Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編)
Search
Hironobu Saitoh
December 09, 2015
Technology
0
910
パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編)
OSC Enterprise2015 Tokyoのセミナー資料です。
https://www.ospn.jp/osc2015.enterprise/
Hironobu Saitoh
December 09, 2015
Tweet
Share
More Decks by Hironobu Saitoh
See All by Hironobu Saitoh
コンテナの基礎
hironobu
0
1.4k
オレのエンジニア的英語勉強法
hironobu
2
88
ConoHa WINGを支える技術(インフラ編)
hironobu
2
2.2k
俺がどんな風にConoHaを使っているのか 全部見せますスペシャル
hironobu
0
2.3k
俺用ツールをオープンソースで公開したら 意外と反応があった話
hironobu
0
110
ConoHaとDocker Machineで Dockerホストを作ってみよう
hironobu
2
1.2k
Goでデーモンを作ってみる
hironobu
4
3.4k
エバンジェリストの役割(HosCon大阪)
hironobu
0
650
自作サーバーの時代から 最新クラウドの時代へ、そして
hironobu
1
760
Other Decks in Technology
See All in Technology
ずっと昔に Star をつけたはずの思い出せない GitHub リポジトリを見つけたい!
rokuosan
0
150
社外コミュニティで学び社内に活かす共に学ぶプロジェクトの実践/backlogworld2024
nishiuma
0
270
オプトインカメラ:UWB測位を応用したオプトイン型のカメラ計測
matthewlujp
0
180
日本版とグローバル版のモバイルアプリ統合の開発の裏側と今後の展望
miichan
1
130
AWS re:Invent 2024で発表された コードを書く開発者向け機能について
maruto
0
190
フロントエンド設計にモブ設計を導入してみた / 20241212_cloudsign_TechFrontMeetup
bengo4com
0
1.9k
ゼロから創る横断SREチーム 挑戦と進化の軌跡
rvirus0817
2
270
kargoの魅力について伝える
magisystem0408
0
210
NW-JAWS #14 re:Invent 2024(予選落ち含)で 発表された推しアップデートについて
nagisa53
0
270
サービスでLLMを採用したばっかりに振り回され続けたこの一年のあれやこれや
segavvy
2
490
.NET 9 のパフォーマンス改善
nenonaninu
0
1k
バクラクのドキュメント解析技術と実データにおける課題 / layerx-ccc-winter-2024
shimacos
2
1.1k
Featured
See All Featured
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Designing for Performance
lara
604
68k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
229
52k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
A better future with KSS
kneath
238
17k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Transcript
1 パブリッククラウドConoHaを使って OpenStack APIを理解する(初級編) GMOインターネット株式会社 ホスティング事業部 テクニカルエバンジェリスト ⻫藤弘信
[email protected]
オープンソースカンファレンス2015
.Enterprise
2 アジェンダ • OpenStackとConoHa • パブリッククラウド「ConoHa」 • OpenStackについて(コンポーネントを理解する) • OpenStack
APIの概要 • REST APIの仕様 • APIワークフロー • 実践 • 認証(Keystone)とコンピュート(Nova)をつかう • コマンドラインツールを使う(python-openstackclient) • SDKと実際の利⽤例
3 ConoHaとOpenStack
4 パブリッククラウド「ConoHa」とは GMOインターネットが提供するIaaS型クラウドサービス • 全ストレージにSSDを採用 • 900円/月〜の定額制 • 転送料金なし •
スケールアップ/ダウン対応 • プライベートネットワーク • ロードバランサー • オブジェクトストレージ • 海外リージョン • OpenStack API https://www.conoha.jp/
5 サーバー ネットワーク ストレージ ConoHaサービス⼀覧 リージョン 東京 グローバルネットワーク (IPv4/IPv6 デュアルスタック)
シンガポール アメリカ(サンノゼ) ロードバランサー 無料DNS GeoDNS(GSLB) プライベートネットワーク 追加IPv4 リージョン間転送 ⾃動バックアップ スケールアップ スナップショット SSD追加 オブジェクトストレージ 仮想サーバー (All-SSD) メールサーバー DBサーバー (MySQL互換) A P I GMOバックボーンネットワーク ISOイメージ管理
6 OpenStackとは • オープンソースで開発されている、クラウド環境を構築するためのソフ トウェアコンポーネント群 • いわゆるIaaSの分野(仮想マシン、ネットワーク、ストレージ)を扱う • ConoHaでは少し前のバージョンの「Juno」を採⽤ (現⾏バージョンは10⽉にリリースされたLiberty)
7 OpenStackとは https://www.openstack.org/summit https://www.openstack.org/ • 10月末にOpenStack Summit Tokyoが開催される • GMOインターネットも基調講演を行った
• 他に日本からはNTT Group、サイバーエージェント、Yahoo!、楽天 • 2016年はOpenStackの普及元年に?
