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良いチームに憧れ苦悩し続ける中で実感した3つの要素 / Three things to be...
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えわ
May 09, 2025
Business
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良いチームに憧れ苦悩し続ける中で実感した3つの要素 / Three things to be a good team
えわ
May 09, 2025
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Transcript
良いチームに憧れ 苦悩し続ける中で実感した 3つの要素 えわ(Yusuke Uchida) @ewa_mobile 2025/05/10 Scrum Fest Niigata
2025
About • えわ (Yusuke Uchida) • 𝕏(旧Twitter): @ewa_mobile • Cybozu
• モバイルエンジニア • iOS / Android 2
2年ぶりだぜ新潟!! 3
前回の話 • より良いソフトウェア開発のため 情熱を持って組織を変えようと 行動すると壁にぶつかる • 壁にぶつかった時には対話という スキルが重要 • 対話を身につけ実践する上での
自身の学び https://speakerdeck.com/ewa/sustainable-organizational-change-through-dialogue-based-communication 4
前回から今回: 一対一からチームへ 5
前回から今回: 一対一からチームへ 6
前回から今回: 一対一からチームへ 7
どんなチームが理想ですか? 8
自分にとっての理想のチームは… 良い仕事をするために チームワークを発揮し、 お互い刺激し高め合えるチーム 9
体験から見えてきた3つの要素 • 自己開示 • 互いに学び合う姿勢 • 明確な目標 どういう状況でどう取り組んだかケーススタディとして 説明します 各要素が影響し合い、状況によって必要なバランスも変わりそう
10
自己開示 11
自己開示 良いチームを作るためのチームビルディングでよく扱われる • 偏愛マップ • ドラッカー風エクササイズ • etc... 自己開示によって良い関係性を構築する 12
成功循環モデル “成功循環モデルが示唆しているのは、よい結果を生み出すためにはチームや 関係する人々との関係性が重要であること、よい結果はよい関係を生み、 さらなるよい結果へとつながっていくということです。裏を返すと、 関係の質が悪ければよい結果は生まれず、悪い結果は関係性の悪化を招き、 さらなる悪い結果へとつながっていくということです“ 『アジャイルチームによる目標づくりガイドブック』より 13 関係の質 思考の質
行動の質 結果の質 さらなるよい結果へ
これまでのチームでの自己開示の例 • 時間をとってチームビルディングを実施 • 偏愛マップ • ムービング・モチベーターズ • 定期的な一対一の雑談 •
残業続きで忙しく業務でいっぱいいっぱい 14
ただワークをすれば 成功循環モデルのサイクルが 回り始めるのか? 15
自己開示の目的意識が重要なのでは 信頼、良い関係性に繋げるんだという目的意識が重要そう 最初に説明し効果を高めたい • 一緒に踊れそう • 背中を預けられそう • 期待に応えてくれそう •
(違う意見だけど)この人の話ならもう少し聞いてみよう という信頼が、思考や行動の質、チームワークに繋がっていく 16
チームビルディングの流れの例 チームでの仕事につながる流れを構成 • 趣味の話でハードルを下げる • 大事にしている価値観 • 得意なこと・苦手なこと • ドラッカー風エクササイズで期待を擦り合わせる
どういう意図で流れを考えているか、最初に簡単な説明 17
互いに学び合う姿勢 18
互いに学び合う姿勢 信頼につながる要素 「誰もが正しい、ただし部分的には」 19 https://speakerdeck.com/ewa/sustainable-organizational-change-through-dialogue-based-communication?slide=63
自己開示と学び合う姿勢相乗効果 20 自己開示 互いに学び合う姿勢 この人の話なら聞いてみよう この人なら聞いてくれそう
