Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Hibiya.Tech #1 登壇資料
Search
松波 花奈
October 25, 2023
Technology
1
2.3k
Hibiya.Tech #1 登壇資料
Amazon SESのVirtual Deliverability Managerについて熱く語ってみました。
松波 花奈
October 25, 2023
Tweet
Share
More Decks by 松波 花奈
See All by 松波 花奈
第24回クラウド女子会 登壇資料
o2mami
1
1.5k
防衛への一歩!AWSアカウントを不正利用から守るための必須防止対策ナビ
o2mami
1
4.2k
JAWS-UG 朝会 #45 登壇資料
o2mami
2
1.2k
[ウェビナー資料] AWSエンジニア1年目が考える学習エンジンを止めない4つのコツ
o2mami
0
2.9k
JAWS-UG 朝会 #41 登壇資料
o2mami
1
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
データベース02: データベースの概念
trycycle
0
180
EM完全に理解した と思ったけど、 やっぱり何も分からなかった話 / EM Night Fukuoka #1
hirutas
0
280
コードファーストの考え方。 Amplify Gen2から学ぶAWS次世代のWeb開発体験
yoshiitaka
1
310
今年のRubyKaigiはProfiler Year🤘
osyoyu
0
350
Azure Container Apps + Bicep 〜 こんな感じで運用しています
kaz29
3
620
Cypress or Playwright?
rainerhahnekamp
0
170
JAWS-UG Bedrock Claude Night
yamahiro
3
700
成長をサポートするピープルマネジメントのやり方
sioncojp
8
1k
本当のAWS基礎
toru_kubota
1
620
生成AIの変革の時代に、直近1年で直面した課題とその解決策
ktc_wada
0
510
ExaDB-D dbaascli で出来ること
oracle4engineer
PRO
0
2.1k
Microsoft Intune 勉強会 第 2 回目
tamaiyutaro
2
380
Featured
See All Featured
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
275
13k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
331
56k
Scaling GitHub
holman
457
140k
Writing Fast Ruby
sferik
622
60k
Statistics for Hackers
jakevdp
790
220k
Debugging Ruby Performance
tmm1
70
11k
Practical Orchestrator
shlominoach
183
9.7k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
69
8.6k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
74
5.7k
Bash Introduction
62gerente
605
210k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
61
4k
Building Adaptive Systems
keathley
32
1.9k
Transcript
Amazon SESのVirtual Deliverability Manager が便 利すぎたので語りたい 2023/10/25 おつまみ
1
2 自己紹介 • クラスメソッド株式会社 • AWS事業本部 コンサルティング部 • ソリューションアーキテクト •
経歴 ◦ Slerでシステムエンジニア(2018/4~) ◦ クラスメソッド(2022/9~) おつまみ Twitter:@AWS11077
3 Amazon SESのVirtual Deliverability Manager を有効化してほしい 本日お伝えしたいこと
4 本日お話しする内容 • Amazon SESの運用管理について • Virtual Deliverability Manager(VDM)の機能について •
実際に有効してみた • VDMの活用例
5 本日お話しする内容 • Amazon SESの運用管理について • Virtual Deliverability Manager(VDM)の機能について •
実際に有効してみた • VDMの活用例
6 Amazon SES を使い始めたけど 運用管理どうすればいいの? こう思ったことはありませんか?
7 ✅バウンス・苦情メールがないか 定期的にチェックする Amazon SESの運用管理で必要なこと
8 前提知識:バウンス・苦情メールについて • バウンスメール ◦ ハードバウンス ▪ 永続的にバウンスされるメール ex.メールアドレスが無効になっている ◦
ソフトバウンス ▪ 一時的な問題によりバウンスされるメール ex.受信ボックスがいっぱい・一時的にメールサーバーが使用不可 • 苦情メール ◦ メールの受信者が迷惑メールとして報告したメール
9 バウンス率または苦情率が高すぎる場合、 メール送信機能を一時停止される可能性がある😢 なぜチェックが必要か?
