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ちがいからみるプラットフォームエンジニアリング / Platform Engineering ...

riita10069
February 29, 2024

ちがいからみるプラットフォームエンジニアリング / Platform Engineering from a difference's point of view

AWS オンラインセミナーで登壇
https://pages.awscloud.com/eib-what-is-platform-engineering-240229-reg.html
動画:
https://youtu.be/w6kDd5B4OSs

近年、急速なデジタル変革が進む中で、企業は IT インフラストラクチャの信頼性と効率性を確保するために新たなアプローチを模索しています。そこで、Site Reliability Engineering(SRE)とプラットフォームエンジニアリングが注目を集めています。本セッションでは、SRE とプラットフォームエンジニアリングの役割と相違について探究します。どちらも IT インフラストラクチャに関する技術を扱いますが、責任範囲、目的、チームトポロジー、コミュニケーションスタイルなどが異なります。これらの異なる側面に焦点を当てながら、それぞれの役割がどのように組織において共存し、相互補完的になり得るかについて議論します。さらに、組織がプラットフォームエンジニアリングを導入する際の潜在的な利点や課題、実践的なエンジニアリングにおいて活用できる具体的な手法やベストプラクティスについても提案します。これにより、お客さまは組織のニーズや目標に合わせて、SRE とプラットフォームエンジニアリングを効果的に組み合わせ、持続可能な IT インフラストラクチャを構築するための手法を理解することができます。

riita10069

February 29, 2024
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  1. © 2024, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All

    rights reserved. ちがいからみる Platform Engineering クラウドネイティブ化に伴って生じた新たなチームトポロジー Ryota Yamada (riita@) A W S オ ン ラ イ ン セ ミ ナ ー Amazon Web Services Japan G.K.
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    rights reserved. 2 Platform Engineering に どんなイメージをお持ちですか?
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 3 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 4 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. 5 従来の組織体系には、歪みが生じている 開発チーム 運用チーム
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    rights reserved. 6 従来の組織体系には、歪みが生じている 新機能をどんど んリリースして いきたい 安易なリリース は避けたい。 安全を優先 (機能開発に責任を持つ) (稼働率に責任を持つ) 開発チーム 運用チーム
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    rights reserved. 7 開発チームとインフラチームの 組織の歪みをなくすには?
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 8 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. DevOps という解決策 9 DevOps エンジニア (開発と運用の両面からビジネス 全体への寄与を優先している) You build it, you run it.
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    rights reserved. DevOps という解決策 10 DevOps エンジニア (開発と運用の両面からビジネス 全体への寄与を優先している) できるだけ頻繁に 新機能をリリース できるだけ稼働率を 高めながらリリース You build it, you run it.
  11. © 2024, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All

