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PLATEAUを用いた熊本市中心市街地におけるバリアフリー情報の可視化
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Satoshi Gachi Fujimoto
July 28, 2023
Technology
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PLATEAUを用いた熊本市中心市街地におけるバリアフリー情報の可視化
3D都市モデル PLATEAU LT 04のLT資料です
https://asciistartup.connpass.com/event/285065/
Satoshi Gachi Fujimoto
July 28, 2023
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Transcript
2023/07/28 PLATEAU LT 04 PLATEAUを用いた熊本市中心市街地における バリアフリー情報の可視化
がちもとさん KumaMCNという技術コミュニティを運営 株式会社ナレッジコミュニケーションでAI・XRアプリ開発 崇城大学古賀都市計画研究室の技術顧問でまちづくりの研究 高専で制御を、大学でセンシングを学び、次は脳みそ @sotongshi
研究目的 • 健常者だけでなく、身障者、妊婦、幼児帯同者、高齢者といった交通弱者も含めたすべての 主体がまちなか活動を楽しむことができる福祉のまちづくりの実現 • 熊本市中心市街地のバリアフリーに関する基礎調査とPLATEAUを用いたバリアフリー情報の 可視化の試み
研究方法 ①熊本市中心市街地(59.48ha)を対象に、バリアフリー整備状況の現状調査 ②調査対象となる建物・業種を選定 ③現地調査を実施し、GISに整理 ④PLATEAUに可視化
調査概要 • 2022年11月11日~13日 • 調査員 9名 • テナントビル 940棟 •
対象店舗数 4094件 不明(調査拒否等) 38% 飲食店 38% サービス業 12% 小売・卸売業 8% その他(銀行・病院・学習塾など) 3% 空き家 1%
調査概要 • 調査項目 • 建物の入口の段差 • 建物内のエレベーター(EV)の有無 • 店舗の入口の段差の有無 •
店舗内の多目的トイレの有無 • 店舗内の授乳室の有無 • 交通弱者が店舗を利用することができるか
EVの設置状況 エリア① 上通と下通が交わる場所で大型商業施設やホテル等が 立地しており、まちなかの中心部 エリア② 新市街の西側のエリアは飲食店やホテル等が集積 エリア③ 下通の南側は夜間営業の飲食店などが集まる繁華街 エリア④ 上通の北側は飲食店よりも住宅が多い
EVがある, 25% EVがない, 75%
テナントビルの段差の有無 エリア① 上通や新市街のアーケード内に位置する建物には、 段差のない建物やスロープが設置されている建物が 多く集まっている エリア② 段差がある建物が多い 段差がある 36% 段差がない
64% 段差がある 11% 段差がない 89% 店舗出入口 テナントビル出入口
交通弱者の店舗利用 • 利用可能 373店舗 • 利用可能(条件付き)251店舗 • 「介助者がいれば利用可能」 • 「事前に連絡があれば利用可能」
• 利用不可能 1881店舗 • 店員がサポートできない • エレベーターがない • 店舗内に段差がある など 利用可能 15% 利用可能(条件付き) 10% 利用不可能 75%
多目的トイレの設置状況 • 多目的トイレがある 53店舗 • まちなかの中心部であるエリアA、南側のエリアBに多い • 授乳室がある 12店舗 •
主に百貨店、大型商業施設、現代美術館、ホテル、 熊本市役所など
バリアフリー情報の可視化
今後の展望 • フェーズ1 • 建物単位 • フェーズ2 • 各フロア情報 •
フェーズ3 • 店舗内すべての情報 • 車いす等で通行できる幅があるか • 段差があるか • どこに多目的トイレがあるか など
ご清聴ありがとうございました