Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Nuxt.jsとFirebaseで 2日間でWebアプリを作った話
Search
Daichi
May 13, 2019
Programming
1
660
Nuxt.jsとFirebaseで 2日間でWebアプリを作った話
2019年5月13日に行われたv-sendai #1で使用したスライドです。
Daichi
May 13, 2019
Tweet
Share
More Decks by Daichi
See All by Daichi
◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯を使って簡単なゲームを作ってみた
kandai
0
1.3k
マージンを使わずに Webサイト構築してみた
kandai
0
3.2k
Jamstackの実案件で躓いたことや工夫したこと
kandai
0
1.5k
OpenAPIを使ってAPIドキュメントとモックサーバーを良い感じにした話
kandai
3
3.4k
WordPressサイトをNuxt.js × microCMSのJAMstack構成にリニューアルした話
kandai
1
1.6k
ブラウザの新しいAPIで遊んでみる
kandai
1
1.4k
Gridsome × Headless CMSでJAMstackなWebサイトを作る
kandai
1
1.1k
Media Session APIを使ってPWAの音楽プレイヤーを作る
kandai
0
540
CSS組版で技術書を作った話
kandai
0
410
Other Decks in Programming
See All in Programming
ニーリーにおけるプロダクトエンジニア
nealle
0
690
A2A プロトコルを試してみる
azukiazusa1
2
1.3k
ふつうの技術スタックでアート作品を作ってみる
akira888
0
220
GitHub Copilot and GitHub Codespaces Hands-on
ymd65536
1
130
Deep Dive into ~/.claude/projects
hiragram
10
2.1k
AIプログラマーDevinは PHPerの夢を見るか?
shinyasaita
1
180
Rubyでやりたい駆動開発 / Ruby driven development
chobishiba
1
520
新メンバーも今日から大活躍!SREが支えるスケールし続ける組織のオンボーディング
honmarkhunt
1
220
deno-redisの紹介とJSRパッケージの運用について (toranoana.deno #21)
uki00a
0
160
Go1.25からのGOMAXPROCS
kuro_kurorrr
1
830
すべてのコンテキストを、 ユーザー価値に変える
applism118
2
1k
既存デザインを変更せずにタップ領域を広げる方法
tahia910
1
260
Featured
See All Featured
Faster Mobile Websites
deanohume
307
31k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
PRO
181
53k
BBQ
matthewcrist
89
9.7k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.4k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
30
2.1k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
10
670
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
252
21k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.8k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
3.9k
Building an army of robots
kneath
306
45k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
720
Transcript
2019.05.13 v-sendai meetup #1 Nuxt.jsとFirebaseで 2日間でWebアプリを作った話
TAM.inc フロントエンドエンジニア 菅家 大地 / Daichi Kanke 自己紹介 •
福島→宮城(6年)→東京と埼玉(10年)→宮城(New!) • デザイナー(異業種)→Webデザイナー→エンジニア • 普段はWebサイトやWebアプリのフロント全般 • v-sendai発起人 • PWA Night / Monaca UG運営 • フロントエンド仙台一緒にやる人いませんか?
• 世界7箇所(6ヶ国)に拠点を持つデジタルエー ジェンシー • 「勝手に幸せになりなはれ」という文化 • 「組織」ではなく「個人」にフォーカスした働き方。 菅家は東京のチーム所属で仙台のenspaceさん を借りてリモートワーク中 •
技術ブログのTipsNote見たことあるかも? TAM?
• 何を作ったか • 使っている技術と仕組み紹介 • 苦労ポイント • 作ってどうだったか アジェンダ
何を作ったか
宮城県といえば?
