Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DDD実践のFB
Search
rirazou
December 18, 2019
Programming
0
45
DDD実践のFB
DDD実践の問題点のFB
rirazou
December 18, 2019
Tweet
Share
More Decks by rirazou
See All by rirazou
recommended-collection-object.pdf
rirazou
0
76
Other Decks in Programming
See All in Programming
中級グラフィックス入門~効率的なメッシュレット描画~
projectasura
4
2.4k
技術的負債で信頼性が限界だったWordPress運用をShifterで完全復活させた話
rvirus0817
0
160
「次に何を学べばいいか分からない」あなたへ──若手エンジニアのための学習地図
panda_program
3
710
Claude Code と OpenAI o3 で メタデータ情報を作る
laket
0
110
kiroでゲームを作ってみた
iriikeita
0
140
GitHub Copilotの全体像と活用のヒント AI駆動開発の最初の一歩
74th
6
1.8k
MySQL9でベクトルカラム登場!PHP×AWSでのAI/類似検索はこう変わる
suguruooki
1
280
11年かかって やっとVibe Codingに 時代が追いつきましたね
yimajo
1
240
副作用と戦う PHP リファクタリング ─ ドメインイベントでビジネスロジックを解きほぐす
kajitack
3
520
CLI ツールを Go ライブラリ として再実装する理由 / Why reimplement a CLI tool as a Go library
ktr_0731
3
950
書き捨てではなく継続開発可能なコードをAIコーディングエージェントで書くために意識していること
shuyakinjo
0
190
AWS Summit Japan 2024と2025の比較/はじめてのKiro、今あなたは岐路に立つ
satoshi256kbyte
1
260
Featured
See All Featured
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.5k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.8k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
6k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
10
750
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
47
9.6k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
69
4.8k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
Transcript
DDD実践のFB ドメインモデリング勉強会 2019/12/18 @rirazou_ 1
自己紹介 • @rirazou_ • 好きな食べ物:寿司、焼き肉、ラーメン、鶏の唐揚げ • 嫌いな食べ物:パクチー • 技術的な興味:開発系は全般的に、最近は設計 •
その他の興味:息子の成長 • 最近のはなし:痩せない(食ってるから) 2
本日のアジェンダ 3 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案
本日のアジェンダ 4 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案
本日お話しすること - モデリングというよりは実装よりの話になります - 現プロジェクトにおける簡易DDDの実践にて、 特に困った問題についてお話しします - 簡易DDDよりな実践のため分析が 根本的に足りてないという事はあります 5
本日のアジェンダ 6 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案
DDDの実践での問題点 プロジェクトで何が起こったのか? - 画面の関心毎に引っ張られ過ぎて、 ドメインモデルの崩壊した。 - 集約を安易に取り扱い、巨大な集約を作ってしまい、 速度面で問題になることも多かった - 速度面の改善に取り組む中で、集約を歪めてしまい
さらなるドメインモデルの崩壊がおきた 7
DDDの実践での問題点 それで何が困るのか? - 1つのモデルが様々な関心毎を扱っている状態になり、 1つの修正がどう影響するのか読み取りずらくなった。 - 開発の後期になればなるほど、修正のコストが増加していく ※自動テストのメンテナンスも全然追いついてないので そう言った問題点は別でありました 8
DDDの実践での問題点 なぜそんなことが起こるのか? - 各画面で必要な情報が異なる - 1つの画面でも複数のモデルが必要になる - 複数のモデルの属性を組み合わせて表示したりする - 画面は顧客の要求を具現化しているので、情報の組合せが複雑
9
DDDの実践での問題点 そもそもドメインモデルが扱う事って? - そのドメインにおけるルールなどのビジネスロジックや プロセスなどのドメインの活動そのものを扱う - ドメインの活動から発生したシステムに対する 要求のユースケースをモデリングしたいわけではない ユースケースに使われるドメイン活動をモデリングしたい 10
DDDの実践での問題点 じゃあ画面が扱う事って? - ドメインが持つ情報を最適化して表示し、 人々の意思決定をサポートする - 意思決定を行った後の次のアクションへ入り口を提供し、 ドメインの活動を次へと進める - 要求を満たすため、それをサポートするために存在している
11
DDDの実践での問題点 結局は何が言いたいの? ドメインモデルは要求というよりは、 要求の向こう側にあるものをモデリングしたい 画面は要求そのものを実現したい ドメインが持つ情報は画面と密接にかかわってはいるが、 画面の関心毎とは別軸にあるものではないのか? ドメインモデルは画面から遠ざけたほうが良いのでは? もちろん、分析のスタートは要求や画面、帳票などになるが 今見えているそれらをドメインだと勘違いしない方がよいのでは?
12
本日のアジェンダ 13 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案
解決案 ① 戦略的設計をちゃんとやろうぜ ② CQRSをやろうぜ ※時間がないので端折りますので、知らない人は調べてください。 14
解決案 ① 戦略的設計をちゃんとやろうぜ はい、すみません。その通りです。頑張ります。 振り返ると自分が出会った問題のほとんどは ドメインエキスパートを含めて ドメイン自体の活動自体を分析すれば 解決できたように感じています。 15
解決案 ② CQRSをやろうぜ CQRSとは、リードモデルとライトモデルを分けるやり方 - リードモデルは、データを読み取る操作を担当 UIの関心毎で構造化される - ライトモデルは、データを更新する操作を担当 ドメインモデルの役割との相性が良い
16
解決案 CQRSをする上で、 - デメリットが無いわけではない - 分けることで発生する複雑さもある - 常にリードモデルとライトモデルは分ける必要はない - 素で使えるなら使えばいい
- 複雑化しそうなら分ける選択肢を持つということが大事 17
本日のアジェンダ 18 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案
まとめ 19 - UIはドメインそのものではなく、 ドメインをサポートするためのものではないのか? - 関心毎が異なるのであれば、分けるのが良いのではないか? - CQRSという解決策が生み出されているので、 実践する場では選択肢として考慮してみては?
- 戦略的設計を頑張ります。おれ。
質疑応答 - 本日のアジェンダ 20 本日お話しすること DDDの実践での問題点 解決案