Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

機械学習を用いた効果検証~回帰分析とT-Learner~

 機械学習を用いた効果検証~回帰分析とT-Learner~

2022/07/03のLT資料です。"機械学習×因果推論"手法の1つとして知られるT-LearnerについてLTしました。

参考リンク(マイメディア)

- 回帰分析を用いた効果検証
https://zenn.dev/s1ok69oo/articles/f0b91f19da2812
- PythonによるT-Learnerの実装
https://zenn.dev/s1ok69oo/articles/4a36fee0297234
- 機械学習で因果推論~Meta-LearnerとEconML~
https://zenn.dev/s1ok69oo/articles/1eeebe75842a50

うとしん

July 03, 2022
Tweet

More Decks by うとしん

Other Decks in Science

Transcript

  1. - 真のモデル: Y i = 40 + 0.25X i +

    20D i + u i の場合 - Y i : 学生iの後期試験の得点(目的変数) - X i : 学生iの前期試験の得点(交絡因子) - D i : 学生iの特講受講ダミー(D=1であれば受講) - u i : 誤差項(N(0, σ2)に従う) - このとき、特講の効果は一律で20点 回帰分析(設定1)
  2. 回帰分析(設定2) - 現実的には、同じ20点でも - 50点から70点に上げる - 70点から90点に上げる 難易度は異なる。 - 真のモデル:

    Y i = 40 + 0.25X i + ρ(X i )D i + u i となる - 処置変数D i の係数がX i に依存する → 次のスライドでもう少し詳しく設定
  3. 回帰分析(sklearnによる実装) ρ(X i ) = 24.5,,,となり、 Y i = a

    + bX i + 24.5D i + u i というモデルが得られる。 → 回帰分析では平均的な効果 しか算出できず、非線形な個別 の効果を推定できない