    rights reserved. DevOps とは文化 11 頻繁にリリースする 稼働率を高める 相反する両方の側面を達成できるように考えていく組織の文化
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    rights reserved. DevOps ではない手法の例 12 手作業での一貫性のない ソフトウェアのデプロイ 不十分な手作業での 品質保証 障害時のロールバック 計画がない リリースを行うのに 管理者の手動での承認必須
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    rights reserved. DevOps ではない手法の例 13 手作業での一貫性のない ソフトウェアのデプロイ 不十分な手作業での 品質保証 障害時のロールバック 計画がない リリースを行うのに 管理者の手動での承認必須 頻繁にリリースできない 稼働率が下がる可能性高 稼働率が下がる可能性高 稼働率が下がる可能性高 頻繁にリリースできない
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    rights reserved. DevOps な手法の例 14 継続的インテグレーション マイクロサービス Infrastructure as Code コミュニケーションと連携 継続的デリバリー Observability
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    rights reserved. DevOps な手法の例 15 継続的インテグレーション マイクロサービス Infrastructure as Code コミュニケーションと連携 継続的デリバリー Observability 稼働率を下げずに、頻繁にリリースできるようになる!
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    rights reserved. 16 リリースの頻度を下げずに サービスの稼働率を高めるには?
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 17 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. Site Reliability Engineering 18 リリース頻度を下げずに、サービスの稼働率を高めるために オペレーションをソフトウェアの問題として扱う手法 言い換えると、運用の問題をソフトウェアで解決する手法 SRE は、 DevOps を実践するための手法のひとつ
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    rights reserved. The ROAD to SRE • Response – 障害発生時の適切なオンコール体制、対処方法 (Playbook / Runbook) を提供する。 § Severity ごとの MTTD (平均検出時間)、MTTA (平均確認時間)、MTTR (平均解決時間)、MTBF ( 平均故障間隔) などの主要な指標を改善する。 • Observability – サービスの状態に関して詳細なテレメトリ (TEMPLE etc…) を提供する。 § 実用的なアラートを用意し、インシデントの SLI への影響を最小限に抑える。 • Availability – 顧客の観点から測定する意味のある SLI/SLO を提供する。 § ワークロードのボトルネックや障害シナリオを特定し、回復力を向上させる。 • Delivery – 一貫した自動化されたビルド、プロビジョニング、デプロイメントを提供する。 § カナリアリリースなどのプログレッシブデリバリー戦略により、より安全にデプロイを行う。 19 参考:https://medium.com/@bruce_25864/the-road-to-sre-ad4c73df78b8 SRE で取り入れられている4つの実践
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    rights reserved. 20 サービスが巨大化したら 何が起きるだろうか
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    rights reserved. DevOps と SRE の矛盾? 21 DevOps SRE
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    rights reserved. DevOps と SRE の矛盾? 22 DevOps SRE DevOps の内側の概念としてあったはずの SRE というプラクティスが、 巨大化とともに別チームに切り離され、再びサイロが生じてしまう。
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    rights reserved. 23 クラウドネイティブ化に伴って チーム構成もクラウドネイティブに
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    rights reserved. ライフサイクルによって分割された巨大な組織 フロントエンド バックエンド SRE QA 24 ソフトウェア開発ライフサイクル毎に分割された組織に起きるサイロ
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    rights reserved. ライフサイクルによって分割された巨大な組織 25 フロントエンド バックエンド SRE QA 一つの機能をリリースするのに、全てのチームが関与する必要がある。 ソフトウェア開発ライフサイクル毎に分割された組織に起きるサイロ
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    rights reserved. ライフサイクルごとの組織で起きる課題 • 特定の機能を開発するのに、すべてのチームが関わる必要がある • ステークホルダーが多いので、コミュニケーションコストが大きくなる。 • リンゲルマン効果によりメンバーの士気やパフォーマンスが低下する。 • 開発 → QA → インフラとリリースのたびに依頼が発生するので、リリースに 余分な時間がかかる。また、チーム間で優先順位の認識が共有されなくなる。 • チーム間でフィードバックが共有されず改善されにくい。 • チーム毎に別々の責務を担っているのでサイロが生じる。 • 開発チームはどんどんリリースしたい。 • 運用チームは安全にリリースしたい。 • QAチームはまとめてリリースしたい。 26
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    rights reserved. リンゲルマン効果 • 集団で共同作業をすると、人数の増加とともに 1 人あたりの仕事効率が低下する。 • 以下には、具体例として調査結果を掲載する。 27 Kravitz, D. A. And Martin. B.(1986) Ringelmann Rediscovered : The original article. Journal of Personality and Social Psychology. 50(5) pp936-941 ACCELERATE: The Science of Learn Software and DevOps https://itrevolution.com/product/accelerate/
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 28 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. 29 自律的に機能する主体的な組織へ フロントエンド バックエンド SRE QA Service A Service B Service C Service D ツー・ピザ・チームの実現
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    rights reserved. 30 マイクロサービスアーキテクチャ における究極的な成果物は新たな組織
  31. © 2024, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All