8 ® OpenStackのサービス Keystone Nova Neutron Cinder Glance Swift Core
Services Optional Services Ironic Horizon Ceilimeter Heat Designate 認証 仮想マシン ネットワーク ブロックストレージ 仮想マシンイメージ オブジェクトストレージ ベアメタルサーバー ダッシュボード メータリング プロビジョニング DNS など
9 ίϯϙʔωϯτ ར༻༻్ Ϧʔδϣϯ ,FZTUPOF Ϣʔβʔ࡞ ΞΧϯτೝূ "MMSFHJPOT /PWB Ծαʔό
714 "MMSFHJPOT /FVUSPO ϩʔΧϧωοτϫʔΫ 714ͷ*1ΞυϨεׂΓͯ "MMSFHJPOT $JOEFS ϒϩοΫετϨʔδ Ճ44% "MMSFHJPOT 4XJGU ΦϒδΣΫτετϨʔδ 5PLZP (MBODF ॳظ04Πϝʔδ ࣗಈόοΫΞοϓ "MMSFHJPOT $FJMPNFUFS Ϧιʔεར༻ঢ়گͷऩू ܾࡁγεςϜͱͷ࿈ܞ 5PLZP )FBU DMPVEJOJUʹΑΔ714ͷॳظԽ "MMSFHJPOT )PSJ[PO ཧ༻ "MMSFHJPOT ConoHaでのOpenStackの利⽤
10 OpenStack APIの概要
11 OpenStackで管理される項⽬ 1つのOpenStack環境を表す単位。 ConoHaの場合、日本(TYO1)、アメリカ(SJC1)、シンガポール(SIN1)の3つ エンドポイントもリージョン毎に異なる ユーザー名 / パスワード テナント リージョン
その名の通り、利用者毎のアカウント。パスワードがセットになる ユーザーが所属するグループのようなもの。 ユーザーは複数のテナントに属することができる
12 OpenStackで管理される項⽬
13 API概要 • API自体はシンプルな設計のREST API • 各サービス毎にエンドポイントが存在する (ConoHaのエンドポイント)
14 APIのワークフロー
15 1. 認証Identity Endpoint(Keystone)にリクエストを送信する。 2. クレデンシャル情報はユーザー名/パスワード/テナント名(もしくはテナントID) 3. トークンとアクセス可能なエンドポイントがJSONで返ってくる 4. それを元にコンポーネントを利用する
APIのワークフロー
16 実践
17 https://www.conoha.jp/docs/ APIのドキュメント
18 SDKなど
19 OpenStack SDK http://developer.openstack.org/ • C • C++ • Clojure
• Erlang • Go • Java • Android • JavaScript • Python • Node.js • Perl • PHP • Python • Ruby • Yaml オフィシャルサイトに ある一覧
20 実際の利⽤例 仮想環境構築ツール「Vagrant」をConoHaで 使えるようにするProviderの開発 Docker環境を構築する「Docker Machine」を ConoHaで動作するように開発元へのPR Go⾔語 https://github.com/hironobu-s/vagrant-conoha https://github.com/docker/machine
21 WordPressのメディアストレージとして オブジェクトストレージを使うプラグインを開発 実際の利⽤例 ConoHaのISOイメージマウント機能を CLIから扱えるコマンドラインツールの開発 Go⾔語 https://wordpress.org/plugins/conoha-object-sync/ https://github.com/hironobu-s/conoha-iso
22 まとめ
23 本⽇お話ししたこと • OpenStackとConoHaの関係 • ConoHaについて • OpenStackとは • コンポーネントを理解する
• OpenStack APIの概要 • REST APIの仕様 • APIワークフロー • 認証(Keystone) • コンピュート(Nova) • コマンドラインツールを使う
24 Q&A