Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
万葉の教育カリキュラム-ペパボテックフライデー/everyleaf eduction curr...
Search
tatsuosakurai
July 13, 2018
Programming
0
580
万葉の教育カリキュラム-ペパボテックフライデー/everyleaf eduction curriculum
万葉の研修カリキュラムについてです!
2018年7月のペパボテックフライデーで発表させてもらいました:)
tatsuosakurai
July 13, 2018
Tweet
Share
More Decks by tatsuosakurai
See All by tatsuosakurai
チーム開発のイメージ/Image of team development
tatsuosakurai
2
270
サバイバル/survival
tatsuosakurai
1
78
yours_mine_and_the_truth
tatsuosakurai
0
79
とちぎRuby会議08LT-mitaka.rb第0回目をやります / tochigi-rubykaigi-08-lt-mitakarb
tatsuosakurai
2
200
RailsDM2019-株式会社万葉会社説明-現場Railsの執筆現場 / railsdm-https://speakerdeck.com/tatsuosakurai/railsdm2019-everyleaf-and-genba-rails
tatsuosakurai
2
360
現場Rails活用ガイド-読んで書いて終わりじゃない!-/genba_rails_guide
tatsuosakurai
4
1.6k
現場で使えるゆるいペアプロ/light_pear_programming
tatsuosakurai
6
3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
しっかり学ぶ java.lang.*
nagise
1
410
OSS開発者の憂鬱
yusukebe
12
5.8k
Stay Hacker 〜九州で生まれ、Perlに出会い、コミュニティで育つ〜
pyama86
2
2.4k
AIの弱点、やっぱりプログラミングは人間が(も)勉強しよう / YAPC AI and Programming
kishida
11
5.2k
CSC509 Lecture 11
javiergs
PRO
0
310
AI時代もSEOを頑張っている話
shirahama_x
0
160
AIを駆使して新しい技術を効率的に理解する方法
nogu66
1
660
競馬で学ぶ機械学習の基本と実践 / Machine Learning with Horse Racing
shoheimitani
14
13k
Developing Specifications - Jakarta EE: a Real World Example
ivargrimstad
0
180
Querying Design System デザインシステムの意思決定を支える構造検索
ikumatadokoro
1
1.2k
Combinatorial Interview Problems with Backtracking Solutions - From Imperative Procedural Programming to Declarative Functional Programming - Part 1
philipschwarz
PRO
0
100
複数チーム並行開発下でのコード移行アプローチ ~手動 Codemod から「生成AI 活用」への進化
andpad
0
180
Featured
See All Featured
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
118
20k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
65
8k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
234
18k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
76
5.1k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.8k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
410
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
Transcript
万葉の教育カリキュラム 2018-07-13 @tatsuosakurai ペパボテックフライデー
自己紹介 • @tatsuosakurai / 櫻井達生 • 万葉(Rails受託開発) • Railsエンジニア •
@hsbt, @kenchan, @june29, @sizucca_, @udzura のお友達
どんなことしてるの? • 新カゴチームのお手伝い • @uchinokot(内野) と一緒に • NP後払い・PGマルペイなどの決済方 法を追加しています:) •
近年はアラスカに生息(木金)
アジェンダ • 研修カリキュラムとは? • カリキュラムができた経緯 • カリキュラムの現在 • まとめ
研修カリキュラムとは
研修カリキュラムとは • https://github.com/everyleaf/ el-training • 万葉で必須とされるRuby on Railsとその周辺技術の基礎を習得 するための新入社員教育用カリキュラ ムです。
Railsを使った アプリケーション開発の 流れを共有して 開発効率をあげる仕組み
2017年01月 private版 運用開始 2017年11月 RWC2017 public版公開
公開後 カリキュラムやってますと 声をかけていただく機会がふえました
うれしい〜! ありがとうございます
ペパボさんでも 使ってくださってありがとう ございます〜m(_ _)m • @tsumichan/todo-app ! • @mrtc0/todo !
