Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Rustではじめる負荷試験
Search
skanehira
August 26, 2024
Programming
6
1.6k
Rustではじめる負荷試験
https://findy.connpass.com/event/327076/
skanehira
August 26, 2024
Tweet
Share
More Decks by skanehira
See All by skanehira
Findy感謝祭2024 LT
skanehira
0
100
Wellcome Vim World
skanehira
3
620
VimConf 2023 Tiny
skanehira
1
670
Deno Fest 2023
skanehira
0
200
RustでWasm Runtimeを書いた in WebAssembly night #11
skanehira
0
770
RustでWasm Runtimeを書いた in UV_Study
skanehira
1
450
New Docker Compose
skanehira
5
1.3k
Vim/NeovimでGitHubを使う
skanehira
0
160
作業効率アップ!オススメTUIツール5選
skanehira
2
710
Other Decks in Programming
See All in Programming
数十万行のプロジェクトを Scala 2から3に完全移行した
xuwei_k
0
350
EC2からECSへ 念願のコンテナ移行と巨大レガシーPHPアプリケーションの再構築
sumiyae
2
440
Go の GC の不得意な部分を克服したい
taiyow
3
840
rails statsで大解剖 🔍 “B/43流” のRailsの育て方を歴史とともに振り返ります
shoheimitani
2
960
バグを見つけた?それAppleに直してもらおう!
uetyo
0
180
【re:Growth 2024】 Aurora DSQL をちゃんと話します!
maroon1st
0
810
アクターシステムに頼らずEvent Sourcingする方法について
j5ik2o
4
360
PHPUnitしか使ってこなかった 一般PHPerがPestに乗り換えた実録
mashirou1234
0
330
20年もののレガシープロダクトに 0からPHPStanを入れるまで / phpcon2024
hirobe1999
0
820
ある日突然あなたが管理しているサーバーにDDoSが来たらどうなるでしょう?知ってるようで何も知らなかったDDoS攻撃と対策 #phpcon.2024
akase244
2
410
わたしの星のままで一番星になる ~ 出産を機にSIerからEC事業会社に転職した話 ~
kimura_m_29
0
200
KMP와 kotlinx.rpc로 서버와 클라이언트 동기화
kwakeuijin
0
190
Featured
See All Featured
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
3
170
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
347
20k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
66k
Visualization
eitanlees
146
15k
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
50
2.9k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
6
530
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1031
460k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
46
7k
Transcript
Rustで始める負荷試験 ゴリラ
自己紹介 株式会社テックリードという会社をやってい ます。 主にフロントエンド・バックエンドエンジニ アとして仕事しています。 好きなものはVim, Go, Rust, TypeScript, Deno,
Wasm などです。 最近のマイブームはRustとWasmとDB自作です。 X : https://x.com/gorilla0513 zenn : https://zenn.dev/skanehira GitHub: https://github.com/skanehira
GopherがRust入門したので違いをまとめてみた https://zenn.dev/skanehira/articles/2024-08-12-go-rust-pros-cons
RustでWasm Runtimeを実装する本を書いた https://zenn.dev/skanehira/books/writing-wasm-runtime-in-rust
RustでDB自作やっている 最低限 create table, insert, select は動いた
自己紹介はこれくらいで…
