Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Mastraに入門してみた ~AWS CDKを添えて~

Mastraに入門してみた ~AWS CDKを添えて~

Avatar for つくぼし

つくぼし

April 22, 2025
Tweet

More Decks by つくぼし

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 2 ⾃⼰紹介 • 部署 ◦ AWS事業本部コンサルティング部 • ニックネーム ◦ つくぼし

    • 最近推しているAWSサービス ◦ AWS Infrastructure Composer • SNS/ブログ ◦ X(@tsukuboshi0755) ◦ DevelopersIO(つくぼし)
  2. ⚫ LangChainとMastraという単語が有名なので直接⽐較されるのを⾒かけるが、そもそもフ レームワークのレイヤーが異なるため、この2つを⽐較してもあまり意味がない事が多い ⚫ もし⼤雑把で良いから⽐較したい場合、LangChain vs Vercel AI SDK、LangGraph vs

    Mastraの構造の⽅がまだ良いのでは?と考えている LangChainとMastraは同軸で⽐較するものではない 8 ファミリー系列 LLM処理汎用化フレームワーク AIエージェントフレームワーク LangChain系 LangChain LangGraph Vercel AI SDK系 Vercel AI SDK Mastra
  3. Mastraのライセンス(ELv2)をどの程度気にする必要があるか? 12 ⚫ Elastic Licenseは、OSS公開されていたElasticSearchがクラウドプロバイダー社のマ ネージドサービスとして有料提供された事に対して、提供元のElastic社が反発した事が きっかけで⽣まれたライセンス ⚫ MastraにはELv2(Elastic License

    v2)が付くので、使⽤の許可基準は以下のようになる ◯ Mastraを元に作ったAIエージェントアプリケーションを顧客に提供する→⭕ ◯ クラウドにおけるマネージドサービスとして、MastraのAPI各種とUIにそのままアク セスできる形で顧客に提供する→❌ ⚫ 結論:MastraでSaaSアプリを開発/提供するレベルであればほぼ気にしなくて良い認識
  4. AWS CDKとは 15 ⚫ AWSリソースをプログラミング⾔語で記載できるTypeScript製のフレームワーク ⚫ 裏側ではCDKコードがCloudFormationテンプレートに変換されデプロイされる仕組み ⚫ CDKのライブラリはコンストラクトレベルという単位で分けられている ◯

    L1はAWSリソースがCloudFormationとほぼ同⼀の項⽬で、細かいパラメータを制御 できる ◯ L2はAWSリソースのベストプラクティスがデフォルト値として事前に設定されてお り、より少ないパラメータでリソースを構築できる ◯ L3は複数のAWSリソースがパターン化され、特定のユースケースにおけるアーキテク チャ全体を⼀括で展開できる
  5. ALB + ECS Fargateの構成パターンを1つのモジュールで構築 17 ⚫ ecs_patternsのApplicationLoadBalancedFargateServiceを使⽤する事で、ALB + ECS Fargateの構成を簡単に構築できる

    ⚫ ネットワーク/ロードバランサー/各種ECSリソース等の設定がベストプラクティスで抽象 化され、少ない⾏数でデプロイ可能
  6. AWS MCP Serversについて 19 ⚫ AWS公式が公開しているMCP Serverの⼀覧がまとまっている ◯ https://github.com/awslabs/mcp/ ◯

    Mastra以外にも、Claude Desktop等で使うのも良い ⚫ 以下のAWS MCP MCP Serversは認証情報登録が必要ないのでオススメ ◯ AWS Documentation MCP Server:AWSドキュメントの検索 ◯ AWS CDK MCP Server:CDKのベストプラクティス ◯ AWS Terraform MCP Server:Terraformのベストプラクティス