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ソフトウェアテストの概観を識る/Understanding_overview_of_softw...

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 ソフトウェアテストの概観を識る/Understanding_overview_of_software_testing

10月16日(金)、2026年度版に更新しました

発表場所: SQiP研究会 品質保証基礎コース テスト技術
講演時間: 180分(休憩と質疑応答込み)
対象者: ソフトウェアテストの初学者

ゴール:
- ソフトウェアテストの全体像を俯瞰して整理できる軸を持つことで、様々なテストの用語がどういった特性の言葉であるか判断きるようになる
- テストの要素技術に関してのエントリーポイントを把握して、効率よくテストについて学べる下地を持つ

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YAMASAKI Takashi

December 12, 2019

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Transcript

  1. 株式会社ベリサ ーブ 品質 保 証部 プ ロジェ クト推 進課 課長

    兼 ソ フトウェ ア 品質コ ンサ ルテ ィン グ 部 山﨑 崇 (YAMASAKI Takashi) 2001年からセキュリティ対策ベンダーにおいて、さまざまなプロジェクトの ソフトウェアテスト活動にQAエンジニアとして従事。その傍ら、さまざまな テストコミュニティに参画し、活動の場を広げる。2015年にベリサーブに 入社。現場への技術支援、教育、コンサルテーションなどを担い、少しでも 現場が幸せになるように日々奮闘中。 主な活動 主な講演 • SQuBOKガイドV4 策定部会(’25~) • JaSST’26 Kansai「テスト設計の本質を改めて考えてみる」 • JaSST東京実行委員会 (’11~) • SQiPシンポジウム 2024併設チュートリアル「テスト戦略」 • テスト設計コンテストU-30審査委員 (’16~) • • ASTER テストプロセス改善研究会 (’16~) • JSTQB Foundation Level 認定講師 (’12~) WACATE2023夏 招待講演「テスト開発について改めて考えて みよう~テスト分析やテスト設計を業務で上手くできるようにな るための四方山話」 • JaSST’22四国 「テストを学び成長する 2022年度版」 • JaSST’21北陸 基調講演「テストを学び成長する」 • JaSST’17東北 基調講演「テストの極みを目指して」 • JaSST‘15東京 チュートリアル「初心者からの脱出」 • テスト設計コンテストチュートリアル U-30クラス(’17~’19)ちびこん編(’21 など 主な著書・訳書 • 実践ソフトウェアエンジニアリング 第9版 (共訳) • 今さら聞けないソフトウェアテストの国際規格: ISO/IEC/IEEE 29119シリーズを読みはじめる前に(著) • 開発現場で役立つテスト「超」実践講座 第9回 (著) • システム開発ジャーナル Vol.10 (共著) • テスト技術者資格制度Foundation Level Extension シラバス アジャイルテスト担当者 (共訳) ) • SQiP研究会 品質保証基礎コース テスト技術 「ソフトウェアテストの概観を識る」(’17, ’20~) • 第14回SPIトワイライトフォーラム 「テストプロセス改善モデルの最新動向」 など など その他 https://www.linkedin.com/in/yamasaki696/ を参照 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 2
  2. でもこの業界「••テスト」や「テスト••」だらけ… デシジョンテーブルテスト ブラックボックステスト 統合テスト テスト駆動開発 負荷テスト 性能テスト スモークテスト テストデータ システムテスト

    テストウェア ユニットテスト ベータテスト テストベース 非機能テスト テストツール テスト戦略 テスト環境 モンキーテスト テスト技法 機能テスト グレーボックステスト 受け入れテスト ホワイトボックステスト 探索的テスト アルファテスト ステートメントテスト 結合テスト セキュリティテスト ストレステスト テスト設計 テスト条件 テスト実装 パステスト テスト実行 テストフレームワーク テスト分析 テスト管理 テストアプローチ テスト手順 テストケース テスト報告 コンパチビリティテスト テスト計画 ペネトレーションテスト Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 10
  3. 共通言語としてJSTQB FL 取得のススメ ソフトウェアテスト技術者の認定資格で、 Foundation Level は 基 礎 レ

