Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GitOps共有会
Search
johnmanjiro
August 17, 2022
Technology
2
6.3k
GitOps共有会
johnmanjiro
August 17, 2022
Tweet
Share
More Decks by johnmanjiro
See All by johnmanjiro
Istio Helm化
johnmanjiro13
0
2.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI時代に非連続な成長を実現するエンジニアリング戦略
sansantech
PRO
3
1.2k
バッチ処理で悩むバックエンドエンジニアに捧げるAWS Glue入門
diggymo
3
180
生成AIでセキュリティ運用を効率化する話
sakaitakeshi
0
430
5年目から始める Vue3 サイト改善 #frontendo
tacck
PRO
3
210
テストを軸にした生き残り術
kworkdev
PRO
0
190
2025年夏 コーディングエージェントを統べる者
nwiizo
0
130
複数サービスを支えるマルチテナント型Batch MLプラットフォーム
lycorptech_jp
PRO
0
270
シークレット管理だけじゃない!HashiCorp Vault でデータ暗号化をしよう / Beyond Secret Management! Let's Encrypt Data with HashiCorp Vault
nnstt1
3
230
大「個人開発サービス」時代に僕たちはどう生きるか
sotarok
20
9.6k
職種の壁を溶かして開発サイクルを高速に回す~情報透明性と職種越境から考えるAIフレンドリーな職種間連携~
daitasu
0
140
Kiroと学ぶコンテキストエンジニアリング
oikon48
6
9.8k
なぜスクラムはこうなったのか?歴史が教えてくれたこと/Shall we explore the roots of Scrum
sanogemaru
5
1.5k
Featured
See All Featured
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.6k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
368
19k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
51
5.6k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.2k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Transcript
johnmanjiro GitOps共有会
None
1. 今日の目標 2. GitOpsとは 3. ArgoCDとは アジェンダ
今日の目標 • GitOpsについてなんとなくわかる • ArgoCDについてなんとなくわかる 今日やりたいのは全体感の共有(導入指南ではない) 実際導入するかの判断材料になれば嬉しい 概要を知りチームで議論した上で、 最終的に導入しないという判断をすることもありだと思う
GitOps
GitOpsとは GitリポジトリをSingle Source of Truthとしてアプリケーションとインフラの両方を 管理するCD手法 リソースを常にGitの状態に合わせる 2017年にWeaveworksが提唱した 管理手法なので利用はKubernetesに限らない(実際はk8sが多い)
GitOpsとは GitOpsには2種類ある Push型 Pull型
GitOpsとは Push型 既存で実施している方法 k8sクラスタの外からapplyするのでPush git push (PRマージ) 発火 apply
GitOpsとは Pull型 k8sクラスタの中にデプロイする君がいてGitリポジトリをpolling リポジトリのmanifestと実際のリソースに差分があったらapply 差分をとってきてapplyするのでPull 世間一般でのGitOpsはこっち git push (PRマージ) polling
差分があったら apply
なぜPull型なのか Push型のデメリット • CIの権限が強すぎる ◦ CI乗っ取られたら終わる • CIとCDを分離できない ◦ アプリケーションの開発とk8sの管理が別チームの場合やりづらい
• k8sのリソースが直接変化したときにGitリポジトリと同期できない ◦ Single Source of Truthとは Pull型のメリット • クラスタ内でデプロイするのでCIに権限がいらない • CIとCDを明確に分離できる(上と同じ理由) • Gitリポジトリをpollingしているのでリソースが変わってもリポジトリに同期できる ◦ 逆にいうとkubectl editしても戻される(設定で変更可能) • Revert時にアプリケーションのCI(RSpecなど)がいらない(構成のところで解説) ◦ 後からアプリケーション側でもRevertする必要はある