    rights reserved. Amazon でのツー・ピザ・チーム • Amazon では、ピザが2枚で足りるくらい小さなチーム (通常 5 – 10 人) にする。 31 ただ、チームの人数を小さくするだけではリンゲルマン効果は低減できない。
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    rights reserved. リンゲルマン効果が起きる原因 32 サボっても バレない 頑張っても 褒められない 責任の所在が不明 仕事内容に 興味が持てない ステークホルダーが 多すぎて進まない 同調行動により 意欲低下
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    rights reserved. 33 これらの違いは? 宿題 趣味
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    rights reserved. 34 言われたことを 言われた通りに 自分で考えて 自分で実行する
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    rights reserved. Amazon でのツー・ピザ・チーム • Amazon では、ピザが2枚で足りるくらい小さなチーム (通常 5 – 10 人) にする。 • ツー・ピザ・チームは、明確な線引きのされた説明責任を持つ。 • ツー・ピザ・チームには、自主的に機能するための権限と環境を提供する。 • ツー・ピザ・チームが自ら課題を見つけ解決することを可能とする。 • リーダーは料金所ではなくガードレールを提供する。 • ツー・ピザ・チームというネーミングためか、チームの人数に意識が向けられる ことが多いが、より重要なことは、自律性と説明責任があることである。 35 ツー・ピザ・チームは、規模だけを問題としているので はなく、オーナーシップや独立性を育み、チームレベル にまで落とし込むことも重要視しています。 ツー・ピザ・チームは、シングルスレッド リーダーとして、お客様のために独立して イノベーションを起こす権限を持ちます。
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    rights reserved. 36 自律的に機能する主体的な組織へ フロントエンド バックエンド SRE QA Service A Service B Service C Service D ツー・ピザ・チームの実現
  37. © 2024, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All

    rights reserved. 37 ツー・ピザ・チームの負荷が大きくなる フロントエンド バックエンド SRE QA Service A Service B Service C Service D 技術的な負担 (Cognitive Load) が増加 至る所で行われる車輪の再発明 チームごとの技術レベルが揃わない
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    rights reserved. Cognitive Load(認知負荷) • Cognitive Load とはユーザーが情報を処理したり理解する際にかかる負荷 • 認知心理学の言葉で、人間の脳にワーキングメモリがあり、その容量は限られてい ることから発生して作られた言葉 1. Intrinsic cognitive load • 学習対象そのものの複雑さによる負荷 2. Extraneous cognitive load • 業務や学習に無関係な余分な負荷 3. Germane cognitive load • 理解や学習が進行する際に発生する適切な負荷 38
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    rights reserved. 3 つの Cognitive Load 39 Intrinsic cognitive load Extraneous cognitive load Germane cognitive load 学習対象の難解さによる負荷 • マイクロサービスアーキテクチャで複 雑な分散合意の実装 • 利用しているアルゴリズムを変更し、 計算量を log オーダーに減らす • ライブラリのバグを直す • Kubernetes のマニフェストを学習 • 大規模すぎるコードベースの保守 • 難しすぎるセキュリティガイドライン を理解し、適切に実装する 適切な学習のための必要な負荷 学習に無関係な余分な負荷 • お客様が求めている機能は何か考える • サービスの正確な挙動を把握する • 新機能を実装するにあたってアーキテ クチャを考え、Design Doc を書く • 今進めているプロジェクトの背景や目 的について整理し、提案を進める • 情報がまとまっておらず開発に必要な 情報を収集するところから始まる • プログラムをビルドするためのコマン ドが毎回わからなくなる • 無関係のアラートでメンションされる • デプロイのたびに上司の承認が必要 • ツールへのログインが頻繁すぎる • 業務で利用するパソコンが重い
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    rights reserved. 3 つの Cognitive Load 40 Intrinsic cognitive load Extraneous cognitive load Germane cognitive load 学習対象の難解さによる負荷 • マイクロサービスアーキテクチャで複 雑な分散合意の実装 • 利用しているアルゴリズムを変更し、 計算量を log オーダーに減らす • ライブラリのバグを直す • Kubernetes のマニフェストを学習 • 大規模すぎるコードベースの保守 • 難しすぎるセキュリティガイドライン を理解し、適切に実装する 適切な学習のための必要な負荷 学習に無関係な余分な負荷 • お客様が求めている機能は何か考える • サービスの正確な挙動を把握する • 新機能を実装するにあたってアーキテ クチャを考え、Design Doc を書く • 今進めているプロジェクトの背景や目 的について整理し、提案を進める ツー・ピザ・チームは ここに認知負荷を寄せるべき! • 情報がまとまっておらず開発に必要な 情報を収集するところから始まる • プログラムをビルドするためのコマン ドが毎回わからなくなる • 無関係のアラートでメンションされる • デプロイのたびに上司の承認が必要 • ツールへのログインが頻繁すぎる • 業務で利用するパソコンが重い
  41. © 2024, Amazon Web Services, Inc. or its affiliates. All

