Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
マルチプロダクトのデータ基盤設計 〜データメッシュを運用して見えた課題と伸びしろ〜
Search
Noriaki Hiraki
July 10, 2025
Technology
1.8k
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
マルチプロダクトのデータ基盤設計 〜データメッシュを運用して見えた課題と伸びしろ〜
db tech showcase 2025 Tokyo
Noriaki Hiraki
July 10, 2025
More Decks by Noriaki Hiraki
See All by Noriaki Hiraki
ファインディの事業拡大を支える 拡張可能なデータ基盤へのリアーキテクチャ
hiracky16
0
1.6k
ADK + toolbox を使ってデータマネジメントやってみた話
hiracky16
1
99
ファインディにおける Dataform ブランチ戦略
hiracky16
1
510
マルチプロダクトのデータ基盤設計〜データメッシュへのリアーキテクチャで見えた課題と伸びしろ〜
hiracky16
0
660
Dataform を使った GAS によるデータ運用からの脱却
hiracky16
4
2.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
LLMやAIエージェントをソフトウェアに組み込むプラクティス
shibuiwilliam
2
430
Gen3R: 3D Scene Generation Meets Feed-Forward Reconstruction
spatial_ai_network
0
140
Oracle Exadata Database Service on Cloud@Customer X11M (ExaDB-C@C) サービス概要
oracle4engineer
PRO
2
8.4k
AI、CDK と協働する Full TypeScript アプリケーション開発 / Full TypeScript Application with AI and CDK
geekplus_tech
2
410
知らん間に、回ってる
ming_ayami
0
740
Multicaで30個のミニプロジェクトをAIエージェント運用して見えてきたこと
eiei114
0
250
仕様駆動開発、導入半年。「本当に速くなってるの?」にデータで答える / AICon2026_hirakawa
rakus_dev
0
140
AICoEでAIネイティブ組織への進化
yukiogawa
0
200
しくみを学んで使いこなそう GitHub Copilot app
torumakabe
2
290
副作用のある Lambda でも Lambda Power Tuning は使えるのか / lambda-power-tuning-side-effects
koukihosaka
1
120
AI時代のPlaywright活用(システムテストを自動化する ー 実行エンジンにPla ywrightを選んだ理由)
ynisqa1988
1
660
マルチアカウント環境でSecurity Hubの運用、その後どうなった? / SRE NEXT 2026 miniLT会
genda
0
110
Featured
See All Featured
The B2B funnel & how to create a winning content strategy
katarinadahlin
PRO
1
420
Test your architecture with Archunit
thirion
1
2.3k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
32
3k
Building an army of robots
kneath
306
46k
AI Search: Where Are We & What Can We Do About It?
aleyda
0
7.7k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
35
2.5k
Public Speaking Without Barfing On Your Shoes - THAT 2023
reverentgeek
1
460
Leadership Guide Workshop - DevTernity 2021
reverentgeek
1
320
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.9k
Bioeconomy Workshop: Dr. Julius Ecuru, Opportunities for a Bioeconomy in West Africa
akademiya2063
PRO
1
180
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
220
A brief & incomplete history of UX Design for the World Wide Web: 1989–2019
jct
2
420
Transcript
マルチプロダクトのデータ基盤設計 〜データメッシュを運用して見えた課題と伸びしろ〜 db tech showcase 2025 Tokyo ファインディ株式会社 CTO 室データソリューションチーム
開 功昂(hiracky16)
自己紹介
3 自己紹介 Findy / データエンジニア 開 功昂 / Noriaki Hiraki
/ @hiracky16 • 2023/11 にファインディの CTO 室データソリュー ションチームにジョイン 🙌 • マルチプロダクトデータ基盤を設計開発をリード • サッカー⚽とかポッドキャスト 🎙が好きです
挑戦するエンジニアの プラットフォームをつくる。 テクノロジーによる社会変⾰の時代に最も必要なことは、エンジニアの可能性を拡げることです。 Findyは、アルゴリズムとヒューマニティの融合によって、 すべてのエンジニアが不安なく挑戦できる世界共通のプラットフォームをつくります。 個⼈のチャンスを⽣み出し、組織の⽣産性を向上させ、社会の⼈材資産を好循環させる。 エンジニアプラットフォームが、デジタル社会の発展を加速していきます。 ビジョン © Findy
Inc. 4
5 ファインディの事業
6 組織プラットフォーム事業 「組織」を見える化するアルゴリズム チームの生産性を可視化し、開発者体験を向上するためのアナリティクスツール 開発リードタイムの見える化 定量的なデータを活用して 1on1を活性化 自身のデータを振り返り
自己成長をスピードアップ
