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AWS を利用した ウェブサイトホスティングと PowerCMS X
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Takeshi Nick Osanai
December 08, 2021
Business
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AWS を利用した ウェブサイトホスティングと PowerCMS X
2021年12月9日「PowerCMS X ver.3 開発者ミーティング 〜現場のエンジニアから〜」のセミナー資料です。
Takeshi Nick Osanai
December 08, 2021
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Transcript
AWS を利用した ウェブサイトホスティングと PowerCMS X 2021/12/09 AGT 長内毅志
早稲田大学卒業後、株式会社アスキーでゲーム事業に従事。 ベンチャー企業やモバイル事業者、ウェブシステム会社などで テクニカルディレクター、プロダクトマネージャー、DevRel など を担当。 現在はSaaS 企業で技術マーケティングを担当しながら、個人 事業主としてウェブシステム・クラウド・バックエンドエンジニア として活動する。 AWS認定ソリューションアーキテクト(SAA)
マイクロソフト認定技術者(Microsoft Azure) Takeshi “Nick” Osanai 長内 毅志 2 @Nick_smallworld
アジェンダ AWSとは ウェブ制作とAWS AWS利用時の難点 PowerCMS XのAWSプラグイン
AWSとは
AWSとは • Amazon Web Services の略 • Amazonが自社のバックエンド技術をサービスとして提供 • 2006年から事業開始
• 世界の25地域で展開(2021年)
クラウドサービスのリーダー的存在 • クラウドサービスの世界ではトップラ ンナー • 以下Microsoft、Googleが続く https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-named-as-a-leader-for-the-11th-consecutive-year-in-2021-gartner-magic-quadrant-for-cloud-infrastructure-platform-services-cips/
AWSの特徴 • 膨大なサービス数 • 機能ごとにサービスが存在する ◦ ウェブ ◦ AI ◦
コンテナ ◦ ツール ◦ サーバーレスサービス ◦ ソシャゲ向け ◦ etc...
AWSのサービスは多種多様 • 膨大なサービス数 • ウェブだけではなく、用途ごとに細かくサービスが分かれる • 全てを覚えるのは非現実的 • ウェブ制作に関するサービスを中心に覚えるのがAWS理解への近道
ウェブ制作者とAWS
ウェブ制作者が覚えておくと良いサービス • ウェブサーバ系サービス ◦ EC2 (仮想サーバ) ◦ Lightsail (VPS) •
ストレージサービス ◦ S3 • ネットワークサービス ◦ VPC • DNS ◦ Route53 • SSL証明書 ◦ Certificate Manager • CDN(キャッシュサーバー) ◦ CloudFront • ユーザー権限管理 ◦ IAM
EC2とは • Amazon Elastic Compute Cloudの略 (Amazon EC2) • 仮想マシンをAWS上で立ち上げることができる
• ウェブサーバーだけでなく、さまざまなサーバーを構 築できる
S3とは •Amazon Simple Storage Serviceの略 (Amazon S3) •あらゆるファイルの保管場所として使える •ウェブサーバーとしても利用できる •そのほかにも色々使える
–期間限定でファイル配布 –限定公開でファイル共有 –そのほか
VPCとは • バーチャル・プライベート・クラウドの略 (Amazon VPC) • サブネットをオンライン上で設定できる • 社内ネットワークの一部のようにAWSを使うことも できる
• ネットワーク知識がないエンジニアにとって、最初 の関門となる概念 • AWSを使う上で、避けては通れない機能
CloudFrontとは • CDN(Contents Delivery Network)サービス (Amazon CloudFront) • 世界中のエッジサーバーにキャッシュデータを保 存
• サイト高速化に抜群の効果を発揮する • サイトのスパイク対策にも有効 • 動的サイトへの適応は注意が必要
AWSで実現するコストメリットの高いサイト公開 • html+画像をS3に保存 • CloudFrontでサイトデータをキャッシュ • CloudFront+S3をウェブサーバーがわりに使う • メリット ◦
ウェブサーバーの保守を考えなくて良い ◦ アクセス負荷が高い(実質落ちない)
構成例(簡略図) • S3にhtml、画像を配置して、CloudFrontでキャッシュ • 証明書とDNSをCloudFrontに設定し、サイト公開
AWS利用時の難点
AWS利用時の難点 • インフラ・ネットワーク知識が必要 • 独特の用語と概念 • サーバー経験なしに触ると面食らうことが多い →AWSに習熟しないと、便利な機能が使いこなせない
各機能の設定が難しい • S3設定例 • JSONの各パラメーターの把 握+それなりの習熟度が必 要
PowerCMS XのAWS プラグイン
PowerCMS X のAWSプラグイン • S3、CloudFrontとPowerCMS Xを連動 • データのデプロイ、キャッシュコントロールを実現
プラグインを利用するメリット • AWSの管理画面を使わずに各種操作ができる ◦ 同期などの設定 ◦ 操作ログの管理 • PowerCMS Xから設定を行える
→ 管理上のメリットが大きい
AWS_S3プラグイン • PowerCMS X で生成したページデータをS3にSync • 同期したいファイルの種類を指定可能 ◦ html+画像だけ、phpファイルは除外、etc.. •
CacheControl:max-ageを指定してデプロイ可能 • 同期タイミングの指定 ◦ ファイルの新規作成時、更新時、削除時 • ブロックタグでURL置換が可能 ◦ S3のアセットを読込設定 • S3,CMSサーバーへのリンク確認
AWS CloudFront プラグイン • PowerCMS X で生成したページデータをCloudFrontにキャッシュ • キャッシュしたいファイルの種類を指定可能 ◦
html+画像だけ、CSSだけ、etc.. • キャッシュパージ(無効化)も可能 • 特定のパス・ファイルなど、きめ細かな操作ルールを設定できる ◦ CloudFrontのキャッシュ及びパージの指定 • 無料枠内に納めた操作が可能 ◦ 設定変更もできる
構成例 PowerCMS XをコアにAWSの各 種機能をコントロールすること で、より効率的なサイト運営が可 能に
まとめ • AWSはクラウドサービスのトップランナー • ウェブ制作に関連があるサービスから理解を深めるのが良い • 使いこなしには相応のインフラ知識が必要 • PowerCMS Xのプラグインで効率的なサイト運用が可能に
宣伝 • AWSをはじめとするCMS・ウェブシステム・クラウドなどのご相談お受けし ます。 ◦ Twitter「Nick_smallworld」 • まで、ご連絡ください
ありがとうございました。