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Data Studioの機能拡張
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oracle4engineer
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October 02, 2025
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Data Studioの機能拡張
Autonomous DatabaseのDatabaseActionsのData studioの以下の機能拡張についての説明
データ・ロードのAI式
表AI支援
データ・マーケットプレイス
oracle4engineer
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October 02, 2025
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Transcript
Data Studioの機能拡張 佐々木 経行 日本オラクル株式会社 クラウド・エンジニアリング統括COE本部 Autonomous&Analyticsソリューション部 Oracle Database Technology
Night #92
Safe harbor statement 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、 情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以 下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することを確約するものではないため、購買 決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。 オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期及び価格については、弊 社の裁量により決定され、変更される可能性があります。 Copyright
© 2025, Oracle and/or its affiliates | 2
Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | はじめに 本資料は、表紙に記載の日付時点における、
Oracle Autonomous Database Cloud の技術情報です。 Autonomous Databaseはデプロイモデルとして Autonomous Database Serverless とDedicated Exadata Infrastructure がありますが、本資料では Serverless を対象に記載しています。 Dedicatedについて記載する際はその旨を明記します。 * 旧 Shared 3
Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | はじめに 最新情報や詳細情報は以下もご参照ください
マニュアル • Serverless : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autonomous-database/adbsa/index.html • Dedicated : https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/autonomous-database/adbaa/index.html 技術詳細資料 • 「Autonomous Database 技術詳細」で検索 サービス・アップデート • 「 Autonomous Database サービスアップデート」で検索 チュートリアル • https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/database/ • Autonomous Databaseの使い方、ハンズオンガイドはこちらに記載しています。 FAQ for Autonomous Database • https://www.oracle.com/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html • (日本語) https://www.oracle.com/jp/database/technologies/datawarehouse-bigdata/adb-faqs.html 4
5 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates | アジェンダ
1. データ・ロードのAI式 2. 表AI支援 3. データ・マーケットプレイス
シンプルに “ドラッグ・アンド・ドロップ” で できるデータ・ロード • ローカル・コンピュータ上のファイル • クラウド・ストレージ上のファイル (AWS S3
や Azure Blob Storage にも対応) • Oracle Databases (オンプレミスでもクラウドでも) Data Studio データ・ロード Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 6
Autonomous Databaseにデータをロード • AI式を使った列の追加 • センチメント分析 センチメント(感情)分析を使用すると、テキストの気分すなわちトーンを測定できます。 • キー・フレーズの抽出 キー・フレーズ抽出は、入力テキストから、最も関連性の高い単語および表現を抽出する自動プロセスです。これは、コンテンツを要約
して、主要トピックを認識するのに役立ちます。 • 言語の識別 言語検出は、入力テキストの言語(英語、日本語)を決定します。 • テキスト翻訳 テキスト翻訳は、入力列のテキストを選択したターゲット言語に翻訳して、結果をターゲット列に配置します。 ※事前にAI プロファイルの設定が必要 Data Studio データ・ロード詳細:データのロード(AI式) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 7
AIプロファイル設定方法 1. 資格証明の作成 [OCIクラウド・シェルを使用して作成][Oracle Cloud Infrastructure署名キー][クラウドのユー ザー名とパスワード]のいずれかで作成 2. AIプロバイダの選択 ここではOCIを選択
3. AIモデルの選択 ここでは[meta.llama-3.3-70b-instruct]を選択 4. AIアクセスのチェック Generative AI Loading from Gererative AI service緑の文字が表示されたら、AIプロファイル作 成成功 Data Studio AIプロファイルの設定 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 8
• 感情分析は、表現に含まれる主観的な情報を分析 します。例えば、あるトピック、人物、または団体に対 する意見、評価、感情、態度などです。表現は信頼 度スコアに基づいて、肯定的、否定的、中立的に分 類されます。 • 言語サービスの感情分析は、自然言語処理 (NLP)を使用します。このサービスはテキストを理 解し、肯定的、中立的、混合、否定的な感情と信
頼度スコアを返します。文ベースとアスペクトベースの 感情分析の両方をサポートしています。 • 対応言語(2025年8月時点) • 英語、スペイン語 Data Studio データ・ロード詳細:式の追加(センチメント分析) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 9 例) I love this product, it works perfectly! → Positive
• キー・フレーズ抽出は、入力テキストから、最も関連性 の高い単語および表現を抽出する自動プロセスです。 これは、コンテンツを要約して、主要トピックを認識する のに役立ちます。 • 主要なフレーズを使用してワード・クラウドを生成し、テ キスト・コメントまたはフィードバックの主要な概念をビ ジュアル化するのに役立ちます。 •
キー・フレーズ抽出モデルは、NLPとMLを用いてテキス トの要点に関連する洞察を見つけ出します。非構造 化入力テキストを理解し、キーワードとキー・フレーズ (KP)を返します。 • KPは、文書内で話題にされている主語と目的語で構 成されます。これらの主語や目的語に関連付けられた 形容詞などの修飾語も出力に含まれます。 Data Studio データ・ロード詳細:式の追加(キー・フレーズの抽出) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 10 例) 基本データの入力(プロジェクト, マイルストン, 等) →プロジェクト
• 言語検出などのOCI言語サービス機能を使用して、入 力テキストの言語を検出できます。 テキストがどの自 然言語(英語、日本語等)かを出力 • 100以上の言語を識別可能 • アラビア語、中国語(簡体字)、中国語(繁体 字)、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ヒ
ンディー語、ポルトガル語、ロシア語、日本語、韓 国語、イタリア語、インドネシア語、ベトナム語、ウ ルドゥー語、ベンガル語、スワヒリ語、トルコ語など Data Studio データ・ロード詳細:式の追加(言語の識別) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 11 例) 基本データの入力(プロジェクト, マイルストン, 等) → Japanese
• 入力テキストをOCI言語サービスでサポートされている 任意の言語に変換します。 Data Studioツールは、 Oracle Cloud Infrastructure (OCI) Language
サービスを使用して、入力データを分析および理解し ます。 Data Studio データ・ロード詳細:式の追加(テキスト翻訳) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 12 例) 基本データの入力(プロジェクト, マイルストン, 等) → Enter basic data (project, milestone, etc.)