    rights reserved. 3 つの Cognitive Load 41 Intrinsic cognitive load Extraneous cognitive load Germane cognitive load 学習対象の難解さによる負荷 • マイクロサービスアーキテクチャで複 雑な分散合意の実装 • 利用しているアルゴリズムを変更し、 計算量を log オーダーに減らす • ライブラリのバグを直す • Kubernetes のマニフェストを学習 • 大規模すぎるコードベースの保守 • 難しすぎるセキュリティガイドライン を理解し、適切に実装する 適切な学習のための必要な負荷 学習に無関係な余分な負荷 • 情報がまとまっておらず開発に必要な 情報を収集するところから始まる • プログラムをビルドするためのコマン ドが毎回わからなくなる • 無関係のアラートでメンションされる • デプロイのたびに上司の承認が必要 • ツールへのログインが頻繁すぎる • 業務で利用するパソコンが重い • お客様が求めている機能は何か考える • サービスの正確な挙動を把握する • 新機能を実装するにあたってアーキテ クチャを考え、Design Doc を書く • 今進めているプロジェクトの背景や目 的について整理し、提案を進める ツー・ピザ・チームは ここに認知負荷を寄せるべき! 仕組みによって解決すべき 仕組みによって解決すべき
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 42 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. Platform Engineering が提供するもの ツー・ピザ・チームの Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive load を 低減するための仕組みとして以下のものなどを提供する。 43 引用:https://tag-app-delivery.cncf.io/whitepapers/platforms/ ウェブポータル プラットフォームの機能を 提供するためのポータル API プラットフォームの機能を 自動的に提供するためのAPI ゴールデンパス プラットフォームの能力を 最適に利用するためのガイド 開発環境 ホストされたIDEやリモート接続 ツールなどの開発環境 Observability ダッシュボードを使用した サービスの観測 セキュリティ コードとアーティファクトの静的解 析、ランタイム解析、ポリシーの強 制などのセキュリティサービス アーティファクト コンテナイメージやライブラリ、 ソースコードなどのアーティファク トの保存 インフラストラクチャ コンピューティングリソース、ネット ワーク、ブロックとボリュームスト レージなどのインフラストラクチャ
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    rights reserved. 44 共通基盤を作ってみたが 失敗した経験がある方も多いのでは
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    rights reserved. Platform as a Product • Platform Engineering では、ツー・ピザ・チームの Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive load を低減するための仕組みを Product として提供する。 • Platform はツー・ピザ・チームからのフィードバックをもとに開発される。 • 従来型の共通基盤は、単なる共通化であり、利用が強制されるものであった。 • ツー・ピザ・チーム利用を強制されることはなく、他の方法を選択できる。 • プラットフォームチームは、局所的で特殊な要件に対応する必要はない。 45
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    rights reserved. 46 認知負荷を減らしながら実現する DevOps Platform Team Platform API 利用 DevOps Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive loadを Platform を利用することによって低減する。 開発するサービスについては、 運用も含め End-to-End で説明責任と権限を持つ つまり、Platfrom を利用しないという権限も持つ Platform という 1 つの Productに End-to-End で説明責任と権限を持つ ツー・ピザ・チーム
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    rights reserved. Platform as a Product • Platform Engineering では、ツー・ピザ・チームの Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive load を低減するための仕組みを Product として提供する。 • Platform はツー・ピザ・チームからのフィードバックをもとに開発される。 • ツー・ピザ・チームは利用を強制されることはなく、他の方法を選択できる。 • 従来型の共通基盤は、単なる共通化であり、利用が強制されるものであった。 • プラットフォームチームは、局所的で特殊な要件に対応する必要はない。 47 局所的で特殊な要件には、どう対応するのか? ツー・ピザ・チームだけでは解決できない高難易度の 信頼性に関する技術課題を解決するための組織構成が必要に
