Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

AIで仕事のやり方を変える

 AIで仕事のやり方を変える

Avatar for Kentaro Matsumoto

Kentaro Matsumoto

September 09, 2026

More Decks by Kentaro Matsumoto

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 3つの事例 事例 1. タッグ開発Night 2. 発信物レビュー 3. Skill 配布 何が当たり前になったか

    非エンジニアが Pull Request を出す レビューは Slack に本文を貼るだけで受ける 共通のスキルの最新版を使う 仕組みを作っても、使われなければ意味がない。 3つとも「どう使われるようにしたか」を中心に話します。 © 2026 estie, Inc. 2
  2. 事例1: タッグ開発Night VoC(顧客の声)に最も近い人が自らプロダクトに手を入れられるようになれば、仮説検証のサイクルは何 倍も速くなるのではないか。 BizDev・PM・UI デザイナーなどの非エンジニアが AI を活用してコーディングし、エンジニアがタッグを 組んで支援する社内イベント。2026年2月、デザインエンジニアの kkaru

    が企画・運営した。 狙い Discovery と Delivery の機会を10倍にする 非エンジニアとエンジニアがペアを組む。題材を事前に決め、開発55分、各ペア3 形式 分で成果発表、その後ふり返り 初回の結果 13ペアが参加。後日 10件以上の PR がマージ、社内向け Chrome 拡張2つ © 2026 estie, Inc. 3
  3. なぜ「タッグ」なのか エンジニアが代わりに作るのでも、Opsメンバーが1人で挑むのでもなく、ペアで取り組む理由。 1. Opsメンバーが VoC を起点に、自らプロダクトを改善できるようになる 顧客の声を聞いた人が、その日のうちに手を動かせる 2. その視点を Pull

    Request として受け取れるようになる 口頭の「お願い」が diff になり、プロダクト改善の方向がいっそう鮮明で多角的になる 3. Opsメンバーが実装上の制約を肌で感じ、仕様策定の質が上がる 「なぜすぐできないのか」を体験として理解できる © 2026 estie, Inc. 4
  4. ルールが肝 ルール 狙い 題材は依存が少なく、失敗しても影響 既存機能の軽い改善。1ファイル・1画面・1API が限定的なもの アウトプットは PR 1つ以上 +

    動作確認 「動くもの」と「説明」までを1セットにする 用 URL + 口頭紹介3分 開発時間は55分 短いが、スコープを小さく切る強制力として機能した エンジニアはコード・プロンプトを書 手を動かすのは非エンジニア+AI。質問対応と安全面の助言だけ かない イベント中の PR マージは禁止 後日レビューを通してから判断する 機密情報をプロンプトに入れない 安全側に倒す Devin(AI コーディングエージェント)で開発し、Preview 環境で動作 GitHub アカウントは不要 確認 © 2026 estie, Inc. 5
  5. 2回目・3回目を私が運営 育休から戻ってきたら、すごい社内イベントが開催されていた。ただ、参加できなかった人もたくさんい る。Devin を使うことを浸透させたい。そう思って再開催した。 回 日時 規模 第2回 2026年7月21日 夜

    10ペア 第3回 2026年8月4日 昼 11ペア 初回のふり返りから変えたこと 「プロダクト・リポジトリ・データ」対応表を配り、「どこに指示する?」で詰まらないようにした Preview 環境を早めに立ち上げておく。Build 待ちが最大のボトルネックだった © 2026 estie, Inc. 6
  6. さらに開催 2026年8月14日、別のメンバーがさらに参加出来なかったメンバーを集めて「タッグ開発 Afternoon Tea」 を開催した。私は関わっていない。 その後も、BizDev のメンバーが Devin を使い続けている。 顧客向け機能の改善を

    Preview 環境で作り、顧客にデモ 新機能を試作し、顧客の要望をヒアリング 事業本部 本部長から「細かい改善は BizDev で PR を出すのを文化にする」宣言 © 2026 estie, Inc. 8
  7. 人力 → ツール → Skill → Slack で発火 段階 人力

    ツール Skill Slack で発火 何があったか 時期 技術広報と広報が公開前にレビューする運用。観点は担当者の中で整理 従前から されていた textlint(校正ツール)で表記チェックを自動化。ただしレビュー担当者 従前から が手元で動かす形だった 「この資料をレビューして」の一言で Claude Code がチェックリストと textlint でレビューし、Canvas で共有。誰でも手元の AI で走らせられ 2026年3月 る Claude Tag(Slack 上の Claude)に同じリポジトリを参照させ、チャン 2026年7月 ネルに本文を貼るだけでレビューが返る。広報も同スレッドで確認 Skillまでは既存業務の自動化。Claude Tag導入で依頼の仕方が変わった。 © 2026 estie, Inc. 10
  8. レビューのたびにルールが育つ 資料を配置 → Claude が レビュー → Canvas で共有 →

    修正・ コメント → 学びを抽出 → rules/ を更新 取り入れなかった指摘も、理由ごと rules/ に戻す。次のレビューはその分だけ賢くなる。 やり取りが Slack チャンネルに移り、誰がどんな指摘を受けてどう直したかが全員に見える。レビューの観 点が、人間にも浸透する。 © 2026 estie, Inc. 11
  9. 事例3: Skill をどう配るか estie は全社で Claude を使っている。エンジニアがどんどん追加する場と、Ops 標準として組織的に運用する場は、 リポジトリから分けた。 観点

    共有plugin Ops標準plugin 対象 主にエンジニア?Ops向けもあり Ops(営業・CS) Claude Code の marketplace から各自が入 管理者が claude.ai 管理画面からプラグイ 配布経路 れる ン配信(GitHub 連携で自動更新) Ops のタスクフォースが精査し、承認制で 運用 誰でも PR を出せる 更新。標準を絞る 始まり 2025年12月 2026年8月、17件の棚卸しから © 2026 estie, Inc. 12
  10. Ops のスキルは Ops が作る Ops メンバーのタスクフォースでスキルを精査し、承認制で更新するルールにした。承認後に SWE が配布 処理をする。 業務の場面

    スキルがすること 商談の前 公開情報から企業の概要と課題の仮説を整理する 商談の後 書き起こしから議事録の下書きを作る 顧客向け資料 社内フォーマットに沿って資料の下書きを作る 担当の引継ぎ 顧客とのやり取りから引継ぎ資料をまとめる © 2026 estie, Inc. 16