日本経済新聞社では Apple Vision Pro 向けアプリ「日経空間版」を開発しています。
日経空間版は、AR デバイス上でニュースを閲覧する体験の提供、ブランディング・新規セグメントへのリーチ、少ない開発工数での実現可能性・テクノロジーの検証をゴールに開発されました。
Vision Pro ならではの画面の制約がないコンテンツの表示方法や 3D コンテンツが見どころです。
日経空間版ではバックエンド開発には Rust を採用し、サービス間の通信には gRPC を利用しています。
gRPC のコード生成には関数型パッケージマネージャ Nix を活用しポータブルで再現可能なビルドやセットアップを最小化する開発体験を実現しています。
Rust の強い型制約や Cargo Workspace を活用したマルチモジュール構成でバグが少なく認知不可を小さく抑えた開発体制を実現しました。
Rust に不慣れなメンバーでも LLM のコード生成・説明とコンパイルエラーやリンタの警告に従えば容易に変更を加えられます。