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AIコーディング新時代を生き残るための試行錯誤 / AI Coding Survival Guide

AIコーディング新時代を生き残るための試行錯誤 / AI Coding Survival Guide

https://layerx.connpass.com/event/355449/
AI Coding Meetup #2 Cline/RooCode/Claude Codeの活用事例
「AI Coding × チーム開発 × 組織での実践」にフォーカスを当てるイベント、での登壇です。

株式会社ジェイテックジャパン 高丘 知央
2025年6月12日(木曜日)
LayerX Tech Conference
#aicoding

概要
AIコーディングは4月の過渡期を経て6月に本格化。Claude Code MaxやCopilotなどのエージェントが長時間・高品質な開発を実現し、使いこなしが競争力を左右する。シニアは既存スキルで優位に立ち、若手も経験次第で急成長が可能。まず定額LLMサービスで基礎を築き、タスク/設計ファイル方式で品質を担保しつつ、良質なコンテキストと要約力で出力を最適化する。VM上で“YOLOモード”を試し、節約思考を捨ててAIを積極活用する姿勢が重要。AIは知識の代替ではなく増幅器であり、熱意と探究心が新時代を生き抜く鍵となる。

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Tomohisa Takaoka

June 12, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 高丘 知央 - Tomohisa Takaoka X: @tomohisa GitHub: @tomohisa

    Works at: 株式会社ジェイテックジャパン、J-Tech Creations, Inc. JTS Group - 株式会社ジャパンテクニカルソフトウェア 品川 CTO: 中小企業の受託開発をモダンな開発スタイルで。イベントソ ーシング、CQRSなどのソフトウェアアーキテクチャに関するコンサ ル業務 Microsoft MVP for Developer Technologies from Nov 2024- OSS: Sekiban - Event Sourcing and CQRS Framework. 2 / 18
  2. 1-1. 4月から6月への変化 4月 - 過渡期の認識 AIコーディングの理想と現実を模索 「AIは知識の代替ではなく増幅器として機能」 使用者のス キルがないと出力が上げられない、またAIと協働すること により使用者のスキルは向上する

    まだ手探り状態、限定的な活用 6月 - 完全なる新時代の到来 Claude Code Max による長時間タスクの実現 Copilot、Cursor、Cline等のエージェント機能の成熟 「生き残る」ための必須スキルへと変化 5 / 18
  3. 2-1. LLMモデルやサービ スの活用戦略 まずは少額定額サービスから GitHub Copilot(推奨) Cursor Pro Claude Pro

    モデルや動作環境 現時点では個人的には Claude Sonnet (or Opus) 4 一択、指示に従う力が Gemini or OpenAIモデルより高い(個人 の感想) 動作環境は大差はない。Clineは使いやす い、Copilot Agent in VS Code は遅いけ ど正確より、Claude Codeは長時間タス クが強め 9 / 18
  4. 2-2. コントロールしたい機能の開発 手法 小さめのタスク、レビューをしっかりしたい なら、タスクファイル・設計ファイル方式 1. 時間をかけてタスクをファイルに記述 2. AIに設計を出力してもらう 3.

    人間がレビューし、品質を担保 参考記事 タスクリストとタイムスタンプ付き設計ファイルを使っ て既存プロダクト開発にもCline,Copilot AgentでAIコー ディングする この方法は今でも有効! 10 / 18
  5. 3-1. 使用量の考え方の転換 Before: 節約思考 「たくさん使わないように」 使用量を制限 必要最小限の利用 After: 積極活用思考 「使える分を量・質の向上に惜しみなく使う」

    Claude Codeで5時間のウィンドウをマックス利用で大量に動作 品質と生産性の最大化を優先 再帰的に使用できる進捗管理プロンプト(TODOリストをファイルに書いて、処理が終わったらチェックし て、終わっていないものを継続して下さい。 ) LLMの記憶力に期待しない。Compactionで失敗することが多いので、Compactionさせないぐらいでやめさ せる 13 / 18
  6. 3-2. YOLO モードの実践 VM環境での安全な冒険 「VMを立ててYOLOでいこう」 参考ブログ AI エージェント開発時代の開発環境構築:VM で実現す る安全な

    YOLO モード YOLO モードの利点 確認ダイアログなしでの自動実行 高速な開発サイクル 並行開発の実現 14 / 18
  7. 4-1. 新時代への適応戦略 段階的なアプローチ 1. 定額サービスでの基礎経験積み 2. コンテキスト管理スキルの向上 3. YOLO モードでの大胆な実験

    重要な心構え AIは知識の代替ではなく増幅器 節約から積極活用への思考転換 要約力・コンテキスト管理でLLMの能力を引き出す 継続的な学習と実践 熱意と探究心を持って、新時代を生き抜きましょう! 17 / 18