13 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Data Studio
表AI支援 AIを活用した表操作支援ツール 事前にLLMを使用するためのAIプロファイルの設定が必要 • 自然言語を使用した表への列の追加、名前変更、削除 • 自然言語AIプロンプトを使用して、ローカルスキーマ内のテー ブルにあるデータを拡張または修正 • 例えば、曜日や年度四半期の列を追加したり、2組の地 理座標間の距離を導出したりすることで、分析用のデー タを準備 Table AIアシスト
• 検索やビューを作成するときに、表AI支援を使って、 計算式の列を追加できます。 • 一連の自然言語プロンプトを用いてデータベースに問 い合わせたり、データベースとやり取りしたりすることがで きます。ツールはユーザーの質問に適応し、文脈を理 解して適切な回答を提供します。 • 日本語の質問にも回答します。
Data Studio 表AI支援:ステップの追加 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 14
• ジョブ機能を活用すると、以下のタスクを自動化して 実行できます。固定のスケジュールでプロセスを実行し たり、特定のイベントに基づいてトリガーを設定できます。 • データ・ロード: データ・ロードツール 使用してデータセット のインポートや更新 •
データ拡張: Table AIアシストを使用した、データの強 化 • データベースの操作: PL/SQL プロシージャを実行し、 バックエンドのデータを維持 • API 連携: REST呼び出しを実行して外部システムと 接続し、多様なデータソースと連携 • ジョブ機能を活用して、時間のかかるデータ・ロードや 表AI支援のタスクのバッチ化も可能です。 Data Studio ジョブ(バッチ化) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 15
16 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Autonomous Databaseと連携してデータセットに簡単にアクセス、共有できるプラットフォーム
組織要件に応じたデータ・セットのロードやクエリを実行できるようにしたり、データ・プロバイダが管理するデータ・セットへのアクセスが可能 Documentation: The Data Marketplace Tool BEGIN DBMS_CLOUD_LINK_ADMIN.GRANT_READ( username =>'USER_NAME'); END; ①「データセット」タブ: 使用可能な、共有されているデータセッ トを表示 ②公開済データセット: 公開中に指定したネームスペース、カ テゴリの下のデータセットを表示 ③マーケットプレイス・フィールドの検索: データセットを検索 ④+パブリッシュ表アイコン: データセットを公開 ⑤表示領域: 検索によって返されたデータセットを表示 Data Marketplace in Data Studio データ・マーケットプレイス 提供元 提供先 前提: データ・マーケットプレイスを有効にするには、ADMIN ユーザーで以下のコードを実行が必要 表またはビュー 提供 閲覧
Data Studio というツールセットの一部で、組織内で自社 データをコーディング無しで、簡単に他の部門へ提供可能。 データアクセス認証付きも設定可能。 主な特徴 • データを探す データ提供者(プロバイダ)が整理・準備したデータ セットを見つけられます。
• データを活用する 手に入れた共有データを自分の持っているデータと組 み合わせ、AI機能(言語検出、感情分析、キーフ レーズ抽出など)で分析できます。 • データを共有する データ提供者(プロデューサ)は、自分のデータをマー ケットプレイスに公開し、指定した相手(同じテナント 内や別テナント)に共有できます。 • 分析・閲覧 公開されたデータの統計情報を見たり、アクセス権限 に応じて利用できるデータセットを閲覧できます。 Data Marketplace in Data Studio データ・マーケットプレイス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 17
組織内でデータの共有先の選択 • コンパートメント • テナント • OCID指定 制限付き 使用者からのリクエストがあると所有者にメールで通知 され、所有者が認可すると、使用者がオブジェクト(表
やビュー)を使用可能 アイコンの選択やタグを設定可能 Data Marketplace in Data Studio データ・マーケットプレイス設定詳細 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 18
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