Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
今日から始めるチームワーク
Search
Kozo Taira
October 08, 2025
0
170
今日から始めるチームワーク
JBUG東京#29 Backlogで実現する、健康で文化的な最低限度のチームワーク
https://jbug.connpass.com/event/368898/
Kozo Taira
October 08, 2025
Tweet
Share
More Decks by Kozo Taira
See All by Kozo Taira
PM視点で見る、デザイン組織と共走の変遷
kozotaira
0
120
プロジェクトをデザインする
kozotaira
0
35
Backlogに登録するタスクの大きさについて
kozotaira
0
290
クライアントワークにおける UXリサーチの実践
kozotaira
1
810
ノンデザイナーがUI/UXディレクションをする際に心がけていること
kozotaira
0
37
Featured
See All Featured
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
95
14k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
19
1.2k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
23
3.7k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
900
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
54
3k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
238
140k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
252
21k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
37
2.6k
Transcript
今日から始めるチームワーク 平 光蔵 / i3DESIGN Co., Ltd. 2025.10.8 JBUG東京#29
自己紹介 2 株式会社アイスリーデザイン ゼネラルマネージャー 平 光蔵 クライアントワークでのWebアプリ・モバイルアプリの UI/UXディレクションおよびプロジェクトマネジメント 業務、組織マネジメントを担当。 ※発表内容は個人の見解であり、会社としての公式見解ではありません。
@tckw_flt
Backlog利用歴は約10年 3 「期限日」「マイルストーン」「担当者」といった プロジェクトマネジメントの概念はBacklogで学びました
今日話すこと(アジェンダ) チームワークとは? チームと集団の違い 効果的なチームワークの条件 チームの構成要素 現実の難しさ 忙しい日常業務 認識齟齬による問題 コミュニケーションの課題 今日からできること
Backlogを活用した認知負荷軽減 心がけるマインドセット チームワーク向上のヒント 1 2 3 3
きっかけ(発想の源泉) 4
「チーム」とは、なんなのか 4
チームと集団の違い チームは「目的を持って協力し合う」集団 6 集団 バラバラの目標・行動 チーム 同じ方向に進む集団 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」
↘︎ → ↗︎ ↗︎
7 チームワークの構成要素 チームワークの構成要素 他メンバーと協働して起きる相互作用が「チームワーク」 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」 態度 認知 行動
メンバーの意識・姿勢 (心理的安全性など) チーム・プロセス (タスクの進行・協働など) 知識の共有・活用 (共有メンタルモデルなど)
9 良いチームワークの条件 生産出力(量・質・スピード) 存続可能性(良好な関係・活力維持) メンバー満足度(成長・学び・やりがい) 参考)岡山大学 三沢 良「チームワークとその向上方策の概念整理」
現実の難しさ 8
11 現実の難しさ モチベはあるし、 やるべきこともわかっている
9 現実の難しさ 会議、資料、レビュー、会議、会議、会議… 「走りながら進める」のは、なかなか難しい
10 実際にあったこと 忙しい中のテキストコミュニケーション 「〇〇します」を「都合の良い解釈」に 気概やモチベでは解決できない現実に直面
現実を受け止め、何ができるか 12 それでも、プロジェクトは続く
今日からできること 11
13 「わかり合えない」を受け入れるところから再出発
17 再出発のキーワード:「認知負荷」 「認知負荷」を下げる 認知負荷とは... 脳が情報を処理するときにかかる負担のこと。 過剰な認知負荷は↓に繋がる コミュニケーションの齟齬 ミスの増加 疲労とストレス 「伝わりにくいポイント」を見つけて減らすことを意識
18 例)認知負荷が高い記載の仕方(あくまでサンプルです)
16 認知負荷を減らす、Backlogの活用
20 (前提)サル先生の「入門編」は(改めて)PJ関係者全員に見てもらう 基本の使い方、考えの共通認識を合わせる工夫をする
14 目的、目標の明記 課題テンプレートで「目的」「目標」を追加することで、「何のための仕事か」を明確化する ※項目は最小限にして登録のハードルを上げない
23 役割分担、担当の明記 WIKIに「RACIチャート」を用いて、あいまいになりがちな役割分担、責任者を明確化する
24 「期限日」「状態」「マイルストーン」は週次のMTGで棚卸しする backlog.com より KPTによる振り返りを実施して、 次週のアクションに繋げる つねに情報登録、メンテナンスがされていることが望ましいが、チームメンバーで棚卸しの場を設ける
25 アイコンのパーソナライズ (デフォルトアイコンも様々な種類がありとても良いのですが)極力ユニークなアイコンにするよう依頼 ↑人が増えたタイミングなどで定期的に案内を実施
17 スターできちんと「感謝」を伝える ルールを強制、監視するのではなく 「感謝」を伝える(スターの活用) 定着そのもの以上に「チームが良い状態」になることを意識 39(サンキュー)、11(いいね)など
27 もちろん、それでも、うまくいかないことはある
28 リレーの「バトンゾーン」に我々はいる 明確に分担しても“あいまい”な部分は残る だからこそ、歩み寄って解決策を探ること が大事
今日からできること 28 目的・目標を明記する 役割を明確にする 期限を棚卸しする スターで感謝を伝える
認知負荷を下げる工夫をする
小さな工夫で、チームワークを 育てることはできる
ご清聴ありがとうございました!