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サクフェス2024_ヌーラボ原_CSと開発

 サクフェス2024_ヌーラボ原_CSと開発

サクフェス2024に登壇した時のスライドです。
CSの開発との関わり方について、失敗談も含めて公開しています!

参考:サクフェス2024
https://ingage.jp/relation/cs-fes

製品やサービスが次々と生まれ、瞬く間にコモディティ化してしまうこの時代においては「顧客の声を聞く」ことが非常に重要となっています。その最先端にいるのはCSのメンバーです。

彼らは日々お客様と直接対話し、顧客の本当のニーズや課題を最も近くで感じ取っています。この現場に届く実際の声こそが、企業の成長を左右する貴重な資源です。

しかし顧客の声を拾い上げただけで終わりではありません。顧客の期待を超える価値を生み出すためにマーケティング、営業、開発など、企業全体に共有し、全社的なムーブメントに変えることが不可欠です。

このカンファレンスでは、10社の皆様に集まっていただき、現場で得られた部署間の連携における実践的な知見を共有します。カスタマーサポートやサクセスに携わる皆様が顧客ひとり一人と向き合い、彼らの期待を超える製品やサービスを世に送り出すきっかけになりたいと思っています。

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株式会社ヌーラボ PRO

August 21, 2025
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Transcript

  1. 3 これまでの経歴 教育学部 国文学科 1 2 ワークスアプリ ケーションズ 3 マネーフォワード 4

    ヌーラボ 専攻は平安⽂学。 卒論は「源⽒物語の 敬語の乱れ」について。 会計システムの エンジニアとしてキャ リアをスタート。 インサイドセールス 組 織の⽴ 上げと、1度 ⽬ の上場を経験。 セールス/CS組織の⽴ち上げ 及び組織拡⼤に従事。 2度⽬の上場🎊 © 2024 Nulab Inc.
  2. 商品企画/広報業務での活用事例 _西武ライオンズ様 【導入経緯】 グッズ企画・制作を担当する MDチームより利用 開始。同チームのECサイトのリニューアルプロ ジェクトの際、協力会社の Backlogスペースに ゲストユーザーとして招待されたことがきっかけ で、その利便性を実感し、自社でも導入するこ

    とに! 現在は広報業務でも活用。最大 200件にもなる タスクを同時進行。 部署ごとに仕事内容が違ってはいますが、同じ会社のメンバーとして全社員が同じ方向を向い て、同じ温度感で仕事ができると理想ですよね。全社横断のような大きなプロジェクトを進める機 会も増えていくので、その管理にBacklogを活用していきたいです。 https://nulab.com/ja/customers/case-study-seibulions/
  3. コミュニティ「 JBUG」(Japan Backlog User Group) 16 登録メンバー 2,960 登壇資料 477

    オフライン 開催都道府県 15 実施数 136 ユーザーさんが主体となって運営してくださっているユーザーグループ 
 全国各地で毎月4−5回のイベントが実施されています 🎉
 ※2024年10月現在

  4. CSの立ち位置 未顧客〜⾒込み客 案件化 導⼊決定 オンボー ディング 拡張‧推奨 コミュニティ課 マーケティング課 カスタマーサクセス課

    セールス課 カスタマーサクセス課は【ビジネスグロース部】の中に存在 部としては「収益の最⼤化」と「LTV向上」が命題  ビジネスグロース部
  5. 具体的な取り組み ハイタッチ ロータッチ テックタッチ 導⼊⽀援プログラム ご契約者向けセミナー データ分析 ポータルサイト(coorum) 契約者の利⽤データを分析(Mixpanel、QuickSight、その他) 導⼊期

    運⽤期 活⽤期 定着‧拡⼤期 オンボーディング期 アダプション期 エクスパンション期 21 © 2024 Nulab Inc. 基本的には「プール型」のCSなので「担当顧客」という概念はない 顧客のライフサイクルごとに複数のタッチポイントを設定
  6. 導入支援プログラムではお客様と共に Backlogを活用! ご提案‧お⾒積 貴社ニーズを踏まえ、ご利⽤プ ランと価格、サポート範囲をま とめたご提案を⾏います。 ご提案書 ⾒積書 お申込み 電⼦押印でご契約を締結いたしま

