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相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減し持続可能な組織変革を/Sustainable organizational change through dialogue-based communication

えわ
May 22, 2023

相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減し持続可能な組織変革を/Sustainable organizational change through dialogue-based communication

Yusuke Uchida - 相互理解を目指す対話主体のコミュニケーションで心の負担を軽減し持続可能な組織変革を
https://confengine.com/conferences/scrum-fest-niigata-2023/proposal/18270

えわ

May 22, 2023
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Transcript

  1. 自己紹介 • 出身: 群馬 • 所属: クリエーションライン(22/11〜、前職は製造業) • テストが好きなモバイルアプリエンジニア(iOS/Android) •

    趣味: 音楽、野球、バスケ • スクラムクイズ王 • アジャイルテストクイズ王 ← New! https://www.town.tamamura.lg.jp/docs/2015030900037/ 2
  2. どんな話? 20年 23年 アジャイル との出会い コミュニティで アドバイスをもらう 21年 22年 転職

    対話・相互理解と の出会い 9 頑張るけどしんどい 実践する中での発見
  3. アジャイルとの出会い もやもやに対する答えが 全てここにある! 自分から始めるぞ!! 16 『アジャイルサムライ −達人開発者への道 −』 Jonathan Rasmusson

    『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、 「越境」するチームをつくるまで』 市谷 聡啓, 新井 剛
  4. アジャイルとの出会い もやもやに対する答えが 全てここにある! 自分から始めるぞ!! 17 『アジャイルサムライ −達人開発者への道 −』 Jonathan Rasmusson

    『カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、 「越境」するチームをつくるまで』 市谷 聡啓, 新井 剛 頑張り始めると…
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  6. 32

  7. 誰もが正しい、ただし部分的には アジャイルのマインドセット 相手を尊重し、学習する姿勢が重要 A B C B’ ? 39 『SCRUMMASTER

    THE BOOK 優れ たスクラムマスターになるための極 意――メタスキル、学習、心理、リー ダーシップ』 Zuzana Sochova
  8. 誰もが正しい、ただし部分的には アジャイルのマインドセット 相手を尊重し、学習する姿勢が重要 A B C B’ ? 学びが隠れてるかもしれない 40

    『SCRUMMASTER THE BOOK 優れ たスクラムマスターになるための極 意――メタスキル、学習、心理、リー ダーシップ』 Zuzana Sochova
  9. NVC (Nonviolent Communication) 43 感情 ニーズ 満たされた 満たされない 要求 『NVC

    人と人との関係にいのちを吹 き込む法』 マーシャル・ B・ローゼンバーグ
  10. NVC (Nonviolent Communication) 44 感情 ニーズ 満たされた 満たされない 要求 ニーズ

    『NVC 人と人との関係にいのちを吹 き込む法』 マーシャル・ B・ローゼンバーグ
  11. NVC (Nonviolent Communication) 45 感情 ニーズ 満たされた 満たされない 要求 ニーズ

    『NVC 人と人との関係にいのちを吹 き込む法』 マーシャル・ B・ローゼンバーグ
  12. NVC (Nonviolent Communication) 46 感情 ニーズ 満たされた 満たされない 要求 ニーズ

    良い/悪い 命令形 『NVC 人と人との関係にいのちを吹 き込む法』 マーシャル・ B・ローゼンバーグ
  13. NVC (Nonviolent Communication) 47 感情 ニーズ 満たされた 満たされない 要求 ニーズ

    良い/悪い 命令形 暴力的 『NVC 人と人との関係にいのちを吹 き込む法』 マーシャル・ B・ローゼンバーグ
  14. A B ? 情報1 情報2 自分が知らない有益な情報を基に 最善の判断を下しているのではないか 想定や関係情報を揃える 51 『ファシリテーター完全教本

    : 最強の プロが教える理論・技術・実践のす べて』 ロジャー シュワーツ https://speakerdeck.com/ama_ch/scrum-fest-fukuoka-2023
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  17. 討論でも議論でもなく対話 • 討論 ◦ どちらの立場の意見が正しいかを決める話し合い • 議論 ◦ 合意形成や意思決定のための納得解を決める話し合い •

    対話 ◦ 自由な雰囲気のなかで行われる新たな意味づけをつくる話し合い 64 『問いのデザイン : 創造的対話の ファシリテーション』 安斎 勇樹, 塩瀬 隆之
  18. 以前の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 同じことを繰り返し説明 ◦ 自分が感じた魅力で一点突破 ◦ 説得して理解させる ◦

