Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
atmaCup#15と実世界のレコメンドの比較(の一例)
Search
nadare
August 07, 2023
Programming
1.1k
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
atmaCup#15と実世界のレコメンドの比較(の一例)
nadare
August 07, 2023
More Decks by nadare
See All by nadare
軽量音声認識OSS Parapper
nadare881
0
79
DMMTVにおけるデータ蓄積とモデル改善
nadare881
1
490
DMMのあちこちをパーソナライズする推薦システム
nadare881
3
1.7k
embeddingを用いた分析・検索・推薦の技術
nadare881
0
4.2k
Other Decks in Programming
See All in Programming
書籍「プロフェッショナルAI駆動開発」紹介スライド
juntaromatsumoto
0
300
Dockerfile CMD for Node.js
grazie1999
0
120
【デモ】Kiroで体験する仕様駆動開発|設計からコーディングまでAIと進める開発フロー
cmkudo
0
350
ソフトウェアエンジニアにとっての生成AI - 特性を知って使い倒す / generative ai for software enginner
kishida
7
2.1k
jsmini JavaScript Engine を作ってみた話
yosuke_furukawa
PRO
0
350
Webエンジニアなのにブラウザの仕組みがわからないので、Pythonで自作してみた
tatsuki12
4
990
コンパウンドプロダクト開発のためのローカルプロセスマネージャー再発明 #layerxgo
izumin5210
0
180
進化を続けるGo toolsの現在地 / The Current State of Ever-Evolving Go Tools
hond0413
0
250
源内ハンズオン概要編
hideg
0
210
MySQLとPostgreSQLって何が違うの?
akagami
0
130
片田舎のおっさん、 Swift Buildのダイアモンド問題解決の不具合修正PRを出すが、解決方法がキャッシュをしないようにすることであり、ビルド時間が伸びると言われてマージされないので高速化もする/swiftbuild
yimajo
0
270
承認済みなのに差戻しできてしまうバグ、型で潰せます
shinchit
0
100
Featured
See All Featured
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
41
2.7k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
35
3.8k
Building an army of robots
kneath
306
46k
The innovator’s Mindset - Leading Through an Era of Exponential Change - McGill University 2025
jdejongh
PRO
1
280
SEO Brein meetup: CTRL+C is not how to scale international SEO
lindahogenes
1
2.8k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
9
2.4k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
svc-hook: hooking system calls on ARM64 by binary rewriting
retrage
2
520
HU Berlin: Industrial-Strength Natural Language Processing with spaCy and Prodigy
inesmontani
PRO
0
660
The AI Search Optimization Roadmap by Aleyda Solis
aleyda
1
6.1k
BBQ
matthewcrist
89
10k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.3k
Transcript
© DMM.com CONFIDENTIAL atmaCup#15と実世界のレコメンドの比 較(の一例) レコメンドgrowthチーム 金子剛士 (nadare)
© DMM.com 自己紹介 金子 剛士 (nadare) DMM データサイエンスグループ レコメンドGrowthチーム所属 2022年10月中途入社 複数のサービスでレコメンドエンジン開発 atmaCup#14
3rd Kaggle Master : 4sq金、Riiid、H&Mソロ銀 2
© DMM.com DMMグループにおけるレコメンド DMMグループでは各サービスにおいてドメインに合わせレコメンドエンジンを作成しています。 レコメンド・パーソナライズの種類の代表例 - user2item レコメンド: ユーザー一人一人にパーソナライズした「あなたへのおすすめ作品」 -
item2item レコメンド: 商品ごとの「この作品を買った人はこんな作品も買っています」 - reranking: 検索結果をユーザーごとにパーソナライズし並び替えを行う 上記以外でも様々なアルゴリズム・MLによるUX最適化を行っています。 今回はDMMブックスとatmaCup#15の比較を行います。 3
© DMM.com atmaCup#15とDMMブックスの比較 ユーザー数・アイテム数によるデータの違い - ユーザー1998人、アイテム2000種類 - DMMブックス: 年間3400万以上のユーザー(※1)、98万冊以上の商品、20年以上のデータ →
使えるモデルが全然違う!! 業務ならではの最適化指標の違い - 業務ではARPU(平均売上金額)を目的に最適化(≠レコメンドしたもののクリック・購入率) → ユーザーにとって自明なレコメンドは除去、セレンディピティも重視しています。 ※1: 2022年における年間訪問デバイス数 4
© DMM.com ユーザー数・アイテム数によるデータの違い DMMブックス: 年間3400万ユーザー、98万冊以上の商品、20年以上のデータ → 2-towerモデルを採用して対応! 2-towerモデル: 2段階で絞り込み・ランキングを行うモデル -
retrieval: 近似近傍探索を用いたretrievalによる商品の高速な絞り込み - ranking: ビジネス知見や多様性を考慮した精度の高いrankingモデル データが多いとメタデータなしでも”それなり”のembeddingができます - タグや説明文をメタデータとして活用 - atmaCup#15 で改めてメタデータの重要性を確認 - メンテのしやすさと、競合に差をつける精度のバランス 5
© DMM.com 業務ならではの最適化指標の違い ユーザー体験の向上+ARPUの増加 ≠ その作品をクリック・購入するかの予測 コンペによっては同じものを繰り返し推薦するのがinteractionの予測には有効ですが... - あるマンガの1巻を買った人に2巻をレコメンドする? -
同じ作者の作品を改めてレコメンドとしても表示する? → 他の面も考慮し、購入済みの除外・シリーズごとの予測など自明なレコメンドを除いています セレンディピティ・多様性の重視 - ユーザーの購入済みのジャンルから少し離れた作品もレコメンド - レコメンドが一度に一つのジャンルへ偏りすぎないように - 毎日同じレコメンドで固定されないように →上記を考慮し、ABテストを通じてユーザー体験の向上を測定しています 6
© DMM.com アルゴリズム以外の最適化 データ分析を通じて、レコメンドアルゴリズム改善以外に表示方法の改善も行っています - 表示件数・商品の画像サイズのAB - 画面のファセットを工夫 - 検索の高性能化
何でもありな総合格闘技と思っています ABテストで実際に◦◦円の効果!と出ると楽しいです 7
© DMM.com まとめ コンペのレコメンドとDMMでのレコメンドでは以下の違いがありました - データの規模 - 最適化の目標 コンペと実務は異なるのですが様々な点で勉強になりました -
メタデータの扱いやテキストによる名寄せ - anime2vec・GNNの活用等 レコメンド業務に興味のある方はDMMのMLエンジニアへの応募を検討していただければ幸いです (アニメに興味を持った方はぜひDMM TVもおねがいします。30日無料体験あり) 8