本資料はSatAI.challengeのサーベイメンバーと共に作成したものです。
SatAI.challengeは、リモートセンシング技術にAIを適用した論文の調査や、より俯瞰した技術トレンドの調査や国際学会のメタサーベイを行う研究グループです。speakerdeckではSatAI.challenge内での勉強会で使用した資料をWeb上で共有しています。
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紹介する論文は、「Galileo: Learning Global & Local Features of Many Remote Sensing Modalities」です。この研究では、従来のRemote Sensing FMよりも多くの入力データに対応した衛星画像Foundation Modelを構築しています。従来は光学画像のみに対応しているFMが大半でしたが、光学衛星に加えSAR・標高・気象データなど幅広いデータを教師データにすることで幅広いダウンストリームタスクに対応できるようにしました。グローバル特徴とローカル特徴を用い、ラベルを必要としない自己教師あり学習する手法を採用することでリモートセンシングで問題となる数ピクセルの事象から数千ピクセルの事象まで幅広い範囲で利用できるようになりました。その結果11のリモートセンシング系のベンチマークでSoTAを超える性能を達成しました。