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IT女性向けコミュニティ運営の裏側について
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かほ🎀
April 16, 2023
Technology
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IT女性向けコミュニティ運営の裏側について
2023/4/14(金)にコミュニティ運営勉強会で登壇した内容です。
かほ🎀
April 16, 2023
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Transcript
IT女性向けコミュニティ運営 の裏側について
自己紹介 かほ@kaho_eng 技術広報/エンジニア(フロントエンドやQAなど) 京都のスタートアップ企業で勤務 コミュニティ活動とすき家とラーメンが 好きなツイ廃 関西女性エンジニア限定コミュニティ TECH WOMAN KANSAIの運営者
コミュニティの概要についてちょこっとご紹介 • 関西を拠点としたIT業界で活動している女性向けのコミュニ ティ • 地域軸×女性×テクノロジーを組み合わせたオープンなコ ミュニティ • 定期オフラインイベント、オンラインもくもく会、月1交代で Qiita投稿、女子会オフイベント(不定期)などの活動内容
1. コミュニティを始めようの期間 2. オフラインイベント開催期間 3. オンラインイベント開催期間 4. 自走するコミュニティ化のための今後の課題 目次 アジャイル型
コミュニティ運営
①コミュニティを始めようの期間 作ろうと思ったきっかけ 自身がエンジニアを経験する中で、実体験 に基づき作ろうと決意 あくまで個人で運営をしている コミュニティです
①コミュニティを始めようの期間 ツイートで反応多くてたく さん拡散していただいた 結果・・・
①コミュニティを始めようの期間 Twitterの拡散に繋がった理由について 考えてみた・・・ • 自身のツイッターで毎日発信を続けていたこと • 対象(エンジニア)のSNS生息地がTwitterに比較的に多い点 • 夜21時台後半〜23時台前半に投稿(仕事終わりだろうなとか勉強してると予想して) •
実体験と論理的根拠を感情に載せたストーリーとしてツイートしたこと →共感に繋がった (居場所がテーマならなおさら必要 )
実体験と論理的根拠を感情に乗せたストーリーの流れ ・自分が現場で働いてい た時の経験 ・他の勉強会でも女性だけ で集まる機会がないという 声を耳にする 実体験 ・他媒体で同じようなテー マがないかリサーチ ・地域くくりで大阪、神戸、
京都のイベントが1番少な かった(connpassで調査) 論理的根拠 ・良い例⭕ →京都で開催するIT勉強会が少 ないなぁ。京都のIT文化がもっと 活発になってほしい! →女性同士でナレッジ共有できる 機会がなくて悲しい。一緒に作業 できる仲間を作りたい! ・ダメな例❌ →女性だけで集まる場所がない ので作りました。 感情に乗せてみる リアル世界と連動させて自分ごと化してもらうことが重要
②オフラインイベント開催期間 オフラインイベントのみを最初にする意義 • オフラインイベント開催期間 = コアなメンバーを探す期間 • コアな人が一定数集まらないとオンラインで疲弊してしまうため •
地域性のあるコミュニティという他コミュニティとの差別化 = 最初のキャッチコピーは「 オフラインで繋がれる 」でした • オフラインは「熱量を伝搬させる場所」オンラインが「情報を拡散させる 場所」 (参考文献:DevRelエンジニアフレンドリーになるための3C)
②オフラインイベント開催期間 • ハッシュタグ#TECH_WOMAN_KANSAIでイベント後に アウトプット • イベント後はSlackに加入してもらう →オフラインで会ってからそれっきりにならないため • 関心軸寄りでないといろんな目的の人が入って くる学習と交流どちらかに分かれてしまう
• but 場所代がかかる。。。😭 会場一式代金だと毎回ヒヤヒヤしてしまう。。。
②オフラインイベント開催期間 学習と交流どちらかに分かれてしまうことへの解決策 学習(LT発表など)と交流のイベントを交互に行う みんなが発表しやすい 話題: おすすめの技術書など
②オフラインイベント開催期間 Slack加入者限定で先に日付アンケートをとる →人数マイナス何名と仮定して、来る人数を予想して 予約する 途中からは comcomAnalyticsを使っ ていました! スタンプやコメントのリアクションが直近数日間であっ たアクティブな方限定で、DMで希望日時を聞く 場所代を無事に払い終えるための解決策
オフラインイベントのみ から オフライン⇄オンラインイベントに移行したい 運営に協力&自発的に活動する人数が増える必要 固定の参加メンバーが増えてきた・・・!!!
運営どう?と話を持ちかけても 運営は責任が重そうと言われてしま い、中々増えず・・・😭 コミッター制度を導入✨
コミッター制度の内容 概要紹介 コミッターはコミュニティを断片的に盛り上げるための活動を行ってくれる 方々です 実際の活動事例❣ • オンラインもくもく会のファシリテーション • 女子会・オフイベント企画 •
技術アウトプット(Qiita)担当 ...etc
あともう一押し!!! Aさんがやりたいことをそのまま担当化 →居場所がテーマだからできることでもある 例:よく来ていたAさんがふと「コミュニティで友達を作って遊んでみたい!」と言っていた なぁ🤔(記憶をたどった) →コミュニティでやっても良いよ〜 →企画しておくれ〜 →そのまま今後の定番企画にしようか!!! →コミッターに就任→Slackでの発言が多くなる→周りの人の発言も多くなる
③オンラインイベント開催期間 コミッターの増加→Slackでのリアクションや発言が増す→コミッターが増加 のドミノ倒しループが始まった時を察知して本格的なオンライン活動開始 キャッチコピーは「オフラインで繋がれる 」から「居場所を作る」に変更 →フェーズによって変えるべきと判断 オンラインコンテンツとして主に活動しているもの • オンラインもくもく・・・定期的にオンラインで情報交換する時間を作ろう •
Qiitaの月1投稿・・・技術コミュニティへの貢献目的 &楽しくアウトプットする習慣作り …etc
③オンラインイベント開催期間 オンラインで大事なこと →活動の視覚化 テキスト形式だと反応しづらい、本当に盛りあがってる のかがわからない。。。 オンラインもくもく会の場合は、できるだけスクショを とって写真を投稿してもらうように呼びかけています Gatherを使ったアイコン型形式の空間 途中で作業に加入してくる方が増加した!!!
④自走するコミュニティ化のための今後の課題 • そもそもなぜ自走した方がいいと考える? →いずれは私をハブとしなくても活発に交流が行われ る文化になってほしい →TECH WOMAN KANSAI=関西のIT女性が集う 場所という認識が確立されて勝手に人が入る
④自走するコミュニティ化のための今後の課題 • 自走とは? →私抜きでも自発的に企画を考えるようになる →私抜きでも活発に意見交換が行われる →私抜きでもイベントの口コミが広がる(集客に繋が る)
④自走するコミュニティ化のための今後の課題 今までの集客方法としては下記 3点 • 自分のTwitterアカウント ◦ 関西のエンジニア経由で拡散 • connpass ◦
「もくもく会」と検索する、もしくは 地域軸での検索で京都や大阪がヒットする ▪ タイトルではない部分に含めてもヒットする • 文中にヒットしそうな単語を散りばめる • Google検索 ◦ 「関西 女性エンジニア 」もしくは「女性エンジニア コミュニティ 」で検索して見つける
④自走するコミュニティ化のための今後の課題 アウトプットを増やすための試み
④自走するコミュニティ化のための今後の課題 • 今後試してみたい方法 Instagram・・・女性向きのため Qiita(実験中)・・・技術発信でエンジニアの目に止まる? 音声動画など・・・動的情報を増やすため
Thank you very much!!!