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まつもとりーのこれまでとCOGNANOのこれから

 まつもとりーのこれまでとCOGNANOのこれから

まつもとりーのこれまでとCOGNANOのこれから

エンジニア文化祭 2023
https://forkwell.connpass.com/event/272596/
『CTO名鑑 出張企画 ー “取締役CTO” としての ”matsumotory”』
まつもとりー氏

取締役CTOとしてのCOGNANOでの取り組みと目指す世界

株式会社COGNANO取締役CTO松本亮介

まつもとりー
@matsumotory
Ryosuke Matsumoto

MATSUMOTO Ryosuke
PRO

March 03, 2023
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Transcript

  1. C O G N A N O 🦙
    C O G N A N O 🦙
    まつもとりーのこれまでと
    COGNANOのこれから

    取締役CTOとしてのCOGNANOでの取り組みと目指す世界


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  2. C O G N A N O 🦙
    株式会社COGNANO 取締役CTO 松本亮介

    1. 京都大学博士(情報学) 研究者
    2. さくらインターネット研究所 研究者/マネジメント
    3. COGNANOでの役割と取り組みと今後
    2

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  3. C O G N A N O 🦙
    1. 京都大学博士(情報学) 研究者

    - クラウドコンピューティング・ホスティング技術・インターネット技術

    - クラウドやインターネットを構成する要素技術の研究開発 

    - 博士論文: Webサーバの高集積マルチテナントアーキテクチャに関する研究

    - 京都大学の情報学は,自然および人工システムにおける情報に関する学問領域で
    ある。

    - ref: https://www.i.kyoto-u.ac.jp/introduction/informatics.html

    3

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  4. C O G N A N O 🦙
    京都大学の情報学とは

    4
    - 対象: 情報学は,複雑で動的に変化するシステムにおける,情報の生成,認識,表
    現,収集, 組織化,最適化,変換,伝達,評価,制御を対象とする。

    - 手法: 情報学は,人文学,社会学,認知科学,生物学,言語学,計算機科学,数理
    科学, システム科学,および通信工学的な側面を持つ。

    - 位置付け: 情報学は,人文社会科学や自然科学の領域と相互に密接な関係を持
    つ。 情報学は様々な分野からの寄与を得て発展し,情報学もまた様々な分野の更
    なる発展に貢献する。

    - 人間と社会へのインターフェイス,数理モデリング,および情報システムは,京都大
    学情報学の3本柱を構成する。

    - ref: https://www.i.kyoto-u.ac.jp/introduction/informatics.html


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  5. C O G N A N O 🦙
    2. さくらインターネット研究所 研究者/マネジメント

    5
    - 引き続き、インターネット基盤技術に関する研究開発

    - より実践に近いプロダクトに近い研究開発や必要な要素技術のソフトウェア化 


    - 研究所全体の組織設計・人事評価採用・マネージメント・技術広報

    - 研究開発が会社経営や社会にどう貢献するかについて役員に説明

    - 時には新しいプロダクトを統括して役員と連携


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  6. C O G N A N O 🦙 6
    https://speakerdeck.com/matsumoto_r/

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  7. C O G N A N O 🦙
    と、ここで唐突に抗原と抗体の(超)概要

    7
    ● 抗原とは、とあるウイルスが持つ特有のタンパク質

    ● 抗体はその抗原に分子間相互作用によって「くっつく」

    ● くっつくことによって抗原の存在や量を調べたり、くっついてから攻撃できたりする

    ● 抗原・抗体の設計図のようなDNAは情報化できる(厳密にはVHH抗体)

    ● 抗原・抗体、及び、体内のその存在や量などを分子情報と呼んでいる

    ● 応用として癌細胞の表面にくっつく抗体などもあり得る


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  8. C O G N A N O 🦙 8
    https://www.cognano.co.jp/about

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  9. C O G N A N O 🦙 9
    https://www.cognano.co.jp/about

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  10. C O G N A N O 🦙 10
    VHH抗体に対する情報技術による研究開発プロセス

    バイオ実験による
    データの抽出と選別
    された抗体の精度確

    機械学習・統計処理
    で必要な抗体の選別
    や学習モデルの開発
    (2)抗体を利用したパーソ
    ナルデバイスとプラット
    フォームの開発
    抗原・抗体の大量
    データの蓄積とラベ
    ル付
    (1)癌細胞や各種抗原に
    くっつく抗体の発見と創薬
    への貢献
    プロダクト化できる成果
    サイクルを回してデータの
    価値を高め続ける

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  11. C O G N A N O 🦙 11
    https://www.cognano.co.jp/news/statistical-
    mining-of-triple-negative-breast-cancer-sp
    ecific-nanobodies-from-alpacas
    (1)癌細胞や各種抗原にくっつく抗体の発見と創薬への貢献

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  12. C O G N A N O 🦙 12
    (2)抗体を利用したパーソナルデバイスとプラットフォームの開発

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  13. C O G N A N O 🦙
    3. これらを踏まえてCOGNANOでやっている・いくこと

    13
    - IT全般の知識とIT事業・プロダクトの知識からバイオ・ITのコラボ事業を見据えた経
    営戦略・研究開発戦略をCEOの伊村さんと練っていく

    - 社外でのCOGNANOの取り組み紹介やピッチにおいて、IT技術やITスタートアップ
    企業に基づく視点から共に登壇してサポートしていく

    - 経営をすすめるにあたって、並行して、先を見据えた持続的かつ変化に強い組織を
    破綻なく設計・構成していく

    - 癌シリーズや創薬、社内の仕組みなど、ITでブーストできる箇所や将来に向けてIT
    を利用する価値を経営視点で整理していく

    - 今のCOGNANO取り組みが進むことでITで実現できる新しい世界の絵を描く


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