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テックブログの品質を担保する取り組み

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February 07, 2024

 テックブログの品質を担保する取り組み

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February 07, 2024
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  1. 目的 - テックブランディング • 認知の拡大 ◦ 記事を通じて世のエンジニアたちに「バイセル」を知ってもらう ▪ 認知されることで登壇・執筆の依頼や、勉強会の共催のお誘いが増える ◦

    自己紹介をして「バイセル知ってます」と言われると帰属意識が強まる • 採用のリード獲得・ファン化 ◦ 会社を知ってもらわなければ、応募は来ない ▪ リファラルやエージェント頼みになってしまう ◦ 優秀なエンジニアは転職時に志望企業のテックブログを見る ▪ 技術スタック、周辺ツール、エンジニアのレベルや雰囲気を確認
  2. 目的 - 執筆者の成長促進 • 知識の深化、定着の促進 ◦ 知識(暗黙知)を文章(形式知)に変換する過程で曖昧 な知識を補完し、理解が深まる ▪ SECIモデルの「表出化」(Externalization)→

    • 執筆者のキャリア形成 ◦ 個人の発信力・ブランディング強化 ▪ エンジニア業界でのプレゼンスが高まる ▪ 市場価値が高まる ◦ 評価制度によるエンカレッジ ▪ 評価基準にアウトプットを盛り込む ▪ アウトプットに関する定量目標の設定 『SECIモデルとは?企業におけるナレッジマネジメントへの活用と具体例』 https://www.brains-tech.co.jp/neuron/blog/seci_model/
  3. 目的 - 組織文化の醸成 • 「情報発信を行うのは当たり前」という文化作り ◦ アウトプットに積極的なエンジニアだけでは、スケールしない ▪ 組織全体で情報発信を行っている状態を作る必要がある ◦

    取り組みの例 ▪ 評価制度への組み込み(先述) ▪ アドベントカレンダーの実施 • 多数のエンジニアが参加することで、執筆のハードルが下がる • 2023年は10名が初めてのテックブログ執筆
  4. (蛇足) アドベントカレンダーについて • 『アドベントカレンダーの時期は供給過多で PVが増えず、執筆のコスパが悪い』という言説について ◦ お祭りのような雰囲気で、初めて・久しぶりの執筆がしやすい ◦ 秀逸な記事はちゃんと評価される ▪

    バイセル23年新卒が書いた記事が 239ブクマ ▪ フロントエンドの新規開発で Next.jsの採用を見送った話 • マネーフォワードの技術広報 luccafortさんが書いた記事 ◦ アドベントカレンダーの功罪と個人的な感情
  5. テックブログの目的 ブログ記事の品質が低いと…… 1. テックブランディング a. そもそも認知されない b. 採用においてマイナスイメージに繋がる可能性も 2. 執筆者の成長促進

    a. 個人のブランディング強化に繋がらない b. 評価に寄与しない 3. 組織文化の醸成 a. 「とりあえず適当に書いて出せばいいや」という雰囲気に →「高い品質の記事」を量産することが重要
  6. ワーキンググループ(WG)の結成 • WGとは ◦ 特定の目標達成に向けた、少人数の横断組織 ◦ 新卒を中心とした若手メンバーで結成 ◦ テックブログWG、社内勉強会WG、オフィス環境WGなど複数存在 •

    記事ごとにWGメンバーが担当につき、以下を実施 ◦ 執筆者との壁打ち ◦ 記事のレビュー ◦ スケジュール管理 社内勉強会の様子
  7. 学びや気付きを得られる内容作り 執筆前に必ず壁打ちを実施し「Why, What, Who」を確認 • Why:なぜそれを伝えたいのか ◦ 同じ問題に遭遇した人を助けたい ◦ 自分の考えを周知・啓蒙したい

    • What:伝えたいことは何か ◦ どういった背景や課題があるか ◦ 成果の発表なのか、失敗談やアンチパターンか ◦ バイセルの業務やプロダクトに関係する内容か • Who:想定読者はどのような人か ◦ 読者は学びや気付きを得られるか ◦ 今後どうなってほしいか 壁打ち内容を記載したメモ
  8. 重厚なレビュー体制 執筆された初稿に対し、レビューを 3段階で実施 • 1次レビュー ◦ WGメンバーやテックリード (TL)、PdMが担当 ▪ WG:誤字脱字やわかりづらい表現、文章構成など、日本語に関するレビュー

    ▪ TL、PdM:技術的内容やプロダクトについてなど、専門的な内容に関するレビュー • 2次レビュー ◦ 技術広報担当である吉森が担当 ▪ 1次レビューの指摘漏れ ▪ IR的な観点 ▪ SEOを考慮したタイトル付け • 最終レビュー ◦ CTO今村による最終チェック
  9. ChatGPTの活用 • テックブログの執筆やレビューに ChatGPTを活用 • ChatGPT Plus(有料版)に登録していないユーザも GPT-4を利用できるような社内サービス を23新卒が新卒研修にて開発 ◦

    バイセル、新卒エンジニアが「社内ChatGPT」を構築し安全に生成AIを利用できる環境を全社員に提供開始 ◦ バイセルの新卒エンジニア研修〜ChatGPTを全社で安全に利用できるサービスの開発〜
  10. まとめ • バイセルのテックブログの目的 ◦ テックブランディング ◦ 執筆者の成長促進 ◦ 組織文化の醸成 •

    これらを推進するためには、品質の高い記事を量産する必要がある • 品質を担保する取り組み ◦ ワーキンググループ(WG)の結成 ◦ 読者が学びや気付きを得られる内容作り ◦ 重厚なレビュー体制 ◦ ChatGPTの活用