Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
StepFunctionsとGraphRAGを活用した暗黙知活用のためのRAG基盤
Search
やくも
July 25, 2026
Technology
220
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
StepFunctionsとGraphRAGを活用した暗黙知活用のためのRAG基盤
JAWS-UG 新潟 in 佐渡 - Lightning Sado 2026
https://jawsug-niigata.connpass.com/event/387865/
やくも
July 25, 2026
More Decks by やくも
See All by やくも
Text-to-SQLをAgentCoreで実現し、生成されるSQLの精度を定量的に評価する
yakumo
2
1.4k
社内RAGの導入で気を付けたポイント
yakumo
3
200
おいらのAWSアップデートの追い方〜Slack×AgentCore〜
yakumo
2
170
AgentCore Managed Harness を使ってみよう
yakumo
2
550
AgentCoreがWindowsで動かなかった原因を調べてみた
yakumo
1
130
AgentCoreとLINEを使った飲食店おすすめアプリを作ってみた
yakumo
2
440
StrandsとNeptuneを使ってナレッジグラフを構築する
yakumo
2
670
なんとなくの実装を抜け出す!10分でおさらいするAgentCoreの認証・認可
yakumo
2
890
AWSと生成AIで学ぶ!実行計画の読み解き方とSQLチューニングの実践
yakumo
3
1.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Breaking the Seal: Static Deobfuscation of Compiled V8 JavaScript Bytecode Malware
hshrzd
0
770
Software Supply Chain Attackからクラウド環境を守るためにできること
lhazy
2
260
2026-08-05 IBM Z開発最前線!IBM Bob Premium Package for Zって何がすごいの?
yutanonaka
0
120
【CEDEC2026】コードレビュー支援ツール開発から学ぶ:LLMを用いた業務システムの実践的な運用設計と誤出力対策
cygames
PRO
0
790
取引先から届く 「セキュリティチェックシート」の読み解き方
kamadamakoto
0
150
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
2
7.7k
AWS ネットワーク構築でハマった(ハマりかけた) 5選とそこから得た教訓
nagisa53
4
220
研究開発部の紹介 / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
4
24k
Bits Agent Builder の⼊⾨と活⽤事例
nulabinc
PRO
0
140
【Google Cloud Next Tokyo'26】Gemini Enterprise と Oracle AI Database で実現する、業務データ活用を実現する AI エージェント実装
shisyu_gaku
0
250
Sets in Go
ramalho
1
730
オートロックマンションなのに、各部屋は施錠なし!? 攻撃者が組織内ネットワークで大暴れする理由 / The Front Door Is Locked, but the Rooms Are Wide Open: Why Attackers Move Freely Inside Enterprise Networks
nttcom
1
5.8k
Featured
See All Featured
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1369
210k
コードの90%をAIが書く世界で何が待っているのか / What awaits us in a world where 90% of the code is written by AI
rkaga
63
45k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
28
2.7k
Docker and Python
trallard
47
4.1k
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
4
540
Exploring the relationship between traditional SERPs and Gen AI search
raygrieselhuber
PRO
2
4.2k
Max Prin - Stacking Signals: How International SEO Comes Together (And Falls Apart)
techseoconnect
PRO
0
410
Paper Plane
katiecoart
PRO
2
53k
Are puppies a ranking factor?
jonoalderson
1
3.8k
Ecommerce SEO: The Keys for Success Now & Beyond - #SERPConf2024
aleyda
1
2.1k
How to Grow Your eCommerce with AI & Automation
katarinadahlin
PRO
1
240
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
34
2.8k
Transcript
JAWS-UG 新潟 in 佐渡 2026 StepFunctionsとGraphRAG を使った組織内の暗黙知を活用するRAG基盤 八雲 慎之助/Shinnosuke Yakumo
2026/7/25
Who am I 八雲 慎之助(やくも しんのすけ) • 所属:株式会社クレスコ / JAWS-UG
新潟支部 • 業務:R&D(AI分野) • AWS Community Builder – AI Engineering • 2025 Japan AWS Jr.Champions • 米俵系エンジニアやってます
最近の悩み • 営業や提案活動をする上での技術選定 • 他の案件状況も知っておきたい • 案件、技術領域、人材ごとの結びつけと整理が難しい
提案活動におけるスピード感の欠如がある • 案件受注前の初回、2回目の面談からどの部署の誰に相談、 アサインするか?時間がかかるケースがある。 • 初回からのスピード感によっては失注のケースもあった • 実現できる技術力はあるのに、非常に勿体無い…
どのくらいデータが散らばっているか • データ形式(PDF, パワポ, エクセル, 音声, 画像, etc) • 保存場所(Teams,
ローカル, S3) • そのまま突っ込んでもデータ形式によっては検索できない
高まっていたニーズ • 過去の案件や技術領域、担当部門、担当者の横断的な検索 • 検索時のレイテンシーや精度の担保 • 多様なデータ形式も処理可能
通常のRAGでは補えない質問も増えてくる
通常のRAG-意味が近い文書を返すだけ • 通常のRAGだと関連性は測れない
複数文書にまたがる関係性による検索もしたい • Hegehogeの技術は誰が担当でhugahugaな結果で、 過去にも似た案件は….
じゃあどうするのか…
みんな大好きなこいつの出番 待ってた? Amazon Neptune
Amazon Neptuneによるマルチホップ推論 • ステップを複数跨いだ推 論に利用 • 複数のエンティティから 関連性を踏まえて回答し てくれます
StepFunctionsとGraphRAGによるナレッジ活用 問い合わせ内容によって ルーティングする 加工前S3 Step Functions 加工後S3 S3 Vectors エージェント
散らばったデータを整形し て別S3再格納 Amazon Neptune
StepFunctionsを活用したデータ加工 # ステージ 内容 1 棚卸し 加工済みS3との差分の確認 2 正規化 非対応形式の場合は変換
3 機密情報排除 機密データのマスキングなど 4 構造化データ抽出 案件/担当/顧客/技術/成果をDynamoDBに格納
データ加工によるレイテンシーと精度の改善 • ナレッジベース同期:失敗率の減少、リトライ実施 • 検索時間:平均で3秒くらい短縮 • 検索精度:メタデータフィルタリングによる精度の向上 • 検索パターンにもよるが、最大2倍の改善
メタデータフィルタリングによる恩恵 • 加工の過程で.metadata.jsonを付与 • 検索時にフィルタで絞り込みを実施 1. 古い版や不要なファイルが検索に出ない 2. 部署、機密区分で精度が上がる 3.
RAGの正答率や評価も上がる
StepFunctions内でメタデータを付与する(例) • LLMに判断させてメタデー タを付与、振り分ける
加工するデータの準備はどうするのか? • 組織内のデータや書類は散らばっていることが常ですよね • 急に、S3に集約します!と言われても困るし反発もある • 既存のファイルシステムといかに自然に連携させるか…
Microsoft系との連携
かなり簡単に設定できます。 • Microsoftの管理者設定から簡単に設定可能 • その後、払い出されたキーを使ってデータを連携 • 組織で管理されている場合は注意が必要 • 検証する場合は個人環境をお勧めします(戒め) https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/bedrock/latest/userguide/kb-managed-ds-onedrive-connect.html
さいご • 提案や社内検討のスピードは格段に上がりました。 • 今後別部門への展開も目指して改良と活用をしていきたいと思いま す。