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【NICOGRAPH2025】Photographic Conviviality: ボディペイ...

【NICOGRAPH2025】Photographic Conviviality: ボディペイント・ワークショップによる 同時的かつ共生的な写真体験

NICOGRAPH2025(広島)で発表したJ-1: Photographic Conviviality: ボディペイント・ワークショップによる同時的かつ共生的な写真体験 小澤知夏(筑波大学大学院), 皆川達也, 落合陽一(筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター)の発表資料です

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Chinatsu Ozawa

December 26, 2025
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Transcript

  1. Photographic Conviviality: 
 ボディペイント・ワークショップによる
 同時的かつ共生的な写真体験 小澤 知夏(筑波大学),皆川 達也(デジタルネイチャー開発研究センター),落合 陽一(筑波大学/デジタルネイチャー開発研究センター) 小澤

    知夏 筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 情報学学位プログラム 博士前期課程1年 落合陽一研究室 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  2. 論文の概要 写真と身体装飾に着目したカメラの制作とデザインスペースの議論 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 写真史とタトゥー史におけるデジタルアートを俯瞰した美術史的解釈へ新しい視点の提供 ボディペインティングやフォトタトゥーイングにおけるテクノロジーの拡張による作品のケーススタディおよび論考 写真史とタトゥー史におけるデジタルアート を俯瞰した美術史的解釈へ新しい視点の提供 2章 ボディペインティングやフォトタトゥーイン グにおけるテクノロジーの拡張による作品 3章 3章で述べた作品のケーススタディおよび論 考 4章・5章
  3. 背景 写真の基本的な側面:アーカイブと鑑賞 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ https://oshimastudio.com/digital-archive/ https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/7552/ 誰もが知る写真の基本的な側面として,記録としての役割や,壁面に設置された鑑賞する対象としての役割がある 記録としての写真 静的に鑑賞する対象としての写真
  4. 背景 写真の特異的な側面:身体表現 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ https://www.inscribe.jp/gallery/cate1/sub5/realcattattoo https://sheishere.jp/column/201909-beautytalk03/ さまざまな特徴の中でも,本論文では特異的な「身体上へ印刷される写真」に着目した
  5. 関連研究・歴史的背景 写真と身体装飾の歴史的関係:刺青 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 歌川国芳の浮世絵「水滸伝」をきっかけに,全身に刺青を彫る文化が始まったという歴史的な経緯 https://www.bavariancustomirons.jp/blog/2025/08/13/003257
  6. 関連研究・歴史的背景 写真と身体装飾の歴史的関係:刺青 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 横浜写真の被写体として「全身の刺青」が選ばれるくらいに,独自の文化だったことがわかる フリーチェ・ベアト モノクロの写真に 手彩色してカラー にしたもの. 質だけでなく,幕 末期の希少な風俗 写真(日常的な風 景の写真)が評価 されている
  7. 関連研究・歴史的背景 写真と身体装飾の歴史的関係:ボディペイント Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ ボディペイントにも裾野を広げて考えてみると,一時的な身体装飾は写真によって展示的価値が生まれている https://www.fashion-press.net/news/39294 https://www.trinamerry.com/
  8. 関連研究・歴史的背景 写真の「身体性」の再考 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 写真という観点から身体性を再考すると,まだ試されていない身体表現の方法があるんじゃないかと考えた
  9. 本プロジェクトで目指すところ 写真を身体に印刷する Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ ボディペイント タトゥー 新しい視点 撮影する 彫る 彫るデザインを
 決める 描く 描くデザインを
 決める 撮るもの を決める 印刷する 即時的に写真を身体に印刷できる時,写真は身体性を持ち,新しい示唆が生まれるのではないか! ここの時間を短くするための手段として カメラを開発して対人間で実践してみる
  10. 提案システム インスタントタトゥーカメラ Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 撮影画像をその場でシルクスクリーン用メッシュへ変換・印刷できるスタンドアロン型カメラ 特徴 浮世絵調への自動色変換 CMYK 4版への自動分版 孔版となったスクリーンメッシュを出力 技術的な面白さ 市販の感熱式プリンターでスクリーン製版できること を発見した点 小面積シルクスクリーンでも絵が破綻しない画像処理
  11. Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic

    Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  12. 提案システム|ハードウェア構成 インスタントタトゥーカメラの中身の仕組み Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 市販の感熱式プリンターでスクリーン製版できることを発見し,それを用いたカメラの制作をした Raspberry Pi Zero 2 W Raspberry Pi Camera V2 タクトスイッチ Mini 58mm Thermal Printer Module https://www.makerfabs.com/mini-58mm-thermal-printer-module.html 筐体は3Dプリンター(PLA)で造形後
 アクリルガッシュで塗装 研究室にあるGPUが強めのPC 生成系画像処理 起動・出力 大学PCとの通信 イメージングセンサとレンズ シャッターボタン 製版に使う感熱式プリンター WiFi経由 モバイルバッテリー(PD) 給電
  13. 提案システム インスタントタトゥーカメラの使い方 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 撮影画像をその場でシルクスクリーン用メッシュへ変換・印刷できるスタンドアロン型カメラ スクリーンメッシュを
 カメラにセットする 1 シャッターを切る 2 3 製版されたスクリーンメッシュ でボディペイントする ※カメラ内部では画像処理が走る(後述)
  14. 提案システム|インスタントタトゥーカメラの使い方 スクリーンメッシュをカメラへセットする Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 撮影画像をその場でシルクスクリーン用メッシュへ変換・印刷できるスタンドアロン型カメラ 1 2 3 4 スクリーンメッシュをカメラへセットする手順 https://jam-p.com/?pid=175483191 デジタルシルクスクリーン製版(handerude)専用フィルム ※handerude専用フィルムを手動で短冊形に切断して使用
  15. 提案システム|インスタントタトゥーカメラの使い方 2. 好きなようにシャッターを切る Digital Nature Group / R&D Centre for

    Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 撮影画像をその場でシルクスクリーン用メッシュへ変換・印刷できるスタンドアロン型カメラ 自然と人差し指がシャッターボタンにくるような外形デザインを頑張りました 後述するワークショップでの撮影の様子
  16. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 2 3 4a 5a 4b 本文中の図5より
  17. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 2 3 4a 5a 4b カメラモジュールが撮影した素の写真
  18. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ super fine illustration, best quality, anime screencap, realistic, beautiful, photo- realistic face, anime, anime faces 画像入力 1 アニメ風画風変換 2 3 4a 5a 4b stablediffusionapi/anything-v5 カメラモジュールが撮影した素の写真 プロンプト 写真に映るオブジェクトのエッジ(境界線)を際立たせるためにアニメ風に画風変換する
  19. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 アニメ風画風変換 2 浮世絵風画風変換 3 4a 5a 4b SakanaAI/Evo-Nishikie-v1 アニメ風画風変換後の画像 線がハッキリ した浮世絵。 シンプルな構 成。鮮やか。 最高品質の輻 の浮世絵。超 精細。 プロンプト 国産錦絵生成モデルで浮世絵風の画風変換をする(歌川国芳にみる刺青と浮世絵の歴史をリスペクトした)
  20. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 アニメ風画風変換 2 浮世絵風画風変換 3 レタッチ 4a 5a 4b レタッチ後の画像 浮世絵風画風変換後の画像 露出 +1.0 コントラスト +1.5 彩度 +1.5 色温度 -0.5 色被り +0.25 レタッチパラメータ 処理a|CMYKに分版しやすいように,古紙の黄土色を白色に近づける画像編集をする
  21. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 アニメ風画風変換 2 浮世絵風画風変換 3 レタッチ 4a 各ピクセルのCMYの最大値のみを保持 5a 4b RGB→CMYに変換 CMYのうち最も大きい値だけを 残して他の値を0にする CMYの各色チャネルに 画像を分割する 処理a|色同士が重ならないように分版する M:マゼンタ Y:イエロー C:シアン
  22. 提案システム|ソフトウェア シャッターを切ってから出力までの処理 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 画像入力 1 アニメ風画風変換 2 浮世絵風画風変換 3 レタッチ 4a 各ピクセルのCMYの最大値のみを保持 5a 二値化 4b 二値化 処理b|絵を構成する輪郭線を二値化してし抽出する 二値化した後の画像 浮世絵風画風変換後の画像
  23. 提案システム 製版されたスクリーンメッシュでボディペイントする Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ スクリーンメッシュを台紙に貼り,フェイスペイント専用インクを用いて好きな部位に印刷する CMYKの順番で画像処理後の写真 が製版されて出力される 画面をできるだけ大きくするため に,左図のように横向きで出力さ れる 各版には位置合わせ用のトンボが ついている 後述するワークショップでの印刷の様子 製版時の出力
  24. 提案システム 製版されたスクリーンメッシュでボディペイントする Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ スクリーンメッシュを台紙に貼り,フェイスペイント専用インクを用いて好きな部位に印刷する 後述するワークショップでの印刷の様子 後述するワークショップでの台紙に貼られたスクリーン
  25. 全体 寄り絵 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  26. 全体 寄り絵 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  27. 全体 寄り絵 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  28. 実践と評価 開発したカメラを用いたワークショップの実施 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 目的: 開発したカメラを用い、写真技術と身体装飾の関係性を体験的に理解する 参加者: 5名 (22〜27歳) 流れ: 説明: カメラの使い方、印刷方法の説明 実践: 自由撮影とボディペイントの実施(インクは乳児にも安全なものを使用) 評価: 事後アンケート および半構造化インタビュー の実施
  29. 実践と評価 実際の映像 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  30. 実践と評価 事後アンケートで聞いた質問かつ分析対象の項目 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 質問番号 質問内容 手法 Q1 本ワークショップに参加してどうでしたか? 自由記述 Q2 本ワークショップで楽しかったところを教えてください。 自由記述 Q3 一番楽しかったところはどこですか? 選択式 Q4 上記のように考えた理由を教えてください。 自由記述 Q5 カメラをつかってみてどうでしたか?カメラについて改善して欲しいところ・よかったところなどありましたら自由に教えてください 自由記述 Q6 撮影した写真に意図があったら教えてください。※なければないと回答してください 自由記述 Q7 今日はその写真をなぜその部位に印刷しましたか?理由があれば教えてください 自由記述 Q8 身体へ印刷する前提で撮影することは、普段の写真撮影と違う感覚がありましたか? 選択式 Q9 上記のように考えた理由を教えてください 自由記述
  31. 不確定性の大きな撮影装置 撮影した画像がどのような絵で出てくるの かを、印刷にやや時間がかかることもあっ てその場で待つのが楽しかった。また、一 般的なチェキ画像と異なり、今回の撮影で の画像処理の結果が全く予想できなかった のも面白かった。 肌に転写して網シートを剥がす瞬間 網シートを他の参加者に塗ってる時間 撮影、参加者同士の交流

    自分の体にペイントするのを念頭にどうい う写真を撮ってどこに描くかを考えるのが 新感覚のクリエイティビティーでした 撮影した風景などが、変換されて出てくる ところが良かったです 実践と評価 事後アンケートから得られた意見 Q2.本ワークショップで楽しかったところを教えてください。 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ
  32. 侵襲性が高い作業をいっしょにやるという不思議な楽 しさと、撮影結果をとうとう確認できる楽しみと、タ トゥー生成の作業のつくるリアリティの刺激があった から。 自分が撮ったもの、自分が創造したものをペイントす るのは初めてだったから いろんな人と話しながら撮るの楽しかった 一般的な撮影と異なるのはもちろんのこと、一般的な チェキ画像と異なり、今回の撮影での画像処理の結果 が全く予想できなかったのも面白かった。特に露出な

