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開発2日間!MCPを導入した 新サービスの裏側 2025/06/04 - Behind the...

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June 04, 2025
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開発2日間!MCPを導入した 新サービスの裏側 2025/06/04 - Behind the Scenes of Our New Service with MCP Implementation - 2 Days of Development! June 4, 2025

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June 04, 2025
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Transcript

  1. © 2024 Findy Inc. 挑戦するエンジニアの プラットフォームをつくる。 ビジョン つくる⼈がもっとかがやけば、 世界はきっと豊かになる。 経営理念

    会社概要 会社名 ファインディ株式会社 / Findy Inc. 代表取締役 ⼭⽥ 裕⼀朗 設⽴ 2014 年 2 ⽉ ※ 本格的な事業開始は2016年7⽉ 社員数 340 名 資本⾦ 18 億 5,043 万円 ※ 資本準備⾦含む 住所 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階 事業許可番号 13-ユ-308478 サービス ‧ スカウト型リクルーティングサービス「Findy」 ‧ ハイスキルな業務委託エンジニア紹介サービス「Findy Freelance」 ‧ エンジニア組織⽀援SaaS「Findy Team+」 ‧ 開発ツールに特化したレビューサイト「Findy Tools」 投資家 グローバル‧ブレイン、ユナイテッド、SMBCベンチャーキャピタル、KDDI、JA三 井リース、みずほキャピタル、博報堂DYベンチャーズ、Carbide Ventures、等
  2. © Findy Inc. ファインディが展開するエンジニアプラットフォーム サービス紹介 ToC / ToB 正社員エンジニアの採⽤ 約12万⼈のエンジニアと880社以上のテッ

    ク企業をマッチング。 マッチングサービス フリーランスエンジニアの採⽤ 5万⼈以上のフリーランスエンジニアの成 功報酬型の⼈材紹介サービス。 外国籍エンジニアの採⽤ インドを中⼼とした海外のハイスキルエン ジニアと⽇本企業をマッチング。 SaaS / ToB エンジニア組織の⾒える化 GitHubやJiraを解析し、エンジニア組織の ⾒える化と⽣産性向上をサポート。 組織分析SaaS ToC / ToB 開発ツールのレビューサイト 実際に利⽤している企業の声を元に、開発 ツールの導⼊や検討に必要な情報を集約。 企業の技術選定をサポート。 開発ツールメディア ※ 各種数値は、2024年6月時点のFindy転職、Findy Freelance、Findy Team+、Findy Globalの4サービスの累計での社数及び登録者数です。 
   なお、1社又は1名の方が複数のサービスに登録している場合は、そのサービスの数に応じて複数のカウントをしています。 β版 9
  3. © Findy Inc. 14 今⽇伝えたいこと • 「まずはやってみましょう!」 • UIを捨てたら、開発が10倍速になった •

    実際に2⽇でサービスを作り、期待の10倍以上の⽅に登録 いただけるサービスができた
  4. © Findy Inc. 15 今⽇伝えたいこと • 「まずはやってみましょう!」 • UIを捨てたら、開発が10倍速になった •

    実際に2⽇でサービスを作り、期待の10倍以上の⽅に登録 いただけるサービスができた • UIがなくてもサービスは作れるし、スピードを伴って新し い検証の仕⽅ができるようになった
  5. © Findy Inc. 22 Findy AI+ というサービスをリリース • Findy AI+はエンジニアのAI活⽤状況を可視化するサービス

    • α版でリリース • 対応しているツール ◦ GitHub Copilot ◦ Devin ◦ Codex
  6. © Findy Inc. 23 Findy AI+ というサービスをリリース • Findy AI+はエンジニアのAI活⽤状況を可視化するサービス

    • α版でリリース • 対応しているツール ◦ GitHub Copilot ◦ Devin ◦ Codex • 2⽇で最初の機能をつくり、リリースができた
  7. © Findy Inc. 24 Findy AI+ というサービスをリリース • Findy AI+はエンジニアのAI活⽤状況を可視化するサービス

