Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
3rd party scriptでもReactを使いたい! Preact + Reactのハイ...
Search
RightTouch
PRO
November 06, 2024
Programming
1
310
3rd party scriptでもReactを使いたい! Preact + Reactのハイブリッド開発
2024/11/06 【Qiita Bash】推しフロントエンド技術について語ろう! 登壇資料
https://increments.connpass.com/event/328720/
RightTouch
PRO
November 06, 2024
Tweet
Share
More Decks by RightTouch
See All by RightTouch
カスタマーサポート市場の改革に挑む 急成長中のプロダクトエンジニアチームの挑戦と舞台裏
righttouch
PRO
1
210
Webカスタマーサポート向けSaaSにおけるLLMの活用
righttouch
PRO
1
980
機能リプレースで進化する: フロントエンドの刷新とサーバーモデルのリファクタリング
righttouch
PRO
0
440
Other Decks in Programming
See All in Programming
飲食業界向けマルチプロダクトを実現させる開発体制とリアルな現状
hiroya0601
1
400
Webの技術スタックで マルチプラットフォームアプリ開発を可能にするElixirDesktopの紹介
thehaigo
2
1k
Importmapを使ったJavaScriptの 読み込みとブラウザアドオンの影響
swamp09
4
1.3k
『ドメイン駆動設計をはじめよう』のモデリングアプローチ
masuda220
PRO
8
470
Hotwire or React? ~Reactの録画機能をHotwireに置き換えて得られた知見~ / hotwire_or_react
harunatsujita
9
4.6k
約9000個の自動テストの 時間を50分->10分に短縮 Flakyテストを1%以下に抑えた話
hatsu38
24
12k
Identifying User Idenity
moro
6
8.7k
Modern Angular: Renovation for Your Applications
manfredsteyer
PRO
0
230
Sidekiqで実現する 長時間非同期処理の中断と再開 / Pausing and Resuming Long-Running Asynchronous Jobs with Sidekiq
hypermkt
6
2.8k
Streams APIとTCPフロー制御 / Web Streams API and TCP flow control
tasshi
2
320
色々なIaCツールを実際に触って比較してみる
iriikeita
0
290
Vue.js学習の振り返り
hiro_xre
2
130
Featured
See All Featured
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
246
1.3M
Fireside Chat
paigeccino
32
3k
Side Projects
sachag
452
42k
Facilitating Awesome Meetings
lara
49
6.1k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
51
4.9k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
RailsConf 2023
tenderlove
29
880
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
37
1.8k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
32
1.8k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
250
21k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
24
5k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
69k
Transcript
3rd party scriptでもReactを使いたい! Preact + Reactのハイブリッド開発 @2024/11/06
【Qiita Bash】推しフロントエンド技術について語ろう! 1
© 2024 RightTouch Inc. 2 自己紹介 2020 東京大学理学系研究科博士課程修了
2020-2021 日立製作所 2021-2024 株式会社プレイド 2021-現在 株式会社RightTouch レーザー物理で博士号取得後、日立製作所で ITプラットフォームの設 計・開発に従事。 その後、プレイド/RightTouchで、テックリード/フルスタックエンジニア としてアプリケーション開発に従事。 好きなもの: 旬 齋藤 成之 X: @nakaakist
© 2024 RightTouch Inc. 会社紹介 沿革 2021年12月 株式会社RightTouch設立 2022年3月
次世代のコンタクトセンターを創ることに賛同いただいた お客様との実証実験を経て、 KARTE RightSupport(β版) をリリース 2023年10月 Webサイトとコールセンターの分断をなくし、問い合わせ体験を抜 本から変革する新プロダクト「 RightConnect by KARTE」β版を 提供開始 2023年10月 RightSupport by KARTEの正式版をリリース 主な導入企業様 設立:2021年12月 従業員:40名、うちエンジニア15名(2024年8月1日現在) 資本金:10,000,000円(資本準備金含む) RightTouch 3
4 34 18636
© 2024 RightTouch Inc. 悲しい現実 5 ☆: 228k npm
DL: 25M ☆: 36k npm DL: 4M Qiita記事数
6 Preactとは?
© 2024 RightTouch Inc. Preactとは 7 Preact = 超軽量なReact ※gzip後の値。後述のpreact/compatを入れるとpreactのサイズは2
kb程度増える preact 4.6 kB react + react-dom 44.4 kB
© 2024 RightTouch Inc. API 8 Reactと似たAPI。preact/compatという補助ライブラリでほぼ Reactのように使える ただし完全互換ではないので、 React用のライブラリをそのまま入れるのは避けた方が無難
Preact React
9 何に使える?
© 2024 RightTouch Inc. 我々の利用例 : カスタマーサポート向けのツール (=サポートアクション )をWebサイトに埋め込み
1 0 • すでに存在するお客様のウェブサイトに、 コーチマークやヘルプアイコンを追加表⽰で きる • サイトに<script>タグで我々のスクリプト埋 めて配布する形 (=3rd party script) • サイト本体のパフォーマンスへの影響を最⼩ 限にするため、スクリプトの軽量化が必須 • 2023年末から約1年間本番運⽤ 既存のwebサイト(お客様環境) Preactで追加したボタン
© 2024 RightTouch Inc. Preactの良さ 1 1 開発⽣産性の向上 滑らかな編集プレビューの実現 2
1 full-Reactにすることで、技術キャッチアップの効率化、コードの 共通化により開発生産性が向上 サポートアクションの編集画面上で、編集内容を即時反映する プレビューが簡単に作れる 軽量FWにはSvelte等もあるが、すでにReactが開発のメインだった我々には Preactが適していた
© 2024 RightTouch Inc. 開発生産性の向上例 : コードの共通化 1 2
編集画面 お客様のツール運用担当がコンテンツ編集 編集内容を サイト側に反映 React Preact サイト 編集画面のプレビューとサイトに配布する scriptのコードを共通化可能 React サポートアクションのコード 編集フォーム プレビュー ビルド ビルド
© 2024 RightTouch Inc. 滑らかな編集プレビューの実現 1 3 編集画面全体を同じ Reactのrender
treeに収めることで、編集内容を即時でプレビュー反映 プレビュー 編集フォーム 編集画面の render tree 状態変化
14 運用上の工夫
© 2024 RightTouch Inc. Preactの運用上の工夫 1 5 • React/Preact向けに2つビルドするにあたって互換性の考慮
◦ サポートアクションのコード⾃体はpreact/compatを前提に書いている。 ◦ このとき、preact特有の構⽂が混⼊すると、react⽤にビルドしたときにバグる可能性がある。 ◦ 下記の構⽂はeslintで禁⽌ ▪ “class”、”onChange”属性 ▪ preact/compatからの直接インポート (“react”に”preact/compat”へのエイリアスをはる) • ランタイムでの外部ライブラリ依存はゼロに ◦ バンドルサイズ節約とバグ防⽌ ◦ スタイリングにはゼロランタイムCSS in JS(vanilla-extract)を利⽤ • その他、ビルド時のバンドルサイズのチェックなど 今のところ、Preact起因での障害は起きていない
16 サイズ制限の厳しいプロジェクトに Preactをぜひ使ってみてください!