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AgentCoreがWindowsで動かなかった原因を調べてみた
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やくも
April 11, 2026
Technology
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AgentCoreがWindowsで動かなかった原因を調べてみた
JAWS-UG 上越妙高支部 第6回勉強会 re:Boot
https://jawsug-joetsumyoko.connpass.com/event/382075/
やくも
April 11, 2026
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Transcript
AgentCoreがWindowsで動かなかった原因を 調べてみた 八雲 慎之助/Shinnosuke Yakumo 2026/4/11 JAWS-UG 上越妙高支部 re:Boot
上越妙高支部、リブートおめでとうございます
八雲 慎之助(やくも しんのすけ) • 業務:R&D(AI) • 運営:JAWS-UG 新潟支部 • AWS
Community Builder – AI Engineering • 2025 Japan AWS Jr.Champions Who am I
アジェンダ • AgentCoreを使っていて困ったこと • 原因 • 原因の調査と解決策
いったい何が起こったのか…
こんなことがあったよ • AgentCoreのハンズオン資料を作って社内展開をしようとしていた • 個人PC(Mac)で作成して、会社PC(Windows)でも再現可能か試した • 会社PCで手順再現時エラーになった • 一応調査してみることに
こんなことをしたかったよ(ローカルのIDEからコマンドを叩いて起動する想定)
どんなエラーがあった? in CloudWatch エラー:ワークロードのアクセストークンが設定されていません。 SIGV4 インバウンド認証を介してエージェントランタイムを呼び出す場合は、 X-Amzn-Bedrock-AgentCore-Runtime-User-Id ヘッダーを指定して、再試行 してください。
どんなエラーがあった? in CloudWatch エラー:ワークロードのアクセストークンが設定されていません。 SIGV4 インバウンド認証を介してエージェントランタイムを呼び出す場合は、 X-Amzn-Bedrock-AgentCore-Runtime-User-Id ヘッダーを指定して、再試行 してください。
何が起きているのか • 実行したコマンドではWorkload access tokenが取得できない • Workload access tokenは、RuntimeエージェントがIdentityに認 証情報を取得するために必要になる
• user_id を Runtime に伝えると内部で勝手にX-Amzn-Bedrock- AgentCore-Runtime-User-Idヘッダーに変わる
どうすればいいのか とりあえず—user-idを指定すればいい →渡すと内部で勝手にWorkload access tokenがセットされる これだと正常に起動した!
めでたしめでたし^^
めでたしめでたし^^
起動はするけどまだ未解決事件 • そもそも根本的な原因は? • 環境間でなんで差異が出たのか • 解決しないとなんか負けた気がする • 原因までしっかりと特定する(ここからが本編)
ここでもう一度整理 • 成功 • OS:mac OS • Docker:あり • 失敗
• OS:Windows • Docker:なし 多分他にも疑うべき点はある。 会社アカウントによる謎の制約など… →そこは今回無視した
では調査していく
エラーをもう少しよく見る(小さくてごめんなさい!)
エラーをもう少しよく見る(小さくてごめんなさい!) さっきと同じエラーを発見 auth.pyというファイルで発生している
auth.pyを見てみる
auth.pyを見てみる DOCKER_CONTAINERという環境 変数が1だとエラーが発生
DOCKER_CONTAINERという環境変数 • ローカルで生成されたDockerfile.j2 こいつが原因なのか…? と思ったが両環境で生成されているので関係なさそう • launch.pyで参照されている • AgentCoreのデプロイ手法を定義しているファイル
AgentCoreの2種類のデプロイ方法 • 以下の2種類がある • direct_code_deploy(こっちが推奨らしい) • Container
AgentCoreの2種類のデプロイ方法 • direct_code_deploy • Dockerfileはいらない • コードをzip化してそのままデプロイ • Lambdaコンテナで実行 •
Container • CodeBuildeでビルドしてECRを作成、実行 • ローカルのDockerfile.j2が利用される(DOCKER_CONTAINER=1) • 基本的にはdirect_code_deployで事足りる。 • 場合によってはcontainerを採用する(OSの制限、社内のポリシーなど)
それぞれの具体的な挙動の違い(時間があれば)
Containerデプロイについて ソースコード + Dockerfile.j2 AWS Cloud DOCKER_CONTAINER=1 が含まれる イメージURIを元に起動
direct_code_deployについて ソースコード AWS Cloud ここでzip化する Dockerfile.j2を利用して いないので未設定
AgentCoreの2種類のデプロイ方法 • direct_code_deploy • Dockerfileはいらない • コードをzip化してそのままデプロイ • Lambdaに似たコンテナ実行環境で起動 •
Container • CodeBuildeでビルドしてECRを作成、実行 • ローカルのDockerfile.j2が利用される(DOCKER_CONTAINER=1)
deployment_typeに注目すると良さそうだ…
.bedrock_agentcore.yamlを見比べてみる
deployment_typeの判定場所(_configure_impl.py) uvとzipが有効じゃないとダメとある
デプロイパッケージをzipで送る • zipパッケージがないと強制的にcontainerデプロイになる
あれ、zipって入ってないのか…
direct_code_deployにするには https://docs.aws.amazon.com/bedrock-agentcore/latest/devguide/runtime-get-started-code-deploy.html https://docs.aws.amazon.com/bedrock-agentcore/latest/devguide/runtime-get-started-code-deploy.html • WSL or GnuWin32のインストールが必要 • 公式はWSL推奨 この辺はmacに標準で搭載されているのでインストールの必要がなかった
Windowsの場合は別途インストールが必要
direct_code_deployにするには • WSL or GnuWin32のインストールが必要 • 公式はWSL推奨 • 弊社ではインストール申請が重そうなため断念... •
自前のWindowsでは動確はできたので一旦は良しとする
あれ、元々なんのエラーだったっけ
どんなエラーがあった? in CloudWatch エラー:ワークロードのアクセストークンが設定されていません。 SIGV4 インバウンド認証を介してエージェントランタイムを呼び出す場合は、 X-Amzn-Bedrock-AgentCore-Runtime-User-Id ヘッダーを指定して、再試行 してください。
ここまでのまとめ
zipあり zipなし deployment_type direct_code_deploy container ビルド zip化してS3へ CodeBuilde AWS上の実行形式 /var/task/に展開
コンテナに展開 /app/ DOCKER_CONTAINER 未設定 =1 invoke パターンまとめ
zipあり zipなし deployment_type direct_code_deploy container ビルド zip化してS3へ CodeBuilde AWS上の実行形式 /var/task/に展開
コンテナに展開 /app/ DOCKER_CONTAINER 未設定 =1 invoke パターンまとめ ここでエラーになっていた
想定される解決策 • WSL や GnuWin32のインストール • --user-idをつけて動作確認するよう手順を変える • ”agentcore dev”
コマンドでローカルサーバーを起動し確認する
想定される解決策 • WSL や GnuWin32のインストール • --user-idをつけて動作確認するよう手順を変える • ”agentcore dev”
コマンドでローカルサーバーを起動し確認する
まとめ
まとめ • 今回のエラーの因果関係 zipがない → 強制的にcontainerデプロイとなる → DOCKER_CONTAINER = 1
→ workload access tokenがNone → 認証エラーとなる
まとめ • マネージドサービスに乗っかりすぎずに、可能な範囲で仕組みを理 解しておくのも重要 • 今回はAIを使わずに全部自力で調査、コードを読みまくった(もう やりたくない) • エラーメッセージだけみても本当の根本原因はわからなかった •
ハンズオンの手順は改善が必要なので今後対応する
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