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Goを使いこなせる組織作りの取り組み / DeNA.go #1

Goを使いこなせる組織作りの取り組み / DeNA.go #1

Daisuke Suzuki

May 24, 2019
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  1. 自己紹介 2 鈴木 大介 ❖ AndAppのサーバサイドエンジニア ▪ Go + GCP(App

    Engine) ❖ Goで作ってきたシステム多数 ▪ APIサーバ ◦ REST ◦ gRPC ▪ Webサーバ ▪ コマンドラインツール ▪ デーモン ❖ Vimmer ▪ VimConf ▪ ゴリラ.vim
  2. Goを使いこなせる組織 3 Goを使いこなせる ➢ Goの良いところを引き出して生産性を最大化する ◦ シンプルな言語仕様で学習コストが低い ◦ 幅広いプラットフォームに対応している ◦

    品質向上に役立つツールが充実している ➢ 適材適所で選択する ◦ 各種サーバソフトウェアやコマンドラインツールに向いている ◦ デスクトップアプリやモバイルアプリなどを無理にGoで作らない 組織 ➢ チーム、部署、企業 ◦ NOT 個人
  3. 環境構築 Go本体のセットアップ 1. 各OS向けのアーカイブをダウンロードして展開する ◦ バージョンを固定するため ◦ 異なるバージョンを使いたい時はシンボリックリンク or golang.org/dl/...

    2. ワークスペースは$HOME/goにする 3. GitHub Enterpriseからgo getするためのGit設定を追加する 4. パッケージ管理ツールの使い方 Cloud SDKのセットアップ 1. 各OS向けのアーカイブをダウンロードして展開する ◦ 以降はgcloud componentsコマンドを使う 2. App Engine用コマンドにパスを通し、実行権限を付与する ◦ goappコマンドを使う際には$GOPATHを設定しておく 7
  4. 学習コンテンツ 公式ドキュメント • A Tour of Go • Package Documentation

    • Command Documentation • Language Specification • Frequently Asked Questions (FAQ) コードラボ • 公式ドキュメントの次のステップとして 社内ドキュメント • スタイルガイド • エラーハンドリング • テスト • など 8
  5. 9

  6. スタイルガイド あまり細かい規定はない • Goの標準に従うこと ◦ 特殊な書き方は新規メンバーのキャッチアップを阻害してしまう ◦ 他の言語のような書き方をしようとすると歪になってしまう • Effective

    Go、Go Code Review Comments、Go Proverbsの内容を押さえること • ツールによるチェックを行うこと ◦ 必須 ▪ gofmt or goimports ▪ go vet ◦ 推奨 ▪ golint ▪ staticcheck • イディオムの紹介 • テストはgotestsコマンドで雛形を生成してTable Driven Tests 10
  7. チェックツール • 3rd-party製linterの機能紹介 ◦ staticcheck ◦ golangci-lint ◦ gsc •

    reviewdogの使い方 • CircleCIの設定方法 詳細はDeNA Testing Blogの reviewdogによるGoのコードレビュー 参照 11
  8. イディオム • 宣言のグルーピング ◦ constやvarごとではなく、GoDoc単位でまとめる ◦ ネストが深くなるのでstructやinterfaceはまとめない • スライスの作成方法いろいろ ◦

    make() ◦ nilスライス ◦ 空スライス • 引数の構造体は値で受け取る?それともポインタ? ◦ 迷ったらポインタにしておく ▪ フィールドが増えてもパフォーマンスが落ちない ▪ 後からポインタに変更するのは改修が面倒 • 構造体のポインタを初期化する時に使うのはnew()?それとも&? ◦ 基本的には& ◦ new()を使うのは初期化時にパラメータが不要なことを明示したい時など 12
  9. エラーハンドリング • パターンを紹介 ◦ Don’t just check errors, handle them

    gracefullyで紹介されているもの ▪ Sentinel errors ▪ Error type ▪ Opaque errors ◦ Upspinの例 ◦ など • 注意点 ◦ err.Error()を分岐に使わない ◦ 呼び出し元と呼び出し先の両方で同じエラーログを出力しない ※ 必ずこうしなければならないというものを規定するわけではない 13
  10. 16

  11. メンバー 19 ★ 委員長 ◦ 田中 洋一郎(Yoichiro Tanaka) ★ 委員

    ◦ 鈴木 大介(Daisuke Suzuki) ◦ 佐藤 健太(Kenta Sato) ◦ 金子 淳貴(@Junki Kaneko) ▪ a.k.a yoichiro ▪ a.k.a daisuzu ▪ a.k.a karupanerura ▪ a.k.a theoden9014