Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Rails のブラウザテストを Playwright で動かすようにしたらデバッグが簡単になっ...
Search
Tomoya Chiba
November 02, 2023
Technology
4
3.1k
Rails のブラウザテストを Playwright で動かすようにしたらデバッグが簡単になって捗った
Omotesando.rb #91 (
https://omotesandorb.connpass.com/event/299381/
) で発表した資料です。
Tomoya Chiba
November 02, 2023
Tweet
Share
More Decks by Tomoya Chiba
See All by Tomoya Chiba
スポンサーブース用の ruby.wasm くじを vibe coding した話
tomoasleep
0
110
東京Ruby会議12ヘルパー楽しかった✌
tomoasleep
0
140
rbs-inline 生成してみた
tomoasleep
1
330
LiveShare で森羅万象を共同編集する(?)
tomoasleep
1
720
GitHub Actions による RSpec の時間を半分以上短縮した話
tomoasleep
2
1.5k
ts-morph と ast-grep でたくさんの TypeScript コードを書き換えた話
tomoasleep
4
4k
render 出来るオブジェクトの作り方
tomoasleep
0
250
Rails アプリを10年以上継続していくためのフロントエンドの底上げ
tomoasleep
3
1k
Sorbetやっていき(たい)宣言
tomoasleep
0
450
Other Decks in Technology
See All in Technology
進化する大規模言語モデル評価: Swallowプロジェクトにおける実践と知見
chokkan
PRO
0
170
ソースを読む時の思考プロセスの例-MkDocs
sat
PRO
1
320
プレイドのユニークな技術とインターンのリアル
plaidtech
PRO
1
500
「タコピーの原罪」から学ぶ間違った”支援” / the bad support of Takopii
piyonakajima
0
150
SRE × マネジメントレイヤーが挑戦した組織・会社のオブザーバビリティ改革 ― ビジネス価値と信頼性を両立するリアルな挑戦
coconala_engineer
0
300
Oracle Database@Google Cloud:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
0
390
.NET 10のBlazorの期待の新機能
htkym
0
150
スタートアップの現場で実践しているテストマネジメント #jasst_kyushu
makky_tyuyan
0
140
AIエージェントによる業務効率化への飽くなき挑戦-AWS上の実開発事例から学んだ効果、現実そしてギャップ-
nasuvitz
5
1.4k
猫でもわかるAmazon Q Developer CLI 解体新書
kentapapa
1
140
デザインとエンジニアリングの架け橋を目指す OPTiMのデザインシステム「nucleus」の軌跡と広げ方
optim
0
120
プロファイルとAIエージェントによる効率的なデバッグ / Effective debugging with profiler and AI assistant
ymotongpoo
1
540
Featured
See All Featured
Music & Morning Musume
bryan
46
6.9k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
12
1.2k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
7k
Embracing the Ebb and Flow
colly
88
4.9k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
36
6.1k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
140
34k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.3k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.7k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.7k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.2k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
280
24k
Transcript
Tomoya Chiba (@tomoasleep) Rails のブラウザテストを Playwright で動かすよう にしたらデバッグが簡単になって捗った 1
千葉 知也 (@tomoasleep) Qiita 株式会社 エンジニア SNS (?) https://twitter.com/nemunemu3desu https://qiita.com/tomoasleep
今日は Kaigi Effect をうけて(?) LT しにきました 自己紹介 2
アンケートします 3
Rails のブラウザテスト (System Spec, Feature Spec, ...) 書いてる人 4
一部のページで導入 壊れると非常に困るページ ( 登録フロー、ログイン、記事ページ、エディタ, ...etc) フロントエンドが複雑な箇所 ( 年々複雑になってきているので、もうちょっとテスト増やしたい…) ブラウザテストには Feature
Spec を使用 Qiita におけるブラウザテスト 5
独特の記法 (Capybara の DSL) に慣れない 時々よくわからない理由で落ちる 落ちたときのデバッグが難しい Rails ブラウザテストでの課題 6
テストを書けるメンバーを増やしにくい 独特の記法 (Capybara の DSL) に慣れない 書いたテストをメンテナンスしていく上で困る 時々落ちる 落ちたときのデバッグが難しい Rails
ブラウザテストでの課題 ( 分類 ) 7
テストを書けるメンバーを増やしにくい 独特の記法 (Capybara の DSL) に慣れない 書いたテストをメンテナンスしていく上で困る 時々落ちる 落ちたときのデバッグが難しい Rails