    ベ ル を 意味します ISTQBを通じて国際的にも有効な技術 資格で、日本でも多くの資格所有者が います JSTQBの言葉を借りてコミュニケーショ ンを取ると、合意形成が捗ります また、軸を持った上で学習すると、学習効 率も高まります ※ JSTQB Foundation Levelシラバスが、v3.1 からv4.0にメジャーバージョンアップしました。試 験がv4.0に基づくのは2024年の11月からとな ります。なお、本資料は、v4.0の内容に準拠させて います(が一部旧シラバスからも引用しています)。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 14
  4. 人によっても違うし成熟度によっても違うし千差万別 フェーズ4 テストは行動ではない。大げさなテストをすることなく品質の 高いソフトウェアを作るための精神的な訓練である。 フェーズ3 テストの目的は、何かを証明することではなく、プログラムが 動かないことによって発生する危険性をある許容範囲までに 減らすことである。 フェーズ2 テストの目的は、ソフトウェアが動かないということを示すこと

    にある。 フェーズ1 テストの目的は、ソフトウェアが動くことを示すことである。 フェーズ0 テストとデバッグには何の差もない。 デバッグ以外にはテストには特別な目的はない。 ボーリス・バイザー著 「ソフトウェアテスト技法」よりテスト担当者の精神面による区分を引用 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 19
  5. ハードウェア ソフトウェア 物質的実体 論理的集合体 目に見える 目に見えない 触れられる 触れられない 物理化学法則に基づき 物理化学法則に基づかず

    自由度は低く 自由度が高すぎ 修正に関する 修正に関する 影響を把握しやすい 影響を把握しにくい Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 21
  6. ソフトウェアは人が作り、人は間違える生物 誘因① 納期のプレッシャー 誘因② 人間の誤りを犯しやすい性質 誘因③ プロジェクト参加者の経験不足または技術不足 誘因④ プロジェクト参加者間の誤ったコミュニケーション (要件や設計の誤ったコミュニケーションを含む)

    誘因⑤ さまざまな複雑さ ※ コード、設計、アーキテクチャー、解決すべき根本的な問題, そして/または使用する技術の複雑さ 誘因⑥ システム内またはシステム間のインターフェースに対する誤解 ※ 特に、関連するシステム数が多い場合 誘因⑦ 新しく不慣れな技術 など 出典: テスト技術者資格制度 Foundation Levelシラバス日本語版Version 2018V3.1.J03「1.2.3 エラー、欠陥および故障」より(一部要約) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 22
  7. リリース後に見つかった欠陥の修正コストは高い Industry References:3 B. Boehm and V. Basili, “Software Defect

    Reduction Top 10 List” IEEE Computer Society, Vol. 34, No. 1, Jan 2001を Roger S. Pressman(他)が「実践ソフトウェアエンジニアリング」(第9版)で要約したグラフを基に作図 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 25
  8. 品質コストという考え方 品質コスト 適合コスト 不適合コスト 欠陥を回避するためにプロ 障害によりプロジェクト期間中 ジェクトの期間中に支出するコ および期間後に支出するコス スト ト

    予防コスト 評価コスト 内部失敗コスト 外部失敗コスト 欠陥の発生を防止するために 品質を評価することによって 出荷前に欠陥が発見された場 出荷後に欠陥が発見された場 支出されるコスト 品質レベルを維持するために 合の処理に付随して支出され 合の処理に付随して支出され 支出されるコスト るコスト るコスト プロジェクトの期間中に 支出される品質コスト Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. プロジェクト期間外に 支出される品質コスト 26
  9. さまざまな要因からテストは必要になる ソ フ ト ウ ェ ア の 特 性

