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MIERUNE_GIS利用における課題

nokonoko1203
December 22, 2022

 MIERUNE_GIS利用における課題

nokonoko1203

December 22, 2022
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  1. ©Project PLATEAU / MLIT Japan 西尾 悟 NISHIO Satoru ・前職:

    建設コンサルタントとして河川構造物の設計に従事 ・現職: Web/3D/GISアプリケーションの開発およびクラウ ド基盤の構築等を行うエンジニアで、AIGIDにも出向中 ・趣味: 点群データや衛生データの機械学習・大規模GISデー タ処理など https://twitter.com/nokonoko_1203 https://qiita.com/nokonoko_1203 WebGISエンジニア 自己紹介
  2. ©Project PLATEAU / MLIT Japan 2016年6月 20名 (2022年9月 現在) ⚫ITや地理空間情報を活用した業務改善・  

    開発のコンサルティング ⚫ITや地理空間情報に関する研修・講演会の 企画運営 ⚫Webサイト・Webサービス・ソフトウェアの 企画・研究・開発 ⚫データベースの企画構築解析支援・ コンサルティング MIERUNEとは 設立 従業員 事業内容 ⚫技術士(情報工学部門) ⚫システムアナリスト ⚫アプリケーションエンジニア ⚫測量士 ⚫GIS上級技術者 ⚫AWS Certified Solutions Architect - Associate ⚫AWS Certified Developer - Associate ⚫OSGeo日本支部 (OSGeo.JP) ⚫QGIS.org ⚫(一社)社会基盤情報流通推進協議会(AIGID) ⚫北海道宇宙関連ビジネス創出連携会議 ⚫地理院地図パートナーネットワーク ⚫札幌商工会議所 資格 所属団体
  3. ©Project PLATEAU / MLIT Japan 位置と情報の あらゆるニーズに応えられます WebGISコンテンツ MapTiler Webサイトや

    アプリに組み 込める地図 Solution 1 スタンドアロンGIS QGISカスタマイズ クローズドな 環境でも使用 できる地図と データの パッケージ Solution 2 サーバー型 GISシステム開発 位置データを コアサービスと 連動させる Solution 3 MIERUNEとは
  4. ©Project PLATEAU / MLIT Japan QGIS事業紹介 ElevationTile4JP QuickDEM4JP 標高データの ダウンロード・可視化

    https://www.mierune.co.jp/news/posts/1274 https://www.mierune.co.jp/news/posts/1286
  5. ©Project PLATEAU / MLIT Japan PLATEAUのデータ構造について ★課題点 ⚫ 中間フォーマットであるが故に… ◦

    そのままだと、GISでも3Dでも扱いにくい ◦ XMLなのでファイルサイズが肥大化しがち
  6. ©Project PLATEAU / MLIT Japan PLATEAUのデータ構造について ★解決策 ⚫ 利用しやすい変換済みのデータを置いておく ⚫

    GISデータ→GeoPackage/FlatGeobuf/CityJSON ◦ バイナリ形式で、QGISで読み取り可能 ⚫ 3Dデータ→GLB(バイナリ形式で、Webで取り扱いやすい) glTF and the glTF logo are trademarks of the Khronos Group Inc.
  7. ©Project PLATEAU / MLIT Japan データフォーマットについて ★良い点 ⚫ 日本独自路線ではなく、世界標準のフォーマットである ◦

    日本独自形式ではアプリケーションの対応が遅れる ⚫ 「位置合わせ」の問題もドキュメントの充実で解消されつつある
  8. ©Project PLATEAU / MLIT Japan データフォーマットについて ★解決策 ⚫ 課題点は知名度の問題で、フォーマットについては特になし ⚫

    GIS業界全体の課題ではある ◦ GIS=防災・インフラ等の「お堅い」印象を取り除く ▪ エリアマーケティング・3D・AI・ゲーム・映像作品など ▪ 「GIS」は「楽しい!」
  9. ©Project PLATEAU / MLIT Japan オープンデータ提供方法 ★解決策 ⚫ メッシュ単位で良いので、地図をクリックしたらダウンロードできる ⚫

    全ての都市で「CityGML/OBJ/FBX」が配信され、できれば 3DTilesも配信されていると良い VIRTUAL SHIZUOKA 静岡県 富士山南東部・伊豆東部 点群データ
  10. ©Project PLATEAU / MLIT Japan コンバータ等のソフトウェア ★課題点 ⚫ CityGML周辺ツールはそれなりにあるが、プログラマー向け ◦

    CLIツールが主で、GUIのツールは高価 ⚫ blenderでは、いまだに取り扱いにくい ◦ OBJが配布されていなければ、自前で変換が必要
  11. ©Project PLATEAU / MLIT Japan コンバータ等のソフトウェア ★解決策 ⚫ blenderで地物の属性情報などが閲覧でき、地理的解析などがで きるようになると「3D版のQGIS」として、新たな道が開けると思

    う ⚫ 「GIS」としての利用用途だと、Pythonなどから操作できると良い が、PLATEAUのデータ(CityGML自体)を簡単に扱うためのライ ブラリは存在していないため、あるととても助かる ⚫ Pythonから簡単に利用できるようになると「地理的解析」に加え 「3Dデータ・点群データ解析」「機械学習」など、さまざまな分野とコ ラボレーションすることが簡単になる