    す。お⽀払いの期限は、役務提供 開始⽉の翌⽉末までとなります。 ※銀⾏振込のみ対応 ご契約書 ご請求書 業務ヒアリング ご⽀援をさせていただくプロジェク トについてヒアリングをさせていた だきます。 キックオフミーティング 社内推進⽅法やビジョンの作成⽅ 法、今後の導⼊⽀援のスケジュール についてお伝えいたします。 キックオフ資料 スターターキット 活⽤⽀援ミーティング Backlogの管理設定についてご 提案をさせていただきます。 説明会資料 ⽀援PJ活⽤ミーティング 貴社のご利⽤⽬的に沿った Backlogの利⽤⽅法の設定のご提 案をさせていただきます。 説明会資料 ユーザー説明会 ユーザーに向けてBacklogの利⽤ 説明会を代⾏いたします。 Backlogの機能に関する資料や動 画も共有させていただきます。 チュートリアル動画 説明会資料 中間振り返り 最終振り返り データを⽤いたご利⽤状況(ログイン状況な ど)の共有や今後の展開を含めてご提案をさ せていただきます。 ユーザ利⽤データ 社内アンケート 1ヶ⽉⽬ 2ヶ⽉⽬ 3ヶ⽉⽬ 01 02 03 04 06 05 07 08 09 ご契約前 1ヶ⽉⽬ ⽀援プログラムの全体像は資料で説明、細かいタスクはBacklogで共有!
  7. 顧客から こんな要望が... ⾃分が開発だったの時を思い出してみると、、、 28 © 2024 Nulab Inc. 開発ロードマップに 入っていないので、

    対応できない そのセグメントは全体の何 %を占めている? どのセグメントのユーザにメリットがあるの? 他のユーザーにとって悪影響がないか? 他の機能要望との比較した時の優先度は どうする? 想定される技術的なブロッカーは?
  8. 顧客から こんな要望が... ⾃分が開発だったの時を思い出してみると、、、 29 © 2024 Nulab Inc. 開発ロードマップに 入っていないので、

    対応できない そのセグメントは全体の何 %を占めている? どのセグメントのユーザにメリットがあるの? 他のユーザーにとって悪影響がないか? 他の機能要望との比較した時の優先度は どうする? 想定される技術的なブロッカーは? これらを全て整理しないことには開発スケジュールを変更できない
  9. そもそも、共通⾔語が不⾜している 30 © 2024 Nulab Inc. ネガティブチャーン! オンボーディング支援 Named CSM、Pooled

    CSM プロジェクトをデプロイしてビルドしま す! マージコンフリクトしてるプルリクにつ いて,,, アダプションバリアの撤廃! ライトサクセス! 新機能の開発もしたいけど、 利用中サービスの EOL対応も 急務! ⽬標(KPI)や専⾨⽤語が異なり、話が噛み合いにくい。 思考プロセスも異なるケースが多く、それによるコンフリクトが発⽣しがち!?
  10. 「共通⾔語」を増やすために実施したこと 34 © 2024 Nulab Inc. ハードルの⾼さ 商談を録画し、いつで も視聴できるよう共有 フォルダに配置

    ①定例会議への参加 開発主催の 「ユーザーFBをみんな で眺める会」に参加 ②商談録画のストック  ③商談のライブ中継 商談をリアルタイムで 社内に中継! 顧客解像度 中 低 ⾼ 中 低 中 ZOOM
  11. ユーザーFBを⼀緒に眺める会への参加 35 © 2024 Nulab Inc. 1週間分のフィードバックをみんなで⼀緒に眺めて感想を⾔い合う会(通称「Backlogあれこれ 会」) 会が終了した後に「そういえばさぁ」系の 会話ができる

    開発がどんな点に着目しているのかを 知ることができる 商談対応しないユーザーからのFBを把 握できる メリット① メリット③ メリット② 「Cacoo」を利⽤しています🎨
  12. 商談録画のストック 36 © 2024 Nulab Inc. 商談録画を共有フォルダで公開→感想コメントを書いてもらう マルマル株式会社 ・ ・

    ・ バツバツ株式会社 ・ ・ ・ サンカク株式会社 ・ ・ ・ 新入社員向けのオンボコンテンツにも 活用できる 時間を選ばすにいつでも視聴してもらえ る 録画ボタンを押すだけなので準備に手 間がかからない メリット① メリット③ メリット②
  13. リベンジ企画!商談のライブ中継📺 38 © 2024 Nulab Inc. 商談画⾯をMeetで中継!チャット欄であーだこーだ⾔いながらワイワイ視聴👀 ZOOM Live中継 CSもチャット欄のコメントをヒントに商談

    を深められる 開発:気になる点をコメントする CS:商談参加中に顧客に質問できる 開発(その他の職種のメンバーも)が気 負わず参加できる メリット① メリット③ メリット②
  14. 今後やりたいこと① 53 © 2024 Nulab Inc. CSプラットフォーム「coorum」×MAツール「Marketo」で多様なコンテンツを提供 ユーザーさまの ‧製品利⽤ログ ‧商談ログ

    ‧セミナー視聴履歴 などを元に、 その⼈が欲している情報をパーソナライズして お届けできるよう構築中
  15. 今後やりたいこと② 54 © 2024 Nulab Inc. マーケ/セールス/CS/サポート/開発を横断した【顧客体験の統⼀】 社員数も150名を超え、チームの分割が 進んでいる しかし、顧客からすると

    対応チームの所在は関係ない!ので、 ⼀貫性のある「楽しい体験」を届けたい ←同じ景⾊(マップ)を⾒て、施策の検討 や修正を進めていく