    誤 り を 犯 す 人 間 の 特 性 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 経 営 リ ス ク へ の 備 え 経 済 的 合 理 性 27
  10. テストの目的も一義的ではない 1 要件、ユーザーストーリー、設計、およびコードなどの作業成果物を評価する 2 故障を引き起こし、欠陥を発見する 3 求められるテスト対象のカバレッジを確保する 4 ソフトウェア品質が不十分な場合のリスクレベルを下げる 5

    仕様化した要件が満たされているかどうかを検証する 6 テスト対象が契約、法律、規制の要件に適合していることを検証する 7 ステークホルダーに根拠ある判断をしてもらうための情報を提供する 8 テスト対象の品質に対する信頼を積み上げる 9 テスト対象が完成し、ステークホルダーの期待通りに動作するかどうかの 妥当性確認をする 「テスト技術者資格制度Foundation Level シラバス Version 2023V4.0.J02」の「1.1.1 テスト目的 」より引用 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 28
  11. テストを動的テストと静的テストと整理する文脈もある ソフトウェアテスト 動ス テ 的 ト テ ア ス イ

    ト テムを実行して確認するテスト 静ス テ 的 ト テ ア ス イ ト テムの実行を伴わないテスト 動的テスト 静的テスト ” テストアイテムを実行して確認するテスト ” テストアイテムの実行を伴わないテスト 本日の話は、基本的にこちら 静的解析 レビュー 引用: ISTQB用語集 動的テスト(Ver.2)および静的テスト(Ver.4)より。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 29
  12. テストの原則 原則 1 テストは欠陥がある ことは示せるが、 欠陥がないことは示せない 原則 2 全数テストは不可能 原則

    3 早期テストで時間とコストを節約 原則 4 欠陥の偏在 原則 5 テストの弱化 原則 6 テストはコンテキスト次第 原則 7 「欠陥ゼロ」の落とし穴 「テスト技術者資格制度Foundation Level シラバス Version 2023V4.0.J02」の「1.3 テストの原則 」より引用 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 31
  13. 余談:STARによるテスト自動化の8原則 原則 1 手動テストはなくならない 原則 2 手動でおこなって効果のないテストを自動化しても無駄である 原則 3 自動テストは書いたことしかテストしない

    原則 4 テスト自動化の効用はコスト削減だけではない 原則 5 自動化テストシステムの開発は継続的におこなうものである 原則 6 自動化検討はプロジェクト初期から 原則 7 自動テストで新種のバグが見つかることは稀である 原則 8 テスト結果分析という新たなタスクが生まれる 出典: テスト自動化研究会の「テスト自動化の8原則」(テスト自動化研究会)より
  14. 余談: テストの7原則(ヘッツェル@1974) 原則 1 セグメンテーション 原則 2 可テスト性を持つ設計 原則 3

    シミュレーション 原則 4 サンプリング 原則 5 論理的簡約 原則 6 標準化 原則 7 自動化 出典: ウイリアム.C.ヘッツェル著 「プログラム・テスト法」 (1974) 近代科学社刊) より引用
  15. 上流工程の開発と下流工程のテストにおける責務との対応関係 要求分析 段 階 的 な 詳 細 化 受け入れテスト

    アーキテクチャー設計 基本設計 詳細設計 実装 システム統合テスト システムテスト コンポーネント統合テスト 段 階 的 な 統 合 コンポーネントテスト 対応関係 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 43
  16. Wモデル: テスト活動をフロントローディングすると効果的 テスト活動の 開始 要求定義 システム 要件 受け入れテスト の実施 システムテスト

    の計画 基本設計 システムテスト の実施 統合テストの 計画 統合テストの 実施 コンポーネント テストの計画 詳細設計 コンポーネント テストの実施 デバッグと修正 デバッグと修正 デバッグと修正 デバッグと修正 実装 対応関係 サイクル:テスト、デバッグ、修正、再テスト Andreas Spillner 著 The W-MODEL Strengthening the Bond Between Development and Test より引用。翻訳は独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 44
  17. Wモデル: テスト活動をフロントローディングすると効果的 (マスターテスト計画) プロジェクト テスト計画 project test plan テスト活動の 開始

