Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
AIがコードを書く時代に、何を教えるのか / What Should We Teach in ...
Search
ichiroc
July 31, 2026
Education
550
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
AIがコードを書く時代に、何を教えるのか / What Should We Teach in the Age of AI-Generated Code?
ichiroc
July 31, 2026
Other Decks in Education
See All in Education
Gitがない時代 インターネットがない時代の 開発話
sapi_kawahara
0
390
[2026前期火5] 論理学(京都大学文学部 前期 第5回)「 ならばの問題演習・proof net・かつの規則」
yatabe
0
420
エビデンスベースト英語教育入門:エビデンスは科学的知見(だけ)ではない,制度だ!
terasawat
0
200
0526
cbtlibrary
0
270
生成AI時代のエンジニア育成について考えてみた
akasan
0
240
マークシート試験のTeX言語を用いた自動採点について
doratex
0
3.2k
Examen de Selectividad. Geografía junio 2026 (Convocatoria Ordinaria). UCLM
juanmartin2026
1
6.5k
子どものためのプログラミング道場『CoderDojo』〜法人提携例〜 / Partnership with CoderDojo Japan
coderdojojapan
PRO
4
19k
批判的応用言語学ワークショップ(2026-08-12 お茶の⽔⼥⼦⼤学)
terasawat
0
190
Soluciones al examen de Geografía 2026. JUNIO (Convocatoria Ordinaria)
juanmartin2026
1
10k
観察、仮説、実行、検証、計画、提案を一年で3000回トレーニングする方法/3000 Thinking Loops in 365 Days
moriyuya
5
1.3k
An Experiment in "Cross-Cultural Exchange" as a Method for Content Creation
naoji_taniguchi_ksk_0827
0
170
Featured
See All Featured
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
35
2.6k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
10k
Tips & Tricks on How to Get Your First Job In Tech
honzajavorek
1
730
Leo the Paperboy
mayatellez
9
2.3k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
31
6.2k
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
1
2.8k
We Are The Robots
honzajavorek
0
360
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
1
400
Jamie Indigo - Trashchat’s Guide to Black Boxes: Technical SEO Tactics for LLMs
techseoconnect
PRO
0
660
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
39
3.4k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
1
470
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
19k
Transcript
AIがコードを書く時代に、何を教えるのか 〜 徒弟制度から考えるエンジニア育成 〜 いちろう 株式会社ソニックガーデン 2026.07.29
自己紹介 & 会社紹介 株式会社ソニックガーデン いちろう @ichiroc 「納品のない受託開発」でお客様のビジネスに伴走 株式会社ソニックガーデン プログラマー 2024年頃から親方として3人の弟子を育成中
育成の専門家ではなく、現場でAIと向き合いながら 試行錯誤している、一エンジニアです。 現代風に再定義した「徒弟制度」の下、ジュニアエンジニアの育成に力を入れている © SonicGarden
今日お話しすること 1 現状の整理:AIで変わったこと、疲弊の正体 レビューが追いつかない/問題は個人ではなく構造にある/疲弊の正体 2 品質の取り組み:AIを揃えて品質を底上げする spec-workflow/dev-workflow/AI・セルフレビュー 3 育成の取り組み:コードレビューの前に育成の場を持ってくる 設計レビュー/複数案を考える/ペアプロ・モブプロ
人が伴走する 4 まとめ:結局、何を教えるのか 意思決定の型を教える © SonicGarden
