Code fot Japan の関治之が、行政組織がDXを進める上での考え方について述べています。
副市長向けの勉強会用の資料ですが、主に以下のようなことを述べています。
* DXとは、デジタル化ではなく、デジタル前提でサービス提供のあり方を変革すること
* DXは顧客体験を起点に考えて業務フローを組み替えることであり、ITの話ではない。
* ペーパーレスやRPAは手段にしかすぎない。いきなり手段から考えずに、業務全体をシステムとして考える必要がある
* 業務フローを考えることは、経営そのもの。トップがコミットして考える必要がある
* 個別のチャレンジは各部門で主体的に。それを実行できる環境づくりと全体最適化はトップダウンで
* 複雑系の環境では、失敗から学ぶことが大事。(失敗のマネジメント)経験から学ぶ環境づくりを
* シビックテックコミュニティを通じて、行政サービスをともに考え、ともにつくる
* 内部の仕様策定力を強化して、既存ベンダーとの付き合い方を見直そう
* オープンソースを活用することで、競争市場を作ると同時に自治体全体のコストを下げられる
* 「デジタル化=誰かを切り捨てる」ことではない
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