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AIエージェント for 予約フォーム

AIエージェント for 予約フォーム

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  1. 機能概要
 • ユーザーのデマンド ◦ いつ ▪ 出発時刻 / 到着時刻 ▪

    ⽇付 / 時刻 / 〇〇時間後 / フライト起点 ◦ どこで ▪ 出発地 / ⽬的地 / 経由地 ▪ エリア名 / スポット名 / 住所 ◦ なにを ▪ ⼈数 / 荷物 ◦ どのように ▪ シェア乗り / 貸切 ▪ 滞在時間 ▪ ⾞種 デマンドの推定状態 AIエージェント ユーザー 価格API、在庫API
  2. 当初の構想 
 Leader Agent Member Agent Member Agent Member Agent

    備え付けの スレッド メッセージ メッセージ メッセージ [問題点] 正確な状態管理がしづらい 複数のエージェントの実⾏により 時間がかかる メッセージの受け渡しで、オーバー ヘッド的なトークン消費が多い
  3. フォーム入力特化のパタンを構築 
 
 Entry Agent 最初の⼊⼒は汎⽤的に 受け付ける フォームのフィールドの値を抽出する 簡易な⼊⼒変換以外は施さない {

    "departure": "東京駅", "destination": "羽田", "passengers": "2" } 埋められてないフィール ドの⼊⼒を個別に促す Date Agent { "date": "2025-04-25" } フォームの状態を更新 プログラムでパースできなかったら 各フィールドのエージェントに渡す フォームの状態を更新 JSONで返す Parser
  4. システム概要 
 Entry Agent Date Agent Date Parser Time Parser

    … Time Agent … 独⾃のDB(CosmosDB)で スレッド&コンテキスト管理 コンテキスト (フォームの状態)の 初期状態を決める プログラムコード(AKS) ユーザー 定型⽂から外れた時の フォールバック Azure OpenAI Service
  5. 構造抽出
 • 経由地は複数⼊⼒でき、オプションで滞在時間も⼊⼒できるよう指⽰して、 問題なく構造を抽出できた! Entry Agent { "departure": "東京駅", "destination":

    "羽田", "waypoints": [ {“name”: “銀座”, “duration”: “3時間”}, “新橋”, {“name”: “東京タワー”, “duration”: “1時間”} ] }
  6. GPTバージョンアップの衝撃 
 間違えてる.. 完璧! 旧バージョン (gpt-4o-mini): 新バージョン (gpt-4.1-mini): • 応答速度

    → 🚀🚀🚀 • 回答精度 → +++ ※ 旧バージョンでは⽂脈理解や、単純な⽇本語のパースに失敗することがあった
  7. まとめ
 AIエージェント プログラム コード • 予約フォームをAIエージェントを 利⽤して置き換えることができた • ただし、AIエージェントで全て置き 換えるというよりは、プログラム

    コードとの共存が必要だった • AIエージェントならではの、推論、 知識、構造抽出、⽂脈理解などの 能⼒を活⽤することができた • AIエージェントの進化は驚異的で、 ⾮常に可能性を感じた