最初に結論 疲弊するのは コードレビューが大変なのに、 品質も育成も良くなっている実感がないから アプローチ 01 AIを揃えて 品質を底上げする 02 コードレビューの前にも
育成の場を持ってくる © SonicGarden
ソニックガーデンでのAI活用 Claude Code を全社導入 • AIエージェントで開発は日常 • 開発業務以外でも活用している • AI
はソニックガーデンの中心にある © SonicGarden
01 現状の整理 AIで変わったこと、疲弊の正体 © SonicGarden
開発現場で AI で変わったこと 実装速度 ↑ コードを書く速さが大きく向上 技術調査 ↑ 調べものにかかる時間が短縮 テスト作成
↑ 面倒だったテストも楽に書ける ポジティブな変化は多数ある © SonicGarden
新しく出てきたよく聞く問題 PR のコードレビュー負担増 • 書いた本人もコードの意図を説明できない • コードレビューしてもジュニアの学びが薄く感じる • © SonicGarden
問題は「構造」 AIを使うこと自体は悪くない • 個人の意識や、やる気の問題でもない • 構造が変わってきたことが原因 © SonicGarden
構造の変化 これまで 分からなければ 相談しながら 進めていく必要があった AI時代 → なんとなくで動くものが 分からなくても できてしまう
相談も理解も必須ではない 相談も理解もせず「コードレビューまで進めてしまう」構造に © SonicGarden
コードが生成された時点での対処は、手遅れ 作るものを理解 → 設計 → 実装 コードレビュー前 • • •
→ コードレビュー ここで頑張っても辛い コード差分が大きいとレビュー負担は大きい 作るものや設計のズレがあれば大きい手戻りになる 書いた人の理解が浅いならレビューも響かない →品質の妥協・成長の遅れにつながる コードレビューをいくらしても、品質も育成も良くなっていかない 疲弊の正体 © SonicGarden
02 品質の取り組み AIを揃えて品質を底上げする © SonicGarden
AIを揃えて品質を底上げする 仕様を詰めるAI 実装の質を高めるAI コードレビューするAI 仕様を詰めるスキル • 質問で考慮もれを防ぐ • 抜け漏れを軽減する •
計画/実装/テストのスキル • ステップごとにレビュー • 内部品質を上げる • spec-workflow • dev-workflow AIコードレビュー AIによるコードレビュー • レビュー前の最終チェック • 残った観点を指摘させる 3つのアプローチで、品質のベースを底上げする © SonicGarden
しかし、それだけでは育成は進まない AIによる品質の底上げと育成は別の話 • 育成を進めるには、コードレビューの段階では遅い • コードが出来る前に育成をする場を作る • © SonicGarden
03 育成の取り組み コードレビューの前に育成の場を持ってくる © SonicGarden
ソニックガーデンでの実践 いずれもコードが出来上がる前に行う 01 設計レビュー 実装前に設計をすり合わせる 02 複数案を考える 比較して選び、理由を説明さ せる 03
ペアプロ・モブプロ 一緒にAIを使いながら開発する © SonicGarden
設計レビュー 実装前に設計をレビューし、大きな手戻りをなくす • • • 設計メモを見ながらレビュー 作るものが揃っているか モデリング設計などが妥当か 大きな手戻りをなくす コードレビューの負担が減る
知識や設計技術を伝えられる © SonicGarden
複数案を考える 複数案を出してその中から選ぶ • • • 1案だけでなく、3案を考える どの案が良いかを選ぶ その理由を説明する 設計力の引き出しを増やす 設計の審美眼を養う
© SonicGarden
ペアプロ・モブプロ 一緒に開発してコミットまでする • • • 一緒にAIを使いながら設計・開発 リアルタイムでディスカッション 設計からコードを書くところまで 設計を確実にコードへ落とし込む レビュー負荷をなくす
知識や設計技術を伝えられる © SonicGarden
その結果 大きな手戻りがない • コードレビューの負担も減る • ジュニアの成長の機会になる • 実践すると仕事と育成が同時に進む © SonicGarden
楽ではない でも、ここまで手をかければ育つ だから疲弊はしない © SonicGarden
徒弟制度は負担軽減の制度でもある フィードバックをする信頼関係がある • 親方と弟子が物理的に同じ場所で仕事をする • 弟子が早く成長する • 育成のフレームワークとしての徒弟制度 © SonicGarden
徒弟制度に興味を持たれた方へ 上司と親方の違い、徒弟制度の再発明でプログラマ育成 https://kuranuki.sonicgarden.jp/archives/34363 「徒弟制度」って実際は何をしているの? — モダンな育成の場 で成長する弟子たちのリアル https://www.sonicgarden.jp/join_us/blog_articles/deshi_real © SonicGarden
まとめ:最初の結論 疲弊するのは コードレビューが大変なのに、 品質も育成も良くなっている実感がないから アプローチ 01 02 spec-workflow/dev-workflow/AI・セルフレビュー 設計レビュー/複数案/ペアプロ・モブプロ AIを揃えて
品質を底上げする コードレビューの前にも 育成の場を持ってくる © SonicGarden
最後に AIがコードを書く時代に、何を教えるのか 意思決定の型 © SonicGarden
ありがとうございました