Scott Wlaschin 氏の著作「関数型ドメインモデリング」の日本語訳が最近出版されました。本書は、ドメイン駆動設計(DDD)と関数型のプログラミングスタイルによってソフトウェアの複雑性にどう対処できるか、その手法を解説しています。関数型プログラミングは難しいという印象を持たれがちです。
しかし現代の主流プログラミング言語の多くは実際にはマルチパラダイムであり、関数型言語が持つ特徴を多かれ少なかれ取り入れることで、より柔軟で強力なプログラミングができることを目指しています。それで、関数型とは見なされないプログラミング言語を使う場合でも、工夫をすることで本書で紹介されている設計・実装のテクニックの多くを適用できます。
このセミナーでは、「鉄道指向プログラミング(ROP)」を始めとした本書の幾つかのポイントを C# でどのように実践したかをご紹介します。