ブラウザテストでの課題 ( 分類 ) 8
いわゆる Flaky Test がブラウザテストで多い 色々な理由で落ちることがある wait する時間が短すぎる 不安定なテストデータ その他 困ること
(1): 時々落ちる 9
単にテスト結果を見るだけだと、原因が把握しにくい 特に CI で落ちたときに難しい 場合によっては、ローカルで再現出来ないことがある ただ不安定ならまだ良いが ( 良くないが) 違うと 地獄のデバッグ
が始まる ことになる… 困ること (2): デバッグが難しい 10
Rails ブラウザテストは課題が山積み 11
つ https://playwright.dev/ Microsoft 製のブラウザテストツール つらみを解決しているツールはないか? 12
Playwright は Trace viewer でテストの状況をリプレイすることが可能 (Cypress なども近い機能はある) Playwright の Trace
Viewer が便利 13
Console log も見れる Playwright の Trace Viewer が便利 14
Network Request も見れる (Request, Response ももちろん見れる) Playwright の Trace Viewer
が便利 15
Ruby 用クライアントが開発されている playwright-ruby-client capybara-playwright-driver # こんな感じで書ける page.goto("/tests/#{user.id}") page.wait_for_selector('input').type('hoge') page.keyboard.press('Enter') expect(page.text_content('#content')).to
include('hoge') Playwright を Rails で動かす 16
capybara-playwright-driver を使えば、コードはほぼそのまま に導入可能 Capybara Driver でコードほぼそのままで導入可能 17
RSpec.describe "Todos", type: :system do before do driven_by(:playwright) end #
... end Rails 7.1 で capybara-playwright-driver を使う設定が System Test に組み込まれ た Add support for Playwright as a driver for system tests by yuki24 · Pull Request #48950 · rails/rails Rails 7.1 で System Test に設定が組み込まれた 18
2~3 日程度の作業で移行完了 一部挙動が違う部分を書き換えた程度で、ほぼそのまま移行できた Playwright を導入 19
落ちたテストの Trace を自動で保存するように設定した 設定方法は Rails のブラウザテストを Playwright で動かすようにしたらデバ ッグが簡単になって捗った #Ruby
- Qiita 落ちたテストの Trace を自動保存するようにした 20
CI で落ちたテストの状況を手元で確認できるようになった ※ Action などが一部分かりにくい部分がある (Capybara 経由のため) CI で落ちたテストのデバッグが容易になった 21
落ちたテストのデバッグが容易になった テストの落ちる頻度が体感減った(?) ( が、色んな改善を同時にやっていたので、Playwright だけの効果かは不明) → 少ない工数でブラウザテストのつらい部分を改善できた 移行の効果 22
テストを書けるメンバーを増やしにくい 独特の記法 (Capybara の DSL) に慣れない → 未解消 書いたテストをメンテナンスしていく上で困る 時々落ちる
→ 解消 (?) 落ちたときのデバッグが難しい → 解消 元々の課題に立ち返る 23
将来的には Node.js ベースへの移行もあり? 24
将来的には Node.js ベースへの移行もあり? 25
将来的には Node.js ベースへの移行もあり? 26
Kaigi on Rails で 「Playwright で Rails 資産を使いつつ JS でブラウザテストす
る」手法が紹介されていた https://kaigionrails.org/2023/talks/YusukeIwaki/ https://speakerdeck.com/yusukeiwaki/kaigionrails2023pub Node.js ベースだと、いろいろメリットがある 公式ドキュメント (https://playwright.dev/) を参考文献として使える VSCode 拡張 (https://playwright.dev/docs/getting-started-vscode) の恩恵を 受けられる 画面を触りながらテスト生成、テスト実行、デバッグなど、 将来的には Node.js ベースへの移行もあり? 27
俺たちの Kaigi Effect はこれからだ (?) 28
https://qiita.com/advent-calendar/2023 CM (1): Advent Calendar 2023 オープン 29
社員みんなでもりもり書いていきます https://qiita.com/advent-calendar/2023/qiita-inc CM (1'): Qiita 社 Advent Calendar もやります 30
オンラインLT イベントで、登壇者と参加者募集中です!! Qiita のエンジニアも話します 詳しくは https://increments.connpass.com/event/297116/ CM (2): Qiita 主催の
LT イベントがあります 31
Qiita に書いた記事 Rails のブラウザテストを Playwright で動かすようにしたらデバッグが簡単に なって捗った #Ruby - Qiita
(https://qiita.com/tomoasleep/items/71b792cb2f89235db1ca) サンプル実装: https://github.com/tomoasleep/rails-sample-with-playwright playwright-ruby-client 作者の解説記事 https://yusukeiwaki.hatenablog.com/entry/2021/05/18/capybara- playwright-driver E2E testing on Rails https://speakerdeck.com/yusukeiwaki/kaigionrails2023pub Further Reading 32