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自動化基盤・iPaaS導入のプラクティス

 自動化基盤・iPaaS導入のプラクティス

ハリール(株式会社ナレッジワーク / コーポレートIT )
https://x.com/cazziwork

Business Technology Conference Japan 2024(2024/10/12)での登壇資料です。
https://btcon.jp/2024/sessions/9

これまで複数の組織で自動化基盤を導入してきた経験をもとに、新たに自動化基盤を導入する上でリスクを最小化するためのルール整備や、従業員への啓蒙・教育活動、利用状況のモニタリングといった実践的な導入プラクティスをご紹介します。

• 導入企画と運用ルール
• オンボーディングと啓蒙・教育
• 利用状況モニタリング

また、AIを活用することでもたらされるさまざまな効果についても、具体的なTIPSと共にご紹介します。

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Transcript

  1. © Knowledge Work Inc. 4 エンジニアとしてパッケージ開発や研究開発部門を経験後、 2020年からは主にスタートアップ企業のコーポレートエンジニア として社内の自動化を担当。 2024年4月から現職。 “できる喜びが巡る日々を届ける”をミッションに、現在は営業向

    けのセールスイネーブルメントクラウドである ナレッジワーク を 展開。 We Are Hiring:https://kwork.studio/recruit-product 自己紹介 株式会社ナレッジワーク コーポレートIT ハリール
  2. © Knowledge Work Inc. 7 出典:ノーコード総研 「様々なサービスを連携させ、手軽に業務の自動化を実現できる Zapierとは」 iPaaSとは 業務自動化を実現するための

    ”既存サー ビス”と”システム開発”のそれぞれのメリッ トを組み合わせ課題を解消できるのが iPaaS。 さまざまなSaaSを簡単な操作で接続し業 務自動化を実現できるプラットフォーム。
  3. © Knowledge Work Inc. 13 Zapierを推した理由 1. ノーコード・ローコード・プロコードまでカバーしており実現できないことはない(と 言っても過言ではない) 2.

    国内でも一定の利用者がいることから、知識の可搬性があり習熟することのメ リットがある 3. 組織規模と業務要件から、他サービスと比較して最もコストパフォーマンスが高い 選定するサービスについて
  4. © Knowledge Work Inc. 21 ワークフローを活用して自動で定点観測 1. 利用状況のレポートを確認し、特異な データがないか(突発的なスパイクなど) をチェック。早めに担当者に確認してリ

    スク検知。 2. Appへのコネクションが切れたまま放置 されていないか、ある場合問題になって いないかをチェックし声掛け。 モニタリングについて
  5. © Knowledge Work Inc. 23 オンボーディングでの活用例 コミュニケーション チャンネル作成 ライセンス準備 カスタム属性設定

    チャンネル作成は手動で実施 命名規則が明文化されておらず実 施者によるバラツキや誤りあり 入社者の属性は入社タスク DBに投 入し後続処理は属性に応じて規則 的な処理を 代理店経由での調達は都度メール を作文して送信 対象サービスと必要数をフォームで 入力してメール自動送信 ユーザーのカスタム属性などは都度 手作業で設定 入社タスクDBの値をもとに全自動で 設定 Before After
  6. © Knowledge Work Inc. 24 効果 定量 定性 副次 導入から3ヶ月で月間

    3,200のタスクが実行中。 1タスク1分で単純計算すると約 53時間(=月に約 6.5日)の効率化に! 属人的な業務が排除されることによる 心理的負担軽減 プロセスが最適化され自動化が自動化を呼ぶサイクルへ