日本記号学会内の研究会「情報技術とプラグマティズム研究会」の第三回公開セッション「貨幣としてのイメージ/資本としてのイメージ:もう一つの写真記号論に向けて」での、「Viewのインデキシングをめぐって」と題した問題提起のスライド。
メディア研究における物質的な痕跡としてのインデックス概念に対して、ロザリンド・クラウスによる「写真の言説空間」の議論をもとに、多様な言説空間内での写真のインデキシングという問題があることを指摘。その上で、Viewを記録する目的として取られた写真がアーカイブ的実践の関数として機能することを踏まえた上で、立体眺望図の出版というプロジェクトが、現代ではGoogle Street Viewによって発展的に継承されているのではないかと指摘する。