Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AIで「お客様のことだけを考える」 時間を増やすためには
Search
Teppei Kosaki
July 24, 2025
Business
0
130
AIで「お客様のことだけを考える」 時間を増やすためには
2025/07/24_LayerX_Bet AI Day Day2
Teppei Kosaki
July 24, 2025
Tweet
Share
Other Decks in Business
See All in Business
採用ピッチ資料|SBペイメントサービス株式会社
sbps
0
30k
テオリア・テクノロジーズ:About Us
theoriatec2024
1
29k
メドピアグループ紹介資料
medpeer_recruit
10
130k
Things - Company Deck
things2109
0
1.4k
30枚でわかるフォトラクション
photoruction
0
170
もっと!「契約交渉よりも顧客との協調を」 〜協調を助ける契約と関係づくり〜
sasakendayo
1
180
Brief Profile (June 27, 2025)
tsogo817421
3
360
株式会社レコモット会社紹介資料
recomothr
0
9.9k
心と心に橋を架けよう
viva_tweet_x
0
1.3k
略歴 (2025年6月27日)
tsogo817421
2
390
ラクスパートナーズ採用ピッチ資料_エンジニア部門.pdf
rakuspartners_recruit
0
25k
RとLLMで自然言語処理
bob3bob3
3
580
Featured
See All Featured
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
45
7.5k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.4k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
Facilitating Awesome Meetings
lara
54
6.5k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
21
1.3k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.4k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
70
11k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Transcript
AIで「お客様のことだけを考える」 時間を増やすためには バクラク事業部 Bizops部 セールスサポートグループ 小﨑 鉄平 KOSAKI, Teppei DAY02 topic
Bet AI for Biz Speaker
Speaker 小﨑 鉄平 KOSAKI, Teppei 略歴 : KDDI株式会社 (2013〜2021) ‧愛知県にてauショップ/量販店の営業 ‧東京本社にて店頭接客を受けたお客様へ送付するアンケート関連業務
株式会社オープンエイト(2022〜2023) ‧CSopsとしてカスタマーサクセスの裏側の業務、Salesforceのアドミンとし て契約周りを整備 株式会社LayerX(2024〜) プライベート‧趣味 : ⼆児の⽗‧美術館
技術組織としての分岐点 事業概要 テクノロジー(AI) × 最適な顧客体験(UX) で、 様々な切り口から経済活動のデジタル化を促進。 バクラク事業 企業活動のインフラとなる 法⼈⽀出管理(BSM)SaaSを開発‧提供
Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジ メント‧証券事業を合弁会社にて展開 AI・LLM事業 ⽂書処理を中⼼とした、LLMの活⽤による プロセスのリデザイン 取得認証 ※ ISMS:IS747702 / 三井物産デジタル‧アセット‧マネジメン ト事業部以外の組織で認証取得 ※SOC1対象サービス:「バクラク経費精算」「バクラク申請」 「バクラク請求書受取」「バクラクビジネスカード」「バクラク 電⼦帳簿保存」「バクラク請求書発⾏」 ISMS (ISO/IEC 27001:2022) / JIIMA認証 / SOC1