    要求定義 受け入れテスト の実施 受け入れテストの レベルテスト計画 level test plan システム 要件 システムテスト の計画 システムテスト の実施 デバッグと修正 デバッグと修正 システムテストの レベルテスト計画 level test plan 基本設計 統合テストの 計画 統合テストの 実施 デバッグと修正 統合テストの レベルテスト計画 level test plan コンポーネント テストの計画 詳細設計 コンポーネント テストの実施 コンポーネント テストの レベルテスト計画 level test plan デバッグと修正 実装 各テストレベルだけではなくテスト全体の戦略を考えよう 対応関係 サイクル:テスト、デバッグ、修正、再テスト Andreas Spillner 著 The W-MODEL Strengthening the Bond Between Development and Test より引用。翻訳は独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 46
  18. ※シラバスの内容をもとに表として整理したもの(表中の文章はシラバスからの引用。強調は独自) 属 性 特 定 の 目 的 テ ス

    ト ベ ー ス の 例 テ ス ト 対 象 の 例 統合テスト コンポーネントテスト システムテスト コンポーネント統合テスト 受け入れテスト システム統合テスト • リスクの低減 • リスクの低減 • • コンポーネントの機能的/非機能的振る舞いが 設計および仕様通りであることの検証 • インターフェースの機能的/非機能振る舞いが設計お よび仕様通りであることの検証 • システムの機能的/非機能振る舞いが 設計および仕様通りであることの検証 • システムの機能的/非機能振る舞いが 仕様通りであることの検証 • システムが完成し、期待通りに動作することの 妥当性確認 • システムが完成し、期待通りに動作することの 妥当性確認 • システムの全体的な品質に対する信頼の積み 上げ リスクの低減 • コンポーネント品質に対する信頼の積み上げ • インターフェース品質に対する信頼の積み上げ • システムの全体的な品質に対する信頼の積み 上げ • コンポーネントに存在する欠陥の検出 • 欠陥の検出(インターフェース自体、コンポーネントに 内在、またはシステムに内在) • 欠陥の検出 • 欠陥がより高いテストレベルまで 見逃されることの防止 • 欠陥がより高いテストレベルまで見逃されることの防 止 • 欠陥がより高いテストレベルまたは 運用環境まで見逃されることの防止 • 詳細設計 • コード • データモデル • コンポーネント仕様 • ソフトウェア設計とシステム設計 • シーケンス図 • インターフェースと通信プロトコルの仕様 • ユースケース • コンポーネントレベル又はシステムレベルのアーキテ クチャ • ワークフロー • 外部インターフェース定義 • システム要求仕様およびソフトウェア要求仕様 (機能および非機能) • リスク分析レポート • ユースケース • エピックおよびユーザーストリー • システム振る舞いのモデル • 状態遷移図 • システムマニュアルおよびユーザーマニュアル • ビジネスプロセス • ユーザー要件またはビジネス要件 • 規制、法的契約、標準 • ユースケースおよび/またはユーザーストーリー • システム要件 • システムドキュメントまたはユーザードキュメン ト • インストール手順 • リスク分析レポート • コンポーネント、ユニット、またはモジュール • コードとデータ構造 • クラス • データベースモジュール • サブシステム • データベース • インフラストラクチャー • インターフェース • API • マイクロサービス • アプリケーション • ハードウェア/ソフトウェアシステム • オペレーティングシステム • テスト対象システム(SUT) • システム構成および構成データ • テスト対象システム • システム構成および構成データ • 完全に統合されたシステムのビジネスプロセス • リカバリシステムおよび(ビジネス継続性および 災害復旧のテスト用の)ホットサイト • 運用プロセスおよびメンテナンスプロセス • 書式 • レポート • 既存または変換(コンバージョン)した本番デー タ • 