本日の発表は
Rust製 負荷テストフレームワーク Gooseの紹介 https://github.com/tag1consulting/goose
Goose(グース)とは • LocustにインスパイアされたRust製の負荷テストフレームワーク フレームワークなので、ビルドしたシングルバイナリで動く => 可搬性、カスタマイズ性
Goose(グース)とは • LocustにインスパイアされたRust製の負荷テストフレームワーク フレームワークなので、ビルドしたシングルバイナリで動く => 可搬性、カスタマイズ性 • Locustと比べて約11倍ほどのトラフィックを生成できる 単一サーバーから数千ユーザを簡単にエミュレートできる =>
スピードとスケーラビリティ
Goose(グース)とは • LocustにインスパイアされたRust製の負荷テストフレームワーク フレームワークなので、ビルドしたシングルバイナリで動く => 可搬性、カスタマイズ性 • Locustと比べて約11倍ほどのトラフィックを生成できる 単一サーバーから数千ユーザを簡単にエミュレートできる =>
スピードとスケーラビリティ • Rust Foundationのメンバーであるtag1が開発している => 安心感
簡単な実装例を紹介
Gooseの実装例 • 負荷対象サーバー
Gooseの実装例 • 負荷実行クライアント • scenario!() シナリオの追加 シナリオは複数のtransaction で構成される • transaction!()
トランザクションの追加 複数のリクエストとレスポンスの 検証で構成される 例: ログインと画像アップロード でトランザクションを分ける
Gooseの実装例 • 負荷の実施 • ––host 対象サーバー • ––users 接続ユーザー数 •
––iterations シナリオ実行回数 ––usersの数だけ実行
Gooseの実装例 • 結果のメトリクス • PER SCENARIO METRICS シナリオごとのメトリクス • PER
TRANSACTION METRICS トランザクションごとのメトリクス • PER REQUEST METRICS HTTPリクエストごとのメトリクス リクエストごとのパーセンタイル
Gooseの実装例 • メトリクスの読み方の一例 PER TRANSACTION METRICS 項目 説明 Name シナリオ名
reqs シナリオで成功したリクエストの総数 fails シナリオで失敗したリクエストの総数 req/s リクエスト総数の対する成功した割合 fails/s リクエスト総数の対する失敗した割合 Avg(ms) リクエストの平均実行時間(ms) Min リクエスト実行時間の最小値 Max リクエスト実行時間の最大値 Median リクエスト実行時間の中央値 Status codes リクエストのレスポンスステータスコード
Gooseのここが良い 🎉 3選
HTML metrics
HTML metrics • HTMLでメトリクスやグラフが見れる
HTML metrics • HTMLでメトリクスやグラフが見れる
Logging
Logging • Gooseはリクエスト・エラーといったログを出力できる
Test plan
Test plan • 負荷の掛け方を指定できる 例:60秒間で10人のユーザーを起動しその後シャットダウンする前に5分間実行する $ cargo run --release --
-H http://local.dev/ \ --test-plan "10,1m;10,5m;0,0s"
Test plan • 負荷の掛け方を指定できる 例:5分間に500ユーザーを開始し、2,500 ユーザーまでトラフィックを急増させる cargo run --release --
-H http://local.dev/ ––test-plan \ "500,5m;500,5m;2500,45s;500,45s;500,5m;2500,45s;500,45s;500,5m;0,0s"
まとめ
•可搬性(シングルバイナリ) •カスタマイズ性(フレームワークなので自由度が高い) •ハイスピード(Locustの約11倍のトラフィック数) •ハイスケーラビリティ(単一サーバーから簡単に数千ユー ザ生成可能) •豊富なメトリクス(シナリオ・リクエストなど) •わかりやすいレポート(テキスト・HTMLレポート) •柔軟な設定(スパイクする負荷を設定できるなど)
Gooseについてもっと知りたい場 合は↓を参照してください https://book.goose.rs
最後に すこしだけ宣伝
None
VimConf は、世界初かつ世界で唯一のコミュニティに よって定期運営されているVimの国際カンファレンス 日付 : 2024年11月23日(土) 時間 : 09時30分~17時30分 懇親会:
17時30分~19時30分 場所 : アキバプラザ・アキバホール, at 東京 秋葉原 チケット販売開始予定: 2024年9月中旬 (約160名を予定)
スポンサー絶賛募集中!! https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe_MtcYYJ-gV- sHejH7XdXsFcD7lOuqVeQoaAhd6fpI_eUQbw/viewform
ありがとうございました