロセス • AIモデル:考える頭脳 • Claude/ChatGPT/ローカルAI など15種以上のプロバイダーに対応 • スキル:AIの手足 • 機能拡張パッケージ(ClawHubで40,000件以上公開)
OpenClawの4構成要素(図解)
M4 OpenClawの主な機能
マルチチャンネル対応 • 普段使いのアプリからAIに話しかけられる • 対応チャンネル(20種類以上) • WhatsApp / Telegram /
Slack / Discord / LINE / Teams 他 • 1つのゲートウェイで全チャンネルを一元管理 • 活用例: • Slackで業務指示 → 帰宅後はLINEで確認
自律実行と定期タスク • AIが寝ている間も動いてくれる • Heartbeat(Cron)機能:指定した時間にタスク自動実行 事例 • 100件以上のグループチャットを日1回要約 • 30以上の価格アラートを設定して監視
• 請求書作成 → PDF出力 → メール送付を自動化
メモリと継続学習 • セッションをまたいで記憶が継続 • 記憶する内容: 好み・進行中のプロジェクト・よく使うフォーマット • データはローカルのMarkdownファイルとして保存 • 自分で確認・削除が可能
• チャット(毎回リセット)vs OpenClaw(記憶が積み重なる)
スキルエコシステム(ClawHub) • スキル=スマートフォンの「アプリ」のようなもの • ClawHub:公式スキルマーケットプレイス(40,000件以上) 人気スキルTOP5 • GOG:Gmail・カレンダー・Drive一括管理 • GitHub:PRレビュー・Issue管理
• Summarize:メール・記事・PDFの要約 • Agent Browser:Webサイト操作の自動化 • Capability Evolver:使うほど賢くなる自己進化エンジン コマンドで簡単にインストール:clawhub install gog
M5 OpenClawのリスクと 安全な使い方
リスクを認識/マネジメントする 「刃物は料理に使えるが、危険でもある」 実際に起きた事件 • CVE-2026-25253(CVSS 8.8):WebSocket脆弱性による遠隔操作攻撃 • ClawHavocキャンペーン:1,184個の悪意あるスキルが配布 • 30,000以上の露出インスタンス:設定ミスでアクセス可能な状態に
OpenClawが特別に危険なのではなく強力なツールの宿命
リスク要因 リスク① プライベートデータへのアクセス メール・ファイル・パスワード リスク② 外部からの不正な命令の混入 外部メール・Webページ経由の 悪意ある命令 リスク③ 外部との通信能力
メール送信・API呼び出し・ファイル 転送 リスク④ 持続的メモリ 悪意ある指示がメモリに保存され 後日自動実行 出典 https://simonwillison.net/2025/Jun/16/the-lethal-trifecta/ https://www.paloaltonetworks.com/blog/network-security/why-moltbot-may-signal-ai-crisis/
悪意あるスキルの問題 • ClawHubで発見された悪意あるスキル:820件以上(全体の約6%) 悪意あるスキルの手口 • マルウェアのインストール • APIキーの窃取 • バックドアの設置
安全なスキルを選ぶ方法 • SKILL.mdを読んで確認する • SKILL.md内の外部リンクを確認する • 発行者のGitHubプロフィールを確認する • インストール数と公開日を合わせて確認する(短期間で水増しされていないか) • インストールする前に’malware’’security’というキーワードと共に検索する 出典: https://www.stack-junkie.com/blog/clawhub-safe-install-playbook
安全に使うための5つのポイント ① 専用環境で動かす メインPCではなく専用Mac mini・VPS・ Dockerで隔離 ② ポートをローカル限定にする 管理ポート18789を外部公開しない ③
ホワイトリストで自分だけ許可 知らない送信者からの命令を受け付けない ④ 最新バージョンを維持する セキュリティパッチを定期的に適用 ⑤ 与える権限は最小限に 必要なときだけ、必要な権限だけを付与する ※ 業務PCでの利用は推奨されない
参考ブログ https://dev.classmethod.jp/articles /openclaw-closed-loop/
休憩中
M6 デモ
Amazon Lightsailを使った2種類のデモ 1. 環境構築デモ 2. 業務利用デモ
環境構築デモ - Amazon Lightsail を利用した環境構築 -
Amazon Lightsail • AWSで利用できるVPSサービス • 簡単にサーバー環境を構築できる(例: WordPress) • OpenClawもサポート •
月額課金
構築イメージ
構築手順 1. Amazon Lightsail にアクセス 2. インスタンスの作成 3. OpenClaw 初期設定
4. Telegram 初期設定(説明のみ) 5. Gateway Dashboard でのチャットデモ
業務利用デモ - GoogleWorkspaceを利用したタスク管理 -
デモ環境(構築済)