正しくない計算 • 正しくない、または期待通りではないシステム の機能的または非機能的振る舞い • システム内の正しくないコントロールフローお よび/またはデータフロー • エンドツーエンドの機能的タスクを適切かつ完 全に実行できない • システム環境でシステムが適切に動作しない • システムマニュアルおよびユーザーマニュアに 記載されている通りにシステムが動作しない • システムのワークフローがビジネス要件または ユーザー要件を満たさない • ビジネスルールが正しく実装されていない システムが契約要件または規制要件を満たさ ない • セキュリティの脆弱性、高負荷時の不適切な性 能効率、サポート対象プラットフォームでの不適 切な操作などの非機能特性の故障 ― ― 独立したテストチーム 顧客、ビジネスユーザ、プロダクトオーナー、また はシステム運用担当者 ※他のステークホルダーも関与する場合あり 典 型 的 な 欠 陥 と 故 障 の 例 • 正しくない機能(例えば、設計仕様の記述とは 異なる) • データフローの問題 • 正しくないコードとロジック ロア ープ チ TDD(テスト駆動開発) 責 務 コードを開発した開発担当者当人 そ の 他 モックオブジェクト, サービス仮想化, ハーネス, スタブ, ドライバ, テストファースト • 正しくないデータ、データ不足、正しくないデー タエンコーディング • インターフェース呼び出しの正しくない順序ま たはタイミング • インターフェースの不整合 • コンポーネント間のコミュニケーション故障 • コンポーネント間のコミュニケーション故障の処 理不在、または不適切な処理 • コンポーネント間で渡されるデータの意味、単 位、境界の正しくない思い込み • システム間で一貫性のないメッセージ構造 • 正しくないデータ、データ不足、正しくないデー タエンコーディング • インターフェースの不整合 システム間通信による故障 • システム間通信処理不在、または不適切な処理 による故障 • システム間で渡されるデータの意味、単位、境 界の正しくない思い込み • 必須のセキュリティ規制への非準拠 CI(継続的インテグレーション) 開発担当者 テスト担当者 統合戦略、トップダウン、ボトムアップ、ビックバン Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. データ品質 偽陽性, 偽陰性 • ユーザー受け入れテスト • 運用受け入れテスト • 契約による受け入れテストおよび規制による受 け入れテスト 47 • アルファテストおよびベータテスト
  19. コンポーネントテストレベルでの自動化 コンポーネントテスト(ユニットテスト)レベルでの自 動化は、xUnitなどのテストフレームワークを使うこ とが多いので、開発言語など自分の状況に合ったも のを選択しましょう。 コンポーネントレベルでは実装とテストを同じ人が担 うことも多く、特定のアプローチとしてはテスト開発 駆動(TDD: Test Driven

    Development)が有 名です。 各地域のコミュニティが中心となって全国各地で テスト駆動開発入門 ケント・ベック著/オーム社刊 TDD Boot Camp開催しているので、そこで体験し てみるのもお勧めです(コロナ禍以降活動休止中な様子)。 TDDの提唱者ケント・ベックの書籍。ピアソンショックにより絶版となってい たが、2017年にオーム社からt_wadaさんの新訳で復刊され、入手可能 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 48
  20. 統合テストレベルでの自動化 統合テスト(インテグレーションテスト)レベルでの 自動化に関しては、CI環境を用いることが一般化 してきました。 継 続 的 イ ン テ

    グ レ ー シ ョ ン (CI: Continuous Integration)は、日毎、時毎、コミット毎といっ た短いサイクルでテストを走らすことで、統合に関 係する問題を素早く見つけることが目的です。 オープンソースではJenkinsが有名ですが商用の CIアプリやサービスなども存在するので自分たち 継続的インテグレーション入門 にあったものを選択しましょう。 著者多数/日経BP刊 特定のCI環境に特化したものではなく、概念レベルからしっかりと解説して いる