• 中央集権型の課題と「データメッシュ」を採用した理由 • データメッシュの 4 原則とファインディでの直近 2 年間の取り組み • データメッシュ実運用から見えてきたノウハウ
セッションで話すこと 7
ファインディの データ基盤と組織の伸びしろ
9 2 年前のファインディのデータ基盤
2 年前のファインディのデータ基盤 10
データメッシュへの 移行理由と背景
12 データメッシュとは? • 分散型のデータ基盤アーキテクチャ • 変更に対する柔軟性が向上 • コストの透明性 • きめ細かい権限管理
13 • 採用理由 ✅ ◦ 事業やチームごとにアクセス権を管理できる設計 ◦ データ蓄積や利活用の幅をより柔軟に広げられる • 懸念事項
⚠ ◦ 事業間の連携が遅くなる → ニーズがないので未考慮 ◦ データエンジニアが必要 → 採用頑張る💪 データメッシュへの移行理由と背景
データメッシュへの リアーキテクチャ
15 移行後のアーキテクチャ ※ スペースの都合で Findy, Findy Freelance のアーキテクチャを掲載
16 データメッシュに必要な 4 つの原則 分散型の データアーキテクチャ セルフサービスの データプラットフォーム プロダクトとしてのデータ フェデレーテッド・ガバナンス
17 データメッシュに必要な 4 つの原則 分散型の データアーキテクチャ セルフサービスの データプラットフォーム プロダクトとしてのデータ フェデレーテッド・ガバナンス
18 分散型のデータアーキテクチャ データメッシュの概念図 ファインディでのアーキテクチャ
19 各ドメインチームでデータを所有・管理できる体制を組織 事業ドメインに詳しいデータアナリストを募りデータオーナーとしてデータ品 質向上の活動を促す
20 データメッシュに必要な 4 つの原則 分散型の データアーキテクチャ セルフサービスの データプラットフォーム プロダクトとしてのデータ フェデレーテッド・ガバナンス
データカタログの提供 21
22 他部署へのデータシェアリング publish explore & subscribe develop query
23 データ品質に対する取り組み # GitHub Actions name: validate-sql on: pull_request: branches:
- main jobs: steps: - name: lint - name: coverage - name: dbt-build – user_count_by_skill.sql select skill, count(1) from `project_a.dataset_b.users` where created_at >= '2025-01-01' push review review review
24 データメッシュに必要な 4 つの原則 分散型の データアーキテクチャ セルフサービスの データプラットフォーム プロダクトとしてのデータ フェデレーテッド・ガバナンス
ノーコードで ETL パイプライン構築 25 ETL Reverse ETL
26 データ可視化のセルフサービス化 select changed_date, count(1) from `project_a.dataset_b.user_job_logs` where changed_date >=
'2025-01-01' explore: 転職分析 dim:change_month measure: count filter: change_date >= '2025-01-01' user_job_logs user_job_histories SELECT FROM ? logs or histories ? 月次の転職数
27 責任分界点・オーナーを明確化
28 各ドメインチームでデータ利活用をサポート データ基盤チームはドメインチームが自立してデータを管理できるように支援
29 データメッシュに必要な 4 つの原則 分散型の データアーキテクチャ セルフサービスの データプラットフォーム プロダクトとしてのデータ フェデレーテッド・ガバナンス
DMBOK で定義されるデータガバナンスの成果物(ドキュメント)を整備 データガバナンスに対する取り組み 30 全社 事業A 事業B Architecture architecture.
md architecture_ a.md architecture_ b.md Modeling modeling.md - - Security security.md security_a.md - Metadata metadata.md - - Storage storage.md - storage_b.md
31 個人情報への取り組み Policy Tag を用いた動的マスキング DLP API を用いた個人データのマスキング select text,
`function.dlp`(text) as masked_text – マスキング処理をリモート関数で提供 from messages
Terraform Private Module でインフラ構成を共通化 インフラ構成の共通化 32 publish pull &
apply
学んだ教訓と ベストプラクティス
34 システムと組織のリアーキテクトが必要 • 事業部サイドのアナリストやデータ活用者を巻き込むことが重要 • 責任範囲やオーナーを明確化することでセルフの範囲を定義
35 成果を出しながらリアーキテクチャを進める • 成果を小出しに進めなければリアーキも持続可能ではない • データエンジニアがストリームアラインドを支援、時には一緒に作業
36 Don’t Repeat Yourself • インフラは Terraform Private Module で共通化
• データは Analytics Hub で共通化することで SSoT を実現 • 共通化は工数削減やガバナンスの統一に効果がある
37 “セルフサービス” をレベルアップし続ける • 組織ごとやドメインによってセルフサービスの意味合いが違う • 技術の進歩によってアップデートし続ける必要がある DWH Transform ETL
Tool BI AI Agent?
• 社内のメディアを使ってアウトプットし続ける • テックブログ、イベントや Findy Tools への投稿でアウトプット 38 データエンジニアの採用に注力
まとめ
40 • データメッシュの 4 原則は抑えつつ設計は進めましょう • データインフラだけでなく組織構造のリアーキテクトが必要 • ドメインごとにその時の最適なセルフサービスを追求 •
データガバナンスを適用するために DRY を推進 • ファインディのイベントや Findy Tools はおすすめ まとめ
複数プロダクト横断データ基盤を設計・開発しています! 興味ある方はご応募、カジュアル面談お待ちしています→ データエンジニア 絶賛募集中です!!
ご清聴 ありがとうございました🙏