    • α版でリリース • 対応しているツール ◦ GitHub Copilot ◦ Devin ◦ Codex • 2⽇で最初の機能をつくり、リリースができた • MCPのユースケースをBrantが来⽇した時に⾒せてくれて、そこ でアイディアが湧きました
  8. © Findy Inc. 25 Findy AI+ というサービスをリリース • Findy AI+はエンジニアのAI活⽤状況を可視化するサービス

    • α版でリリース • 対応しているツール ◦ GitHub Copilot ◦ Devin ◦ Codex • 2⽇で最初の機能をつくり、リリースができた • MCPのユースケースをBrantが来⽇した時に⾒せてくれて、そこ でアイディアが湧きました ◦ 複雑な管理画⾯も、きれいなUIもない
  9. © Findy Inc. 26 Findy AI+ というサービスをリリース • Findy AI+はエンジニアのAI活⽤状況を可視化するサービス

    • α版でリリース • 対応しているツール ◦ GitHub Copilot ◦ Devin ◦ Codex • 2⽇で最初の機能をつくり、リリースができた • MCPのユースケースをBrantが来⽇した時に⾒せてくれて、そこ でアイディアが湧きました ◦ 複雑な管理画⾯も、きれいなUIもない ◦ チャットでやり取りするとすべて完結する
  10. © Findy Inc. 37 なぜやるべきか • ⼀番は「今やらないといけないと思ったから」が⼤きい • データを集めたり、事例を集めている時間はない ◦

    エンジニアの仕事がなくなると⾔われている中で、トラ イしてみよう • とりあえず1週間分の⼯数なら博打で成果0でも次のチャレ ンジするべきタイミングがわかるはず
  11. © Findy Inc. 42 決めたこと • MCPを使う • MCPを使えば‧‧‧ ◦

    細かい実装がAIで吸収される ◦ UIも吸収される
  12. © Findy Inc. 43 決めたこと • MCPを使う • MCPを使えば‧‧‧ ◦

    細かい実装がAIで吸収される ◦ UIも吸収される • であれば、即効でリリースして反応を伺ってみよう
  13. © Findy Inc. 44 決めたこと • MCPを使う • MCPを使えば‧‧‧ ◦

    細かい実装がAIで吸収される ◦ UIも吸収される • であれば、即効でリリースして反応を伺ってみよう • で、やってみた!!!
  14. © Findy Inc. 51 結果 • 想定の5-10倍くらいのユーザーの⽅に登録いただけた • 最初の週でほぼ達成 •

    ニーズも合い、反応も良かった • ⼀⽅、サービスの提供⽅法にはまだ課題がある
  15. © Findy Inc. 52 結果 • 想定の5-10倍くらいのユーザーの⽅に登録いただけた • 最初の週でほぼ達成 •

    ニーズも合い、反応も良かった • ⼀⽅、サービスの提供⽅法にはまだ課題がある ◦ MCPにうまく繋げないという課題が結構多かった
  16. © Findy Inc. 53 結果 • 想定の5-10倍くらいのユーザーの⽅に登録いただけた • 最初の週でほぼ達成 •

    ニーズも合い、反応も良かった • ⼀⽅、サービスの提供⽅法にはまだ課題がある ◦ MCPにうまく繋げないという課題が結構多かった ◦ クライアント側が発展途上でもあるからかな?
  17. © Findy Inc. 60 よかったこと • 2⽇間でスピード開発が完了できたこと • UIを開発しなかったので本質の欲しい機能だけ作れた ◦

    作業量50%カット ◦ 開発期間80-90%くらい短縮 ◦ チーム規模4⼈で完結 ◦ コストもバックエンドのサーバー費⽤のみ
  18. © Findy Inc. 61 よかったこと • 2⽇間でスピード開発が完了できたこと • UIを開発しなかったので本質の欲しい機能だけ作れた ◦