    正論パンチで言い負かそう • 思考回路 ◦ 正しいことなんだから理解できるはず ◦ やらないのは怠け 65
  19. 以前の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 同じことを繰り返し説明 ◦ 自分が感じた魅力で一点突破 ◦ 説得して理解させる ◦

    正論パンチで言い負かそう • 思考回路 ◦ 正しいことなんだから理解できるはず ◦ やらないのは怠け なんで理解してくれないのか、しんどい気持ち 66
  20. 以前の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 同じことを繰り返し説明 ◦ 自分が感じた魅力で一点突破 ◦ 説得して理解させる ◦

    正論パンチで言い負かそう • 思考回路 ◦ 正しいことなんだから理解できるはず ◦ やらないのは怠け なんで理解してくれないのか、しんどい気持ち 当時のベストは尽くしていたけれど負の連鎖 67
  21. 以前の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 同じことを繰り返し説明 ◦ 自分が感じた魅力で一点突破 ◦ 説得して理解させる ◦

    正論パンチで言い負かそう • 思考回路 ◦ 正しいことなんだから理解できるはず ◦ やらないのは怠け なんで理解してくれないのか、しんどい気持ち 当時のベストは尽くしていたけれど負の連鎖 68
  22. 現在の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 反応が微妙なら懸念があるか探る ◦ 質問されたら、質問の意図を確認 ◦ 聞く時間が増えた ◦

    相手の懸念も反映したテーラーメイド • 思考回路 ◦ 相手を理解することが第一 ◦ 何でそういう意見なのか興味を持つ 69
  23. 現在の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 反応が微妙なら懸念があるか探る ◦ 質問されたら、質問の意図を確認 ◦ 聞く時間が増えた ◦

    相手の懸念も反映したテーラーメイド • 思考回路 ◦ 相手を理解することが第一 ◦ 何でそういう意見なのか興味を持つ 70 『HUNTER X HUNTER』 冨樫 義博
  24. 現在の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 反応が微妙なら懸念があるか探る ◦ 質問されたら、質問の意図を確認 ◦ 聞く時間が増えた ◦

    相手の懸念も反映したテーラーメイド • 思考回路 ◦ 相手を理解することが第一 ◦ 何でそういう意見なのか興味を持つ 良い選択が取れることがふえ、しんどさ軽減 71 『HUNTER X HUNTER』 冨樫 義博
  25. 現在の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 反応が微妙なら懸念があるか探る ◦ 質問されたら、質問の意図を確認 ◦ 聞く時間が増えた ◦

    相手の懸念も反映したテーラーメイド • 思考回路 ◦ 相手を理解することが第一 ◦ 何でそういう意見なのか興味を持つ 良い選択が取れることがふえ、しんどさ軽減 74 対話・傾聴
  26. 現在の振る舞い・思考 • 振る舞い ◦ 反応が微妙なら懸念があるか探る ◦ 質問されたら、質問の意図を確認 ◦ 聞く時間が増えた ◦

    相手の懸念も反映したテーラーメイド • 思考回路 ◦ 相手を理解することが第一 ◦ 何でそういう意見なのか興味を持つ 良い選択が取れることがふえ、しんどさ軽減 75 対話・傾聴 聞いたことはあった
  27. マインドフルネスを実践する中での気づき • やり方 ◦ 朝昼仕事前に2~3分瞑想 ◦ 仕事中も定期的に呼吸を意識 • 悪い振る舞い・思考に戻りかけてる兆候に気づいたら深呼吸 ◦

    早口になる ◦ 一方的に喋る ◦ どう反論しようか考えながら聞く ◦ 被せ気味に話す ◦ 肩胸ももにかけて力が入る 102
  28. 前職での頑張り方 チームに合うプラクティスはないだろうか ◦ 受け入れテスト駆動 ◦ サインアップ ◦ etc… けれど… ◦

    相手の背後にあるものが大きい ◦ ボトムアップでは時間がかかりそう ↔自分が本当にやりたいこととのギャップ 111
  29. • 誰もが正しい、ただし部分的には • NVC • 相互学習モデル と出会い • 一緒に過ごすチームであっても、異なる意見が生まれる背景、メカニズムが理解でき、しんどさが軽減された •

    対話・相互理解の指針を得られ、異なる意見の背後にある考えを探るコミュニケーションを実践できるようになった 対話・相互理解の実践を通して • 心が揺れても対話モードをいかに維持するかが重要で、マインドフルネスが役立つ • 周囲の影響は大きく、組織に対話の考え方が広まると相乗効果が期待できる • 長期戦になるであろう組織変革では、 変化に向かうための環境作りが持続可能な鍵かもしれない ということに気づいた まとめ 115