Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ISUCONのススメ
Search
yamamoto-hiroya
August 31, 2019
Technology
0
930
ISUCONのススメ
builderscon tokyo 2019 LT 登壇資料
https://builderscon.io/tokyo/2019
yamamoto-hiroya
August 31, 2019
Tweet
Share
More Decks by yamamoto-hiroya
See All by yamamoto-hiroya
AUTO_INCREMENTのIDカラムがオーバーフローしたらどうなるの?実例から学ぶDB設計の注意点
yamamotohiroya
1
620
パフォーマンスを改善するには仕様変更が1番はやい
yamamotohiroya
16
7.4k
プルリクサイズが大きいと警告してくれる君を作りました!
yamamotohiroya
1
460
安全にプロセスを停止するためにシグナル制御を学ぼう!
yamamotohiroya
0
1.8k
カンファレンスはフィードバックが大事
yamamotohiroya
1
140
Other Decks in Technology
See All in Technology
今日から始めるAWSセキュリティ対策 3ステップでわかる実践ガイド
yoshidatakeshi1994
0
130
「全員プロダクトマネージャー」を実現する、Cursorによる仕様検討の自動運転
applism118
22
12k
Apache Spark もくもく会
taka_aki
0
140
CDK CLIで使ってたあの機能、CDK Toolkit Libraryではどうやるの?
smt7174
4
190
IoT x エッジAI - リアルタイ ムAI活用のPoCを今すぐ始め る方法 -
niizawat
0
130
dbt開発 with Claude Codeのためのガードレール設計
10xinc
2
1.3k
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
210
測りにくい成果を測る — BtoB SaaSにおける効果検証への挑戦 / Shirokane Kougyou vol 20
sansan_randd
1
110
実践!カスタムインストラクション&スラッシュコマンド
puku0x
0
550
組織を巻き込む大規模プラットフォーム移行戦略 〜50+サービスのマルチリージョン・マルチプロダクト化で学んだステークホルダー協働の実践〜 / Platform migration strategy engaging all stakeholders
toshi0607
2
220
開発者を支える Internal Developer Portal のイマとコレカラ / To-day and To-morrow of Internal Developer Portals: Supporting Developers
aoto
PRO
1
480
企業の生成AIガバナンスにおけるエージェントとセキュリティ
lycorptech_jp
PRO
3
200
Featured
See All Featured
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.4k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
74
5k
It's Worth the Effort
3n
187
28k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
72
11k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
26
1.9k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.6k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
53k
Transcript
ISUCONのススメ Hamee株式会社 山本紘也 twitter @HiroyaYamamoto1
Hameeでは エンジニアを 募集しております! • Hameeはbuiderscon tokyo2019の同時通訳スポンサーをしております • 転職をお考えの方は是非気軽に話しかけてください(選考が有利になる チケットがあるとかないとか…)
目次 • ISUCONとは • 参戦履歴 • 学び • まとめ
ISUCONとは http://isucon.net/ WEBサービスのチューニングのうまさを点数化して全国で競い合うコンテスト 名前は「いい感じにスピードアップコンテスト」(Iikanjini Speed Up Contest)の 略。 毎年10月前後に開催していて今年で9回目 予選と本選があり、予選上位数チームが本選出場
きっかけ 2015/08に会社のインフラエンジニアの社内発表にて存在をする 当時エンジニア2年目だった私はどこまでやれるのか試してみたいと思い参 加表明 優勝賞金100万円に目がくらむ
参戦履歴1 • 2015/09 ISUCON5 ◦ バナナマンズ ◦ 予選落ち(T_T) • 2016/09
ISUCON6 ◦ バナナマンリターンズ ◦ 予選落ち。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 • 2017/10 ISUCON7 ◦ バナナマンさん ◦ 予選落ち༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
参戦履歴2 • 2018/09 ISUCON8 ◦ バナナマンズ -4thの覚醒- ◦ 予選落ち。。。 ◦
ただし528チーム中64位と大健闘 • 2019/09 ISUCON9 ◦ BANANINE ◦ comming soon
ISUCON5 • SNSっぽいサービス • 画面数・テーブル数が多く、ボトルネックを探すところから • 2年目エンジニアはsshした先のサーバで色んな操作をするだけで一苦 労、時間がかかった • 結果:
65点→1864点 • 何の成果も得られませんでした! • お祭りに参加できたことに満足
ISUCON6 • Wikipediaのような百科事典サービス • ボトルネック調査(ツール)→N+1クエリの改修 • 前年よりできることが増えていることを実感 • 直しているはずなのにスコアが伸びず… •
結果: 0→14400 • 前年より色々動けたが相変わらずスコアに繋がらない
ISUCON7 • チャットサービス • ボトルネック調査ツールを使わずともコードを読みながらN+1のクエリ、 臭い処理を検討つけることができた • テーブルチェック→効きそうなところにインデックス付与で大幅点数アッ プ •
キャッシュ化対応が間に合わず • 結果: 4097→29758 • 確実にできることが増えているのを実感
ISUCON8 • 座席の予約システム • sinatraの素振りをやっていたおかげでローカル環境の構築がスムーズ に行え、ベンチのfail率が下がった • ノウハウを生かしてN+1クエリや不要なループなどを愚直に直した • 結果:
1500→15842 • あと入れたい修正が2,3あったので全部やりきったらもう少し上を目指せ たかも?
None
セオリー • N+1クエリ • インデックス • 画像ファイルのnginxによる静的ファイル化 • よく参照されるデータのキャッシュ化 •
データ構造の見直し
学び • インデックスは大体どこに貼れば効くかは検討がつくようになった • N+1クエリは悪 • キャッシュ化と言ってもRedisを使うとかオンメモリに持つとか色んな方法 があるのでその都度選択する必要がある • 通常の業務でも「速度」というものを意識するようになる
• 楽しい!\(^o^)/
まとめ 相変わらず予選突破できませんが、当日のお祭り感は一度経験してみること をおすすめします。 自分が社会のエンジニアとしてどのくらいの位置にいるのか客観的に分かる のでオススメです。 参加チームが増えてくれることに期待します! (1人でも参加できるけどチームの方が楽しいよ!)
まとめ 相変わらず予選突破できませんが、当日のお祭り感は一度経験してみること をおすすめします。 自分が社会のエンジニアとしてどのくらいの位置にいるのか客観的に分かる のでオススメです。 参加チームが増えてくれることに期待します! (1人でも参加できるけどチームの方が楽しいよ!) ISCUONやろうぜ!
参考 ISUCON5に参加したのでその雑記 ISUCON6に参加したのでその雑記 ISUCON7に参加したのでその雑記 ISUCON8に参加したのでその雑記 https://qiita.com/yamamoto_hiroya/items