場のお約束を作る 自己開示のワークの最初に、場のお約束を作るのがおすすめ • 「相手の話を聞いて理解することを意識しよう」 21
信頼によってチームワークが加速する • 多少無茶振り気味でも信頼して渡せる • 期待と違う結果が返ってきても讃えあえる 22
一方で難しさもある 「自分の方が知識があるのに…」 「諦めたり我慢するってこと?」 学ぶことができるのはハードスキルだけではなかった • ソフトスキル • その組織でどうアジャイルを広めるのが良いかという知恵 23 https://speakerdeck.com/ewa/sustainable-organizational-change-through-dialogue-based-communication?slide=31
コミュニケーションタイプなどの影響 自分と相手がどれだけ似ているかで心理的なハードルが変わる • コミュニケーションタイプ • 年齢 • etc... 自分は遊び心を前面に出すタイプ 一方でコミュニケーションタイプが違っても、
話しやすい相手もいる 24
異なるコミュニケーションタイプからの学び 相手の話をよく聞き学ぼうとする振る舞いの出発点が違う • チームワークのために対話で信頼、良い関係性を築こう • 各意見をフラットな視点から比較し、良い意思決定をしよう 相手に合わせて適切に伝わる表現を増やしていきたい 25
明確な目標 26
明確な目標 チームが向かう方向を示しチームワークを発揮する …とはいえあれば何でもいいわけじゃない • 掲げられているだけ • 普段目標達成のために何かをすることはない 良い目標は想像以上の効果を発揮する • 自分のエゴよりチームの目標を優先し動く
27
信頼と目標の関係 明確な目標: 成功循環モデルを回すエンジン 信頼、良い関係: チームを支え安定させる土台 28 関係の質 思考の質 行動の質 結果の質
さらなるよい結果へ
メンタルモデルとパフォーマンスの話 『メンタルモデルを共有しているチームは対話せずとも成果を挙げる: 共有メンタルモデルとチーム・ダイアログがチーム・パフォーマンスへ 及ぼす効果』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjesp/55/2/55_1503/_article/-char/ja/ 実験で • 目標達成に影響する様々な要素の優先順位について共通認識を持つチームでは、 ダイアログの量に関わらず高いパフォーマンスが見られた •
共通認識を持たないチームでは、ダイアログがパフォーマンスに影響した →良い目標は気持ちを奮い立たせるようなものじゃなくても 効果があるのかもしれない 29
明確な目標の体験1 共通化プロジェクトのために人を集めたチーム 元々の大きな目標をリーダーが噛み砕き、 インセプションデッキのようなものを紙1枚にまとめ 週次計画の中心に置き活動し、一体感が生まれていた • 各自の創意工夫が必要 • 優先するものは何か •
どんな制約があるか 30
明確な目標の体験2 リリース日を決めることでチームワークが生まれた 先に全員でValue Stream Mappingを行い 自分たちに今何が必要か共通認識をそろえていた • やりたいことは色々ある • 一番優先するのは何か
遠慮が吹き飛び、リリースのために色んな工夫をしていった 31
何を優先するのか共通認識が重要そう 少なくとも、最も優先するものが何かは共通認識を揃っていた • 端的にまとまったドキュメント • 一緒に目標を作る なぜそれを優先するのか、なぜ他のものではないのかまで 共通認識が揃っていることが重要そう トレードオフスライダーのテンプレートを そのまま使うのではなく自分たちの言葉で!
32
目標設定は酸っぱい葡萄ではない みんなが夢中になれる目標になるかは環境影響が大きい 過去の自分はチーム内で出来る部分にばかり目を向けていた 何が優先か共通認識を作り、目標を明確にすることはできそう 目標は推進力にもブレーキにもなり得る ある程度信頼、関係性ができてきたら 目標にもちゃんと目を向けたい 33
サイレントソート 手順 • 優先順位を決める要素をホワイトボードに並べる • 誰か一人が黙って並び替える • 違うと思う箇所がある人がまた黙って並び替える ここはみんな同じ意見、ここは言いたいことがありそうなど 各自の意見が短時間で見えてくる
34
まとめ • 自己開示 • 互いに学び合う姿勢 →対話を支え信頼につながる要素で、相乗効果がある 信頼、良い関係を目指すという目的意識を持つことが大事 • 明確な目標 →チームが向かう方向を示しチームワークが発揮される
一緒に考え、何を優先するか共通認識を作ることが重要 35