カリキュラムが できた経緯
旧研修? • OJT (On-The-Job Training) •現場が忙しいと… • ペアプロ • メンターオリジナル課題
• …研修(?_?)…なにもない荒野? •とりあえず旧研修と呼びます
旧研修の Problem
旧研修Problem1 • メンターの負荷が高い •1人〜2人で担当 •メンティーに合わせて課題を考える •自分の仕事もある •メンターもメンタリングされたことない
旧研修Problem2 • メンター難しい •メンティーが知らない・理解していない ことを察知して、必要なことを提案 •メンティーの理解度を把握する? • わかりましたって言われた場合、ど れくらいの理解度?
旧研修Problem3 • いろいろバラバラなので •知っててほしい基礎を知らなかった • ex. DB使わないプロジェクトなど •Railsの全体像がわかってなかった •メンティーの知識と経験に偏りがでた •わからないところに気づきにくい
旧研修Problem4 • Railsの機能が増えていく •標準から外れるものはあるけど •機能は基本増えていく‥ • 開発者に期待されることも増える
その他 • Railsガイドやチュートリアルは? •大変素晴らしいが、初学者がその知 識をすぐ使うのは難しい •読んだけど覚えてない(すごい量…) •やったけど勘違いしていた(ことが後で わかった)
Problemから Tryへ
Problemへの Tryとしての カリキュラム
はじめの一歩!
Issueが立った! 「今後の新人教育方 法を考えたい」
Issueからカリキュラム公開まで • 2016.09.26: Issueが立つ • 2016.11.16: 第1回チキチキ教育MTG •1月の新入社員入社までには作りたい • 2016.11.26:
カリキュラム作成開始 •このときはGoogleDocs
Issueからカリキュラム公開まで • 2016.12:カリキュラム作り+素振り • 2017.01:カリキュラム使用開始 • 2017.11:RWC2017でPublic公開 • 2018.05:繁体字版 5xRubyさん
• 2018.06:ペパボさんで使ってもらう
カリキュラム設計思想 • 曖昧・不十分な要件をいれる •不明点を相談・質問 •メンティー,メンターの意見を尊重したい • 大雑把な粒度にする •段取りを考えてもらう • 環境構築からデプロイまでなるべく一通
り
カリキュラムの好きな ところ • 考えるきっかけがある • 文化を伝えられる • レビュー勉強になる •メンターだけでなく全社員でレビュー
考えるきっかけがある • ex. ステップ14:終了期限を追加しよう •終了日や、終了日時ではないの で、 考えさせられる @june29 •名前どうする? •データ型どうする?
文化を伝えられる • 何を大切にするか • 現場のレビューを体験できる •レビュア同士の意見がぶつかったり • 社内の文化やキャラクターを伝えあえる •どんな人なのか •どんな感じでやってるのか
レビュアーのレビュー が勉強になる • ナウい書き方 • レビュースキル • 教え方や伝え方の学び
カリキュラムの現在 • いままで1年半くらい運用 • 卒業生は5人くらい •@uchinokot もその1人 • とりあえずの基礎はおさえられてる?! •
課題もまだまだある
カリキュラムの課題 • カリキュラムがあれば人が育つわけでは ない • 育つ土壌(文化)作りが大事 • 人それぞれ。ほんと人それぞれ •メンターもメンティーも人 •人に合わせて調整し続ける
カリキュラムの課題 • レビュア盛り込みすぎ •ステップをこなす上では不要だが、さら なる知識のきっかけを…レビュアとして 蛇足の説明をつけたい ! " •「手が止まり過ぎちゃうんで、なるべく 抑えてもらっていいすか?」
•ではいつどこで知るのがいいだろう(?_?)
カリキュラムの目的 • カリキュラムのステップを終わらせるのが 目的ではない • ステップを通して、開発の流れを体験す ること、実際の開発現場の流れに乗る 準備をしておくことが目的 • できない問題に当たったときの戦い方
• 学習のサイクルを作るきっかけ
カリキュラムのこれから? • バージョンアップは引き続き • フロントエンド? • デザイン? • メンター用資料の公開? •
カリキュラムユーザ同士の情報交換?
まとめ • 新入社員育成のProblemを解決するた めのカリキュラム • 便利だったので公開 • 使っていただけてうれしい! • 人の成長が見れる!
•難しいけどたのしい!
まとめ • カリキュラムが開発をたのしむきっかけに なれればうれしいです:) • 僕らもペパボさんの文化、たのしませて もらっています • やっていき、のっていき、バーーンと! •
一緒にたのしんでいきましょう !