and Innovation(OTI)ヒアリング訪問レポート 2025年度 東京都ICT職専門研修「海外派遣研修」 18 1. 庁内DXの「マインドセット/カルチャー」 • DX推進の最大課題を、「行政文化と業務慣行の変革」にある。 • 現場には行政文化・意識の壁と、紙・レガシー業務の残存が残存する一方で、AIへの期待も 高まっているギャップがある。 2.市公式サイト「NYC.gov」構築に関するデジタルツール活用/組織変革 • 2024年8月にCMS依存を避ける「Agnostic Code」と「Adobe Experience Manager (AEM)」向け実装の2系統でデザインシステムを公開し、統一されたアクセシビリティと一貫し たUIを提供しつつ、可能な範囲で柔軟性も持たせる設計とした。 • 各局が自律性を持ちながら、一方で、共通のデザインシステムガイドにより、サイト全体の一貫 性(look & feel)とアクセシビリティを担保する方針。 • NYC.govについて、情報設計を局(agency)単位の配置から、住民の課題・サービス起 点の横断設計へ転換し、複数局でガイドページを共同作成している。その際、311コールセン ターのデータ、Web解析、局職員・開発側への内部ヒアリング(インタビュー)など複数ソース を用いて、住民ニーズとアクセスの多い領域を特定し、改善の優先順位を決めている。 • 対象人口850万人に対し、70超の局が450超のサイト資産と独自ITチームを持ち、OTIは 必要時に支援。 • 非エンジニアの実証的ツール開発への関心が高まっており、今後の内製能力・テクノロジーリテ ラシー育成が論点。 3. 生成AI・AIエージェントの行政活用 • 2023年10月に策定した「AI Action Plan」で37アクションを設定。ガバナンス体制、職員ス キル向上、住民への教育・透明性確保など。35件が完了・進行中。 • AI活用の具体例として「機械翻訳で職員と住民の会話を促進できるか」の実証を行っている。 • Agentic AIは現時点は検討段階。現場からの具体的需要は限定的で、業務活用には信 頼性確認が必要と考えている。 • 今後については、生成AIの活用にあたり、適切なガードレールを整備した上で、安全に提供・ 利用できる状態確保を優先する。 訪問日時:2025年10月27日(月)10:00~11:00 訪問場所:2 Metro Tech Center (2 MetroTech Center, Brooklyn, NY 11201 アメリカ合衆国) 参加者: 【東京都】 • 小暮、佐藤、村松、通訳者 【ニューヨーク市】 • Renata Gereckeさん(Agency Solutions Manager, Research and Collaboration) • Gina Kimさん(Director of Design, Strategic Initiatives) • Brown Leslieさん(Senior Advisor, Office of Public Information) 実施したセッション: • 10:00~10:10 参加者紹介、東京都・GovTech東京の取り組み説明(東京都) • 10:10~10:20 ニューヨーク市の取り組み説明(ニューヨーク市) • 10:20~11:00 意見交換 訪問の様子(同行者撮影) 研修概要 SDGC2025 (イベント) Salesforce (IT企業) San Francisco City (行政機関) Microsoft (IT企業) New York City (行政機関) 総括 New York Redmond San Francisco Dallas