検索レコメンドの開発によって、事業やユーザー体験への貢献を実感できている方はどれほどいるでしょうか。そもそも検索レコメンドの役割を、どのように定義しているでしょうか。そして、それを通じて事業価値を最大化するための戦略は、どれほど明確に描かれているでしょうか。実際には、測定しやすい一方で収益やユーザー・顧客満足と必ずしも整合しない指標の良し悪しに一喜一憂していたりやモデル学習の方法が雰囲気で決まってしまっている現場が多いのではないでしょうか。そのような状態では、検索レコメンドによる事業貢献はほとんど運任せになってしまいます。
本発表では、検索レコメンドによる効率的な事業貢献を達成する上での戦略思考の重要性を論じ、事業貢献戦略を練るための思考回路をまとめたフレームワークを提示します。また、DMMの検索レコメンドチームと連携して進めているDMMTVにおける戦略策定の取り組みについて簡単にご紹介します。