Google Workspace • Google Drive • スプレッドシートでタスク管理 • Google Calender
• スケジュール管理 • Gmail • メール送受信
デモ内容 • Telegramのチャットで • 今日のタスク管理 • スケジュール確認 • メール送受信 •
これらを組み合わせた日常業務の指示
お気づきとは思いますが ここまでのデモ内容であれば ClaudeCodeでも可能です
M7 ClaudeCodeとの違い
現時点でのOpenClaw/ClaudeCodeの比較 OpenClaw ClaudeCode 仕組み Agent型 Agent型 構造 常駐+Gateway コマンド/Cowork(claude.ai) モデル
任意(ローカルLLM可) Anthropic Messages API 対 応モデル※ リモート操作 Telegram、Slack、LINE など20種類以上 iOS/Android版Claude Slack / Telegram / Discord スキルマケプレ ClawHub SkillHub,SkillsMP他 提供元 オープンソース Anthropic社 ※ 4/7追記。オープンソースツールを介して変換することで、そのほかのモデルにも接続可能。
M8 業務へ活かすヒント
① 繰り返し作業に着目 はじめの一歩 「毎週繰り返している作業を3つ書き出してみてください」 自動化に向いている作業の特徴 • 繰り返し性がある • 手順が決まっている •
デジタルデータが対象
② 事例からヒントを得る (生成AIと壁打ち) ビジネス・営業 ECサイトの注文異常検知 ビジネス・営業 顧客フィードバックの感情分析 ビジネス・営業 クーポン・割引の自動探索 エンジニアリング
コード生成+テスト自動化 エンジニアリング PRレビュー+コメント自動付与 エンジニアリング 自己修復サーバー エンジニアリング 夜間ミニアプリビルダー エンジニアリング GitHub Issueトリアージ自動化 エンジニアリング インフラ監視+初動対応 エンジニアリング DB移行スクリプトの自動生成 エンジニアリング API仕様書の自動生成 エンジニアリング セキュリティ脆弱性スキャン エンジニアリング CI/CDパイプライン構築支援 管理・バックオフィス 経費精算の自動化 管理・バックオフィス 採用候補者のスクリーニング 管理・バックオフィス 社内FAQ自動応答 管理・バックオフィス 契約書のレビュー補助 管理・バックオフィス 勤怠データの集計・分析 管理・バックオフィス 社内研修資料の作成 IoT・スマートホーム スマートホーム制御 IoT・スマートホーム 環境モニタリング+アラート IoT・スマートホーム 防犯カメラ連携+通知 マルチエージェント マルチエージェントチーム運用 マルチエージェント 自律型プロジェクト管理 マルチエージェント ワークフロー自動化プラットフォーム ビジネス・営業 ECサイトの注文異常検知 ビジネス・営業 顧客フィードバックの感情分析 ビジネス・営業 クーポン・割引の自動探索 エンジニアリング コード生成+テスト自動化 エンジニアリング PRレビュー+コメント自動付与 エンジニアリング 自己修復サーバー エンジニアリング 夜間ミニアプリビルダー エンジニアリング GitHub Issueトリアージ自動化 エンジニアリング インフラ監視+初動対応 エンジニアリング DB移行スクリプトの自動生成 エンジニアリング API仕様書の自動生成 エンジニアリング セキュリティ脆弱性スキャン エンジニアリング CI/CDパイプライン構築支援 管理・バックオフィス 経費精算の自動化 管理・バックオフィス 採用候補者のスクリーニング 管理・バックオフィス 社内FAQ自動応答 管理・バックオフィス 契約書のレビュー補助 管理・バックオフィス 勤怠データの集計・分析 管理・バックオフィス 社内研修資料の作成 IoT・スマートホーム スマートホーム制御 IoT・スマートホーム 環境モニタリング+アラート IoT・スマートホーム 防犯カメラ連携+通知 マルチエージェント マルチエージェントチーム運用 マルチエージェント 自律型プロジェクト管理 マルチエージェント ワークフロー自動化プラットフォーム
業務へ活かすヒント(まとめ) ① 繰り返し作業に着目 • めんどくさいへの気付きから始まる • 結果を出しやすい ② 事例からヒントを得る •
異なる視点で着想を得る • 生成AIとの壁打ちも推奨
M9 まとめ
まとめ 1. はじめに 2. 生成AIの基礎 LLM・RAG・Agent 3. OpenClawとは何か 4. OpenClawの主な機能
5. OpenClawのリスクと安全な使い方 6. デモ 7. ClaudeCodeとの違い 8. 業務へ活かすヒント 9. まとめ
本日のゴール ゴール① OpenClawとは何かを自分の言葉で説明できる ゴール② メリットとリスクをバランスよく語れる ゴール③ 自分の業務にどう活かせるか、具体的なイメージ を持てる (その準備ができる) 「正解を覚える」のではなく「考え方を持ち帰る」
Classmethod AI Experience Center https://classmethod.jp/aixc/
ありがとうございました OpenClaw 初心者向けトレーニング
注意事項 本スライドでご紹介した内容は、今後アップデ ートされていきます ご利用の際は、最新情報を確認の上、ご検討願 います