None
アラバキ2019のマイタイムテーブルの作成・共有ができるWebアプリ「タムテブ」 https://tamutebu-arabaki2019.firebaseapp.com/
なんで作ったか • 周るステージをメモれると便利なのでは? • フェス好きはきっとわかってくれる マイタイムテーブルを作るという楽しみ • さらにそれを共有したいという人はいそう • 新しい技術を試す機会として
• ためてぼ天国が息をしていなかったので • 今回のネタがほしい
リリースまでの道のり • 4月上旬にこういうの作ろうと思う • 1週間前くらいにリリースしようと思う • 現実はそんなにうまくいかない • 実際はフェス前に突貫で制作 •
なんとか2日間で制作・リリースまでできた (NuxtとFirebaseの知識はある程度あった)
技術紹介
Firebase Hosting Cloud Firestore 構成 フロントエンド バックエンド Vue.js Nuxt PWA
Nuxt.js? • Vue.js アプリケーション開発のためのフレームワーク • Vue.jsのサーバーサイドレンダリング用のフレームワークとして、React.jsベー スのSSR用フレームワークであるNext.jsに触発されて開発 • Vue.jsのアプリケーション開発をしやすいディレクトリ構造や、 ファイル構造に沿って自動的にルーティングしてくれる機能など、
開発するうえで便利な機能がたくさん入っています
Firebase? • Googleが提供するmBaaS。mBaaSとはモバイルアプリ開発の バックエンド側のインフラを提供するサービス。 • DB・ホスティング・ストレージ・認証など、 アプリ開発に必要な機能が豊富に揃っている • jsでアクセスするのでフロントのエンジニアでも実装しやすい •
無料で始めることが可能
ページテンプレート タイムテーブル作成画面 pages/index.vue 共有タイムテーブル pages/s/_id.vue
json 2日分の ・ステージ ・出演者 の情報をjsonで作成して、アプリ ケーションに渡すようにする (json作成は手作業…) タイムテーブルの表示
v-forでステージ・出 演者情報をループさ せてHTMLを生成 選択されてる日で データ切り替え computed template タイムテーブルの表示
json 出演者情報に開始時間とステージ の出演時間を持たせる position:absolute で配置。 上記のデータを使い計算してスタイ ルを付与。スタイルのバインディング めっちゃ便利。 (1時間のマスは90pxで実装) 位置の計算
methods
select という要素の状 態をクリックで切り替え る select が true なら、 isSelected のクラスが
付与されるように methods template 選択状態にする
選択時にローカルスト レージを更新する ローカルストレージに データがなければ用意 していたjsonをajaxで 取得しにいく ローカルストレージに保存する(初期 + データに変更があった時) mounted
methods
共有機能 • 「タイムテーブルを共有(更新)」のボタン押下でローカル ストレージのjsonごとFirestoreに保存する (まるごと保存するという雑な実装…) • IDが発行されるので、URL + ID で固有のURL作成。
Nuxtで /pages/s/_id.vue というファイルを作るだけで ルーティングしてくれる!簡単! • SNSの共有機能は各SNSのシェア用のURLを生成
共有機能
こだわりの全体表示 jsで無理やりviewportの値を変 更することで実現
PWA化する PWAとは… • ホームスクリーンに追加することで ネイティブアプリのようなUIを実現できる • 高速に起動する • オフラインでも動作可能 •
プッシュ通知利用可能(現状はAndroidのみ)
Nuxt.js の PWAモジュールを使ってPWA化 • Nuxt.jsにはNuxt PWAというモジュールが用 意されていて、これを有効化するだけで良い感 じにPWA化してくれる • タムテブも有効化してアプリ名などの
設定をしただけです
苦労ポイント
アプリのネーミング • 検索すると既にいろんな場面で使われていたり するので、とりあえず思いついたら検索してみる • 横文字への憧れが邪魔をする • 開発で一番時間を使ったかもしれない • 時間があれば何案か考えて周囲の人に聞いてみたりしたかった
デザインやUI • 見た目はどこまでもこだわれるので時間がかかってしまう • VuetifyなどのUIフレームワーク使う? • 今回は要素が少ないので必要なさそう • フレームワークは意外と学習コストかかる •
今回は最低限の見た目を整えてリリース
機能をできるだけ絞った • 個人で色々考えてると夢が広がりがち • 実際、色々考えていたしこれはやりたいって機能もあった • 目標が高すぎると挫折もしやすい • どーせそんなに使われないし(笑) •
一番怖いのはリリースしないで終わる
作ってどうだったか
自分がめちゃくちゃ使った • はじめに思った通り(思った以上に)便利だった • 夜までやってるけど暗くなっても見れる • 今回は1グループでパンフレット1部だった • 仲間内でも好評。UIの改善要望まで出てきた •
自分がほしいものを作れるって楽しい
他の人にどれくらい使ってもらえたのか • GAで見ると100人弱 • 直接リプライくれたり、作っ て共有してくれてる人も少 しいた • 当たり前だけど、 使ってもらえると嬉しい
今回のまとめ(感想) • Nuxt.jsを使うと環境構築の手間が少なく開発を始めるのが簡単 • Firebaseも無料で始められて組み込みやすいのでおすすめ • 自分が使うものを作るのは楽しい。使われるとさらに嬉しい • 最後までやりきるために締め切りとプレッシャーがあると良い
宣伝 • 実践PWAという本を書いて、 技術書典6で販売しました • 電子版はBOOTH or KindleでPWAで検索 • 見本を持って来てるので読みたい人は
声かけてください
ご静聴ありがとうございました