10 Amazon SESでバウンス・苦情メールを確認する方法 • Amazon SNSでメール通知にて検知 • Lambda + CloudWatch
Logsでログを保管 • Kinesis Data Firehose + S3でログを保管 • Kinesis Data Firehose + OpenSearch Serviceでログを分析
11 メリット・デメリットまとめてみた 方法 メリット デメリット Amazon SNSでメール通知にて検知 ・リアルタイムで監視できるため、問題が発生し た際にすぐに対応可能。 ・設定が簡単で、専門的なスキルが比較的少な
くても実装可能。 ・問題が発生するたびにメールが送信される ため、大量のエラーが発生するとメールが大 量に送信される可能性がある。 ・メール通知のみのため、長期的なパターン分 析は難しい。 Lambda + CloudWatch Logsでログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(CloudWatch Logs Insights) ・CloudWatchを通じてアラート管理も可能。 ・LambdaやCloudWatch Logsの設定やログ の分析のための専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + S3でログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(Amazon Athena) ・S3を使用した大量のデータの安全な保存と管 理が可能。 ・KinesisやS3の設定やログの分析のための 専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + OpenSearch Serviceでログを分析 ・リアルタイムのデータ分析と高速な検索が可 能。 ・トラブルシューティングや運用監視に有効な情 報を提供。 ・適切な専門知識やスキルが必要で、セット アップや維持が複雑になる。 ・複雑な分析を行う場合は、適切なクエリの構 築が必要となります。 ・OpenSearch Serviceのコストがかかる。
12 Amazon SNSの場合、ログ保管はできない 方法 メリット デメリット Amazon SNSでメール通知にて検知 ・リアルタイムで監視できるため、問題が発生し た際にすぐに対応可能。
・設定が簡単で、専門的なスキルが比較的少な くても実装可能。 ・問題が発生するたびにメールが送信される ため、大量のエラーが発生するとメールが大 量に送信される可能性がある。 ・メール通知のみのため、長期的なパターン分 析は難しいです。 Lambda + CloudWatch Logsでログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(CloudWatch Logs Insights) ・CloudWatchを通じてアラート管理も可能。 ・LambdaやCloudWatch Logsの設定やログ の分析のための専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + S3でログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(Amazon Athena) ・S3を使用した大量のデータの安全な保存と管 理が可能。 ・KinesisやS3の設定やログの分析のための 専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + OpenSearch Serviceでログを分析 ・リアルタイムのデータ分析と高速な検索が可 能。 ・トラブルシューティングや運用監視に有効な情 報を提供。 ・適切な専門知識やスキルが必要で、セット アップや維持が複雑になる。 ・複雑な分析を行う場合は、適切なクエリの構 築が必要となります。 ・OpenSearch Serviceのコストがかかる。
13 他の方法の場合、実装コスト・専門知識が必要 方法 メリット デメリット Amazon SNSでメール通知にて検知 ・リアルタイムで監視できるため、問題が発生し た際にすぐに対応可能。 ・設定が簡単で、専門的なスキルが比較的少な
くても実装可能。 ・問題が発生するたびにメールが送信される ため、大量のエラーが発生するとメールが大 量に送信される可能性がある。 ・メール通知のみのため、長期的なパターン分 析は難しいです。 Lambda + CloudWatch Logsでログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(CloudWatch Logs Insights) ・CloudWatchを通じてアラート管理も可能。 ・LambdaやCloudWatch Logsの設定やログ の分析のための専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + S3でログを保管 ・長期間のログを保存・分析して監視することが 可能。(Amazon Athena) ・S3を使用した大量のデータの安全な保存と管 理が可能。 ・KinesisやS3の設定やログの分析のための 専門知識が必要。 ・ログ保管のためにややコストがかかる。 Kinesis Data Firehose + OpenSearch Serviceでログを分析 ・リアルタイムのデータ分析と高速な検索が可 能。 ・トラブルシューティングや運用監視に有効な情 報を提供。 ・適切な専門知識やスキルが必要で、セット アップや維持が複雑になる。 ・複雑な分析を行う場合は、適切なクエリの構 築が必要となります。 ・OpenSearch Serviceのコストがかかる。
14 そんな時の Virtual Deliverability Manager(VDM)!
15 本日お話しする内容 • Amazon SESの運用管理について • Virtual Deliverability Manager(VDM)の機能について •
実際に有効してみた • VDMの活用例
16 大きく分けて2つの機能がある • アドバイザー • ダッシュボード機能
17 SESの設定不備を指摘してくれるアドバイザー
18 アドバイザーに従って解決した推奨事項も表示
19 メトリクスを収集してくれるダッシュボード機能 公式ドキュメントより引用
20 本日お話しする内容 • Amazon SESの運用管理について • Virtual Deliverability Manager(VDM)の機能について •
実際に有効してみた • VDMの活用例
21 「使用を開始」を選択
22 エンゲージメント追跡のオン・オフを選択
23 最適化された共有配信のオン・オフを選択
24 設定を確認し、有効化を選択
25 有効化とても簡単😊
26 本日お話しする内容 • Amazon SESの運用管理について • Virtual Deliverability Manager(VDM)の機能について •
実際に有効してみた • VDMの活用例
27 SESダッシュボードのバウンス率あがってる! どのメールがバウンスしているんだろう・・? こんな時どうする?
28 SESのダッシュボードはバウンス率しかわからない
29 VDMダッシュボードよりバウンスメールがわかる!
30 バウンスされた理由もわかる
31 詳しくはブログに
32 バウンス・苦情メールの チェックがとても簡単😊
33 VDMの気になる料金 • 送信メール1000件あたり $0.07 ◦ 5万件/月のメールを送信している場合、$3.5(約525円) • AWS コンソール、CLI、または
API を使用してVDMの情報 にアクセスすると、1,000 クエリごとに$0.0005 (5,000クエリ /月は無料)
34 すぐに無効化することも可能
35 Amazon SESのVirtual Deliverability Manager を有効化してほしい 本日お伝えしたいこと(再掲)
36