Pull型GitOpsの構成
Pull型の構成 Application Repo Amazon ECR 2. docker imageを push Manifest
Repo 1. 機能開発の PRマージ 3. manifestのimageタグを 書き換えるPRを作成 polling 5. 差分を検知 6. apply 4. PRマージ • リポジトリが2つに分かれる ◦ ApplicationとManifestは完全にライフサイクルやCIの内容が違う ◦ RevertでApplicationのCIを待たなくてよくなる
GitOpsのまとめ • GitリポジトリをSingle Source of TruthとしたCD手法 • Push型とPull型がある • 世間一般でのGitOpsにはPull型が使われる
• Gitリポジトリに合わせるので手で直接いじっても戻される • Pull型の構成ではリポジトリが2つにわかれる(ApplicationとManifest) • Revert時にアプリケーションのCIを待たなくていい ◦ しかし、アプリケーション側でもRevertをかける必要がある
ArgoCD
ArgoCDとは =
ArgoCDとは Application Repo Amazon ECR 2. docker imageを push Manifest
Repo 1. 機能開発の PRマージ 3. manifestのimageタグを 書き換えるPRを作成 polling 5. 差分を検知 6. apply 4. PRマージ
• Kubernetes上でGitOpsを実現するCDツール • Argo Projectで開発されている ◦ 既存で使っているArgo Rolloutsの兄弟 • GitOpsツールとしては有名
◦ 情報もいっぱい ArgoCDとは
• 導入が簡単 ◦ 運用はしっかり考える必要がありそう • Argo Projectのツールをすでに使っている ◦ Argo Rollouts
• 高機能なGUI ◦ デモサイト:https://cd.apps.argoproj.io/applications ◦ マニフェストのeditもGUIからできる • Sync(Gitリポジトリとk8sを一致させること)を細かく設定できる なぜArgoCDか?
• Application ◦ ArgoCDが管理する対象 ◦ GitHubのリポジトリなどを指定する • Project ◦ 自由にProjectを切ることができる
• Resource Hooks ◦ SyncのPhaseをフックに色々実行できる • Self Heal ◦ 手動でリソースが変更された場合に Gitの状態に戻す ◦ 使わないことも可能 • リソースの一部を管理から外すこともできる ◦ 例:Deploymentのreplicasを外せばHPAがreplicasを書き換えても怒られない ArgoCDの概要
• Hook(Sync Phase) ◦ PreSync ◦ Sync ← 通常ここで実行される ◦
Skip ◦ PostSync ◦ SyncFail • Sync Wave ◦ 各Phaseの中でのapplyする順番 ◦ Sync ▪ Sync Wave: 1 ▪ Sync Wave : 2 ← 1, 2の順番でapplyされる どれも各リソース(e.g. Deployment)にannotationで設定できる Resource Hooks 差分を取得 apply Sync
マイグレーションの自動化ができる PreSync:マイグレーションJobをapply、実行 Sync:通常のアプリケーションをapply Resource Hooksで何ができるのか? 注意点 • この構成の場合マイグレーションは常に実行される
• 2つのRevert PR ◦ ManifestとApplication両方にRevertが必要 ◦ argocd-image-updaterもあるけどCIのメリットがなくなる • マイグレーションするかしないかを設定 ◦
個別にJobをSyncするとかでできなくはない ◦ ほぼ常にJobがOutOfSyncになる ArgoCDで大変そう(?)なこと
• Kubernetes上でGitOpsを実現するCDツール • リッチなGUIがある • Sync PhaseとSync Waveを組み合わせることで、マイグレーションの自動 化も可能 •
Self Healで常にGitの状態に合わせることができる • リソースの一部を管理から外すことでHPAも使える • 一方でRevert PRが複数必要になるなどの懸念点もある ArgoCDまとめ
まとめ • GitOpsはGitをSingle Source of TruthとしたCD手法 • ArgoCDはGitOpsをKubernetes上で実現するためのCDツール • 導入する場合は運用が大きく変わるのでみんな理解しているとよさそう
• Guide To GitOps • ArgoCDドキュメント • ArgoCDデモサイト • argocd-notifications
• 5 GitOps Best Practices • ArgoCDに入門する 参考リンク