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    rights reserved. Embedded SRE 48 • Embedded SRE はツー・ピザ・チームの一員ではなく、独立したチーム。 • サイロを生まないようツー・ピザ・チームに一時的に加わり 専門家としてシステムの信頼性の向上に関わるプロジェクトに取り組む。 • 一定期間おきにローテーションを行う。信頼性に関わる技術の専門家である SRE はチームを離れ、また別のチームに加わる。 • プラットフォームチームが提供する Platform という Product を利用することに よって全体の 80% 程度の生産性や信頼性に関わる認知負荷を解決する場合には、 残りの 20% のドメインに局所的な問題を Embedded SRE が解決する。
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    rights reserved. 49 認知負荷を減らしながら実現する DevOps Platform Team Platform API 利用 DevOps ツー・ピザ・チーム Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive loadを Platform を利用することによって低減する。 開発するサービスについては、 運用も含め End-to-End で説明責任と権限を持つ つまり、Platfrom を利用しないという権限も持つ Platform という 1 つの Productに End-to-End で説明責任と権限を持つ Embedded SRE 一時的に加入 一定期間で離れる ツー・ピザ・チームと SRE チームの間にサイロは生まれない。 ツー・ピザ・チームが、運用も含め End-to-End で説明責任と 権限を持つ組織構成であるが、 Intrinsic cognitive load を Embedded SRE によって低減できる。
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    rights reserved. Embedded SRE と Platform Engineering の違い 50 Embedded SRE Platform Engineering 低減する認知負荷 Intrinsic cognitive load Intrinsic cognitive load と Extraneous cognitive load 責任範囲 サービスの信頼性、稼働率 認知負荷を低減するためのプ ロダクトを開発運用すること ゴールとなる指標 SLI/SLO SPACE, DORA チームトポロジー Enabling Platform コミュニケーションモード Collaboration X as a Service 解決する課題の粒度 配属したチームに固有の課題 多くの利用者を目指す
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    rights reserved. 51 Platform Engineering は 大規模な組織でしか成り立たない?
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    rights reserved. Platform Engineering へのよくある誤解 • Platform は、すべてのツールを Self Service 化しなければならない • Platform はInternal Developer Platform を運営 ・提供しなければならない • Platform Engineering をするには Kubernetes を使わなければならない 52
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    rights reserved. Platform Engineering へのよくある誤解 • Platform は、すべてのツールを Self Service 化しなければならない • Platform はInternal Developer Platform を運営 ・提供しなければならない • Platform Engineering をするには Kubernetes を使わなければならない 53 もちろん、上記のような Platform Engineering をやっている組織もあるだろう。 重要なのは、How (Internal Developer Platform, Kubernetes etc…)ではなくて Why(なぜやるのか) クラウドネイティブ化の推進などによって ツー・ピザ・チームの認知負荷が大きくなっているとき Platform Engineering は価値を発揮する。
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    rights reserved. Thinnest Viable Platform • 価値提供を実現できる最小限の Platform • Self Service 化せずに、むしろ積極的に既存の OSS や AWS サービスを活用 • AWS サービスを利用することで、Platform チームの運用負荷を低減 • Internal Developer Platform を提供せずとも、まずは標準手順書を提供するだけ • Thinnest Viable Platform によって認知負荷を低減できているかを計測 • SPACE, DORA を計測して数値として変化を追う • ニーズに応じて Platform の提供するものを選択 54
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    rights reserved. クラウドネイティブ化の背景 55 Dev と O ps の サ イ ロ 化 DevO ps Site Reliability Engineering M icroservice Architecture Platform Engineering
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    rights reserved. Thank you! Ryota Yamada Tech Training Specialist