Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Backlogの運用ルールをチームみんなで決めた話 / JBUG Osaka 2
Search
matsuo
October 10, 2019
How-to & DIY
2
1.4k
Backlogの運用ルールをチームみんなで決めた話 / JBUG Osaka 2
「JBUG大阪 #2 マネジメントを身近に感じて仕事に生かそう!」(2019.10.10)
発表資料です
https://jbug.connpass.com/event/148512/
matsuo
October 10, 2019
Tweet
Share
More Decks by matsuo
See All by matsuo
わたしと仕事とアジャイルコミュニティ / developers summit 2025
matsuoshi
0
830
「偏愛マップ」ワークショップ導入 / eccentric love map
matsuoshi
0
1.5k
Speaker Deck のURLをなんとかする / speakerdeck's url
matsuoshi
4
1.1k
モブプログラミングやってみた (PHPカンファレンス関西2018懇親会LT) #phpkansai / mobmob
matsuoshi
0
2k
俺とTrelloと終わらんタスク (DevLOVE関西 "個人のタスクマネジメント"のコツや悩みを話す場 資料) #devkan
matsuoshi
7
8.2k
カスタム・プロパティと cssnext #csstalk
matsuoshi
2
2.3k
「みんなではじめるデザイン批評」 DevLOVE関西 ビブリオバトル
matsuoshi
0
170
Yeoman で Gulp環境をさらっと作る / gulp+yeoman
matsuoshi
1
76
Other Decks in How-to & DIY
See All in How-to & DIY
How to create better speaker proposals
logico_jp
2
750
ラズパイカメラ向け ケーブル延長基板・ハウジングの開発
koheimasaki
PRO
1
230
アイデアをカタチにする、イマジニア
haruka_imgr
0
110
Snowflake WEST ユーザー会第2回「ハンズオンセッション」
mabokaneko0802
0
280
新婚19年目から学ぶ夫婦円満の正しい歩き方 / Life is beautiful
soudai
12
4.5k
AWS re:Invent 2024 re:Cap – AWS Community Perspective / JAWS-UG新潟
awsjcpm
0
120
バッドプラクティスから学ぶハワイアン航空で行く re:Invent
kentosuzuki
0
190
田中 is a new HelloWorld
akichika
1
300
Why did my proposals get rejected?
okuramasafumi
1
580
2025年03月02日 メイカーズながおかまつり での講演 「コミュニティベースでの製品開発ものづくりフェアの役割」
takasumasakazu
0
220
3ヶ月でできる! 探査機自作ゼミ教材自作入門
sksat
6
1.7k
CH32Vシリーズを楽しもう(74thの場合) / enjoy ch32v series
74th
1
730
Featured
See All Featured
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
349
20k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.4k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
30k
Facilitating Awesome Meetings
lara
53
6.3k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
522
39k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
28
2k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
80
8.9k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.3k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
Transcript
Backlog 運用ルールを チームみんなで決めた話 2019.10.10 JBUG 大阪 #2 まつおひろし @ tambourine.inc
自己紹介 松尾 浩志 @ tambourine.inc エンジニア, テクニカルディレクター, 認定スクラムマスター - JBUG
神戸に 幻 #0 から参加 - スクラム道関西 / スクラムフェス大阪 実行委員 - 過去に PHPカンファレンス関西 スタッフ, CoderDojo神戸 メンター など
もくじ 1. 何を作ったか 2. なぜ作ったか 3. どうやって作ったか 4. これです (紹介)
5. そ 後どうだったか 6. まとめ
1. 何をつくったか ↓ Backlog課題 運用ルール をつくりました
None
2. なぜ作ったか (背景)
とあるプロジェクトにて - メンバー全員リモートワーク状態 - 拠点が違う (東京オフィス, 大阪オフィス) - 自宅から (リモート)
も複数名 - 同期コストが高い、お互い 認識合わせが大変……
細かいズレが起きる - 中でもタスク 「見える化」 Backlog が拠り所 - Backlog 使いやすいツールだけど、人によって 使い方がズレてたら不要な混乱を生む
- ベテランでも、使用法 人それぞれだったり - リモートワークで 特に、ちょっとしたすれ違いでも 収拾に時間がかかりがち
たとえ こんな混乱が
Backlog あるある - 課題って誰が追加する ? 誰でもしていい ? - 期限日入ってない -
担当者入ってない - どうなったら完了な ? - 完了にする 誰? 誰でも完了にしていい ? - 「処理済み」と「完了」 使い分け ?
Backlog あるある - 確認にまわす時 課題 担当者を変更する?しない? - マイルストーンが設定されてたり、されてなかったり - 親子課題
使い方 - カテゴリや種別 使い分けがバラバラ - 「メモです」って課題があり…… 放置されており…… - 通知してくれない問題、あるい 全員宛通知 頻発問題
カオス
いってしまえ 初歩的な話かも でも、ほっといても改善しない
3. どうやって運用ルールを作ったか
チームで 「ふりかえり会」 を実施した
ふりかえり会 (retrospective) と ? - 「ふりかえり」 → 反省会 + よかったことや、
次こうしていきましょう、ということを話し合う会 - 進捗や目先 タスク・成果物 話で なく、 チームとして 仕事 進め方、プロセスに着目する時間 - 継続的な改善活動やっていき - 案件後 もちろん、案件途中に定期的に実施
ふりかえり時に話題にあがる - みんな Backlog 使い方に課題感を持っていた - こ へん、まずいよ 〜 無駄なやりとり出てるよ
〜 という感覚 一緒 - 運用ルールを作って、使い方を揃えましょうという話に - とりあえず、たたき台を一人が作成
メンバー全員で意見を出し合う - プロジェクト管理者ひとりだけ 問題で ない - 案件ごとに適切な運用方法も異なるし - Backlog 使う目的
? Backlog を使って、どうしたかった? ところから会話を - たたき台をベースに話し合い、チームでルールを合意 - Wiki に貼った
4. (当日 ここでルールを ざっとご紹介しました)
5. やってみて、そ 後
効果と運用 - 使い方について話し合えたこと自体がよかった - 知らない人 、教えてもらわなけれ 知らないまま - ベテランでも、自分 常識が皆と同じと
限らない - 誰もわざと変な使い方をしているわけで ない - 知る、確認する機会がなかっただけ - (これって別に Backlog に限った話で なかった)
効果と運用 - 課題進行 整理などに もちろん役立っています - ルールに沿っていない課題を、指摘しやすくなった - チームで決めたルールな で、管理者以外
人でも、嫌な 雰囲気にならずに指摘/自主的に改善できる - トップダウンな決め事だと、管理者側が「ルールを守らせる」手 間が発生しがち
効果と運用 - ルール自体を見直す機会を設けています - ふりかえりや、案件が落ち着いたタイミング等で - 常に状況 変わる、たぶん「完成」すること ない -
新メンバーが入ってきた時 、こ ルールを読み合わせる時 間を取っています
6. まとめ
まとめ - メンバー間 「ツール 使い方」 勝手に 揃わない - ツール 手軽さと
別 話 - なんでBacklog使ってるんだっけ? 使う目的・意義 ところから腹落ちしたい
まとめ - 今回紹介したルール 内容そ も よりも、 - まず 明文化して共有 -
トップダウンで強制で なく、チームで合意 - 随時、見直し 機会を設ける こ へんがポイントかも - カオス運用で困っている方 一度現場で 対話をぜひ - チームで「ふりかえり」いいですよ