    どを考えないで、液晶画面やファインダーを見ずに撮 るのはほとんどないため斬新であった。 不便な撮影体験の共有は、これも十分に楽しみとなっ たものの、自身が古いカメラの収集と使用を趣味とし ていることから、新鮮さには乏しかった。一方で活動 を通し、参加者それぞれの着眼、趣味趣向を共有する ことは特に新鮮で印象的であった。撮影時において も、そこでのコミュニケーションこそが楽しさにつな がっていたように思う。 実践と評価 事後アンケートから得られた意見 Q3.一番楽しかったところはどこですか?  Q4.上記のように考えた理由を教えてください。 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 肌への印刷 (40%) 参加者同士の交流 (20%) 撮影 (40%) 40% 40% 20%
  33. 実践と評価 ワークショップの総合分析(1):印象的な行動 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ スクリーンメッシュが出力される
 瞬間を共に待つ体験が、コミュニ ケーションを活性化させた 1 待機時間の共有 出力されたメッシュを光に透かし、 ネガフィルムのように観察する姿が 見られた 2 物質性の再認識 3 印刷エラーコードさえも
 「独自のデザイン」として
 ボディペイントに活用された エラーの受容 ワークショップを総合的に分析した結果,3つの印象的な(ある意味筆者の予想外の)行動がみられた
  34. 実践と評価 ワークショップの総合分析(2):撮影前後の心の変化 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 「普段は構図を考える」 ワークショップを総合的に分析した結果,撮影前後に大きな心(心理や意識)の変化が見られた 撮影前 撮影後 「自傷行為のよう」「他人の身体を汚す感覚」
 といった抵抗感 一人が実践すると,その美的な結果に刺激され
 「私もやりたい」とポジティブな態度へ変化 「アクセサリーのよう」「メイクのよう」
 「自尊心が高まった」といったコメントがあった 「 モチーフが鮮明に出るか」
 「身体との適合性」を考慮して撮影 心理的な変化 撮影への意識
  35. 議論 このケーススタディを通じてわかったことを改めてまとめる Digital Nature Group / R&D Centre for Digital

    Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 概念の提唱: この体験を「フォトグラフィック・コンヴィヴィアリティ (Photographic Conviviality)」と命名 定義: 写真が媒介となって人々の間に生まれる「親密性」「連帯感」「共同体験の深まり」を指す概念 意義: 写真が「視覚記録」から「身体的自己表現」や「他者との交流の手段」へと拡張された 参加者同士が写真を互いの身体にプリントし合う行為が、
 活発で祝祭的な空間を生み出した
  36. 議論 “Photographic Conviviality”という概念の提案 Digital Nature Group / R&D Centre for

    Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 美術館からキャンプファイ ヤーという参加者の体感 を抽象化したもの
 写真が媒介となって人々の 間に生まれる「親密性」 「連帯感」「共同体験の 深まり」を指す概念
 写真が「視覚記録」から 「身体的自己表現」や 「他者との交流の手段」へ と拡張された
  37. 最後に,次への展望 “Photographic Conviviality”を起点とした写真体験と撮影装置 Digital Nature Group / R&D Centre for

    Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ 祝祭性のある写真体験ってどうしたら生み出せるだろう 複数人から成る場を作り出す撮影装置はどんな形だろう 現代における複数人での撮影にはどんな意味があるんだろう など この論文で議論したことを,写真の本質を考えるときの材料にして,これからも研究していく!
  38. Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic

    Conviviality: インスタントタトゥーカメラ Project Team Role 小澤 知夏 博士前期課程1年
 ※制作時学類4年 皆川 達也 DNC客員研究員 落合 陽一 指導教員 / DNCセンター長
  39. Photographic Conviviality: 
 ボディペイント・ワークショップによる
 同時的かつ共生的な写真体験 小澤 知夏(筑波大学),皆川 達也(デジタルネイチャー開発研究センター),落合 陽一(筑波大学/デジタルネイチャー開発研究センター) 小澤

    知夏 筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 情報学学位プログラム 博士前期課程1年 落合陽一研究室 Digital Nature Group / R&D Centre for Digital Nature Photographic Conviviality: インスタントタトゥーカメラ