技術組織としての分岐点 事業概要 バクラク シリーズラインナップ ‧AIが請求書を5秒でデータ化 ‧仕訳 / 振込データを⾃動作成 ‧電帳法‧インボイス制度にも対応 債務管理(⽀出管理)
‧年会費無料で何枚でも発⾏可 ‧カード利⽤制限で統制を実現 ‧すべての決済で通常1%以上の還元 法⼈カードの発⾏‧管理 ‧AI活⽤の消込機能で⼊⾦消込をラクに ‧取引先へリマインド/未⼊⾦督促を半⾃動化 ‧売上仕訳‧⼊⾦仕訳も柔軟に作成 債権管理(⼊⾦管理) ‧AIが⾒積書‧請求書を5秒でデータ ‧スマホからも申請‧承認OK ‧柔軟な通知設定‧承認の催促機能 稟議‧⽀払申請 ‧直感的UIで従業員の負担を軽減 ‧Slack連携で打刻や⾃動リマインド可能 ‧わかりやすい残業 / 休暇管理レポート 勤怠管理 ‧AIが領収書を5秒でデータ化 ‧スマホアプリとSlack連携あり ‧領収書の重複申請などミス防⽌機能 経費精算 ‧帳票の⼀括作成も個別作成も⾃由⾃在 ‧帳票の作成‧稟議‧送付‧保存を⼀本化 ‧レイアウトや項⽬のカスタマイズも可能 請求書発⾏ ‧スキャナ保存データも直接取込 ‧AI-OCRが⾃動読取&データ化 ‧[取引先][取引⽇][取引⾦額]での検索 帳票保存‧ストレージ
技術組織としての分岐点 事業概要 脳リソース / 時間リソースをどこに使うか? 「バクラク、プロダクト多いってことはお客様ごとに提案するパターン変わるし、 商談スケジュールが詰め詰めだと脳が追いつかないのでは…?」 「そもそも、社内のSalesforce⼊⼒とか、 IS(インサイドセールス)→FS(フィールドセールス)への引き継ぎとか、 ⼊⼒系の密度がすごいのでは…?(いつやるの…?)」
© LayerX Inc. AIが最適なスケジュールを提案する世界 脳リソースを解放、最終チェックだけが⼈間の仕事
技術組織としての分岐点 事業概要 商談スケジュールの差配はAIに任せて、人間は最終チェック Snowflakeで 読み込みデータ準備 →AI読み込みで 商談差配案作成 →⼈間が最終チェック
技術組織としての分岐点 事業概要 実際の差配レコメンド通知(毎朝Slackに届きます)
技術組織としての分岐点 事業概要 効果 ①.FSの週あたり/⽇あたりの初回商談実施数を適正値に補正 (過密スケジュールによるパフォーマンスの低下を予防) Ex.⼤量の初回商談を抱えたメンバーから、商談数が少ないメンバーへ 公平に差配 4時間連続商談などの過酷な状況も改善 ②.超複雑な商談差配ロジックを頭に⼊れずとも差配案が毎朝作成される (膨⼤な量のルールやカレンダー情報からの脳/時間リソース解放)
Ex.Before:ルール‧カレンダー‧商談情報全部を 60分のべ2-3⼈で⾒渡してやっと3件を差配 →After:事前準備込み最短20分 (15分で素案&カレンダーチェック+5分の確認)で 平均6-7件を差配
© LayerX Inc. AIが引き継ぎメモを作成する世界 ⼈間がやるのは商談獲得、メモはAIに任せる
技術組織としての分岐点 事業概要 ISのコール結果+外延情報を統合して引き継ぎメモを自動生成 コールログサマリーや 展⽰会接客情報を データ準備 →AI読み込みで テンプレに沿って作⽂ →⼈間が最終チェック
技術組織としての分岐点 事業概要 実際の下書き例(純度100%のAI下書きです)
技術組織としての分岐点 事業概要 効果(検証中) ①.FSへの引き継ぎ情報の⾻⼦を⽣成 (ゼロベースでの引き継ぎ作成⼯数を撲滅 → 脳/時間リソースを解放) →お客様との接点(電話 / メール / 展⽰会
/ 資料請求)などを全て踏まえて 引き継ぎメモを書くには⾼い俯瞰スキルが不可⽋だが、その代替が AIに果たせるか? を検証中… 【課題】 ‧どうしても内容が薄くなってしまいがちなので、⼈間による⾁付けが必須 ‧ハルシネーション(AIによる幻覚)の発⽣ (複数ソースからの情報取得で予防はしているものの、 現時点では⼈間のチェックが必要不可⽋)
14 © 2025 LayerX Inc. まとめ • AIは膨⼤な量の情報を噛み砕けるため、⼈間のリソースを解放する⽤途で⽤いる • リソースの解放によって、⼈間が本当にやるべきこと=お客様と最⾼の
パフォーマンスで会話する時間を最⼤化すること の実現を⽬指す • ⼀⽅で、全部AIに頼ると「本当にそれ正しい?」となってしまう可能性⼤ ◦ 優秀な 下書き / 叩き台メーカー として信頼するスタンス BizにおけるAI活⽤について情報交換しましょう! ← kosakiと話してもいいよ と⾔う⽅はこちらから