    作業量50%カット ◦ 開発期間80-90%くらい短縮 ◦ チーム規模4⼈で完結 ◦ コストもバックエンドのサーバー費⽤のみ • AI活⽤に積極的な⽅を中⼼によく使う⽅はサービスを使っ ていただけている状況
  19. © Findy Inc. 66 難しかった部分 • MCPサーバーを提供する上でのベストプラクティスがまだまだない ◦ ローカルMCP vs

    リモートMCP? ◦ どこまでロジック公開する? ◦ 認証基盤はみんなどうしている?
  20. © Findy Inc. 67 難しかった部分 • MCPサーバーを提供する上でのベストプラクティスがまだまだない ◦ ローカルMCP vs

    リモートMCP? ◦ どこまでロジック公開する? ◦ 認証基盤はみんなどうしている? • MCPを使った価値提供ってなんだろう?という企画の部分で悩んだ
  21. © Findy Inc. 68 難しかった部分 • MCPサーバーを提供する上でのベストプラクティスがまだまだない ◦ ローカルMCP vs

    リモートMCP? ◦ どこまでロジック公開する? ◦ 認証基盤はみんなどうしている? • MCPを使った価値提供ってなんだろう?という企画の部分で悩んだ ◦ MCPを使うと何が強みになるのかが頭でわかっていても実際にどう いうものがマッチしているかが思い浮かばない
  22. © Findy Inc. 72 振り返ってみて • 技術より意思決定が難しい ◦ 技術はある程度既存のものの組み合わせ ◦

    MCPを使ったサービスとしてのあり⽅がわからないの で、正しいのかどうかが不明
  23. © Findy Inc. 73 振り返ってみて • 技術より意思決定が難しい ◦ 技術はある程度既存のものの組み合わせ ◦

    MCPを使ったサービスとしてのあり⽅がわからないの で、正しいのかどうかが不明 • 少⼈数でも新しい価値は作れる
  24. © Findy Inc. 74 振り返ってみて • 技術より意思決定が難しい ◦ 技術はある程度既存のものの組み合わせ ◦

    MCPを使ったサービスとしてのあり⽅がわからないの で、正しいのかどうかが不明 • 少⼈数でも新しい価値は作れる ◦ ⼩さく価値を検証する、というのが⼤事
  25. © Findy Inc. 75 振り返ってみて • 技術より意思決定が難しい ◦ 技術はある程度既存のものの組み合わせ ◦

    MCPを使ったサービスとしてのあり⽅がわからないの で、正しいのかどうかが不明 • 少⼈数でも新しい価値は作れる ◦ ⼩さく価値を検証する、というのが⼤事 • スピードが最⼤の武器
  26. © Findy Inc. 76 振り返ってみて • 技術より意思決定が難しい ◦ 技術はある程度既存のものの組み合わせ ◦

    MCPを使ったサービスとしてのあり⽅がわからないの で、正しいのかどうかが不明 • 少⼈数でも新しい価値は作れる ◦ ⼩さく価値を検証する、というのが⼤事 • スピードが最⼤の武器 ◦ 少⼈数で開発コストもかかりにくいので、スピードが出 せる
  27. © Findy Inc. 83 伝えたいこと • 「百聞は⼀⾒にしかず」「まず作ってみる」 ◦ リリースしてユーザーの反応を⾒てみないとわからない ▪

    ユーザーがどこでつまづくのかもわからない ◦ どこが難しいかも体験してみないとわからない
  28. © Findy Inc. 84 伝えたいこと • 「百聞は⼀⾒にしかず」「まず作ってみる」 ◦ リリースしてユーザーの反応を⾒てみないとわからない ▪

    ユーザーがどこでつまづくのかもわからない ◦ どこが難しいかも体験してみないとわからない ▪ ⼀回やってみると全然別世界になる
  29. © Findy Inc. 85 伝えたいこと • 「百聞は⼀⾒にしかず」「まず作ってみる」 ◦ リリースしてユーザーの反応を⾒てみないとわからない ▪

    ユーザーがどこでつまづくのかもわからない ◦ どこが難しいかも体験してみないとわからない ▪ ⼀回やってみると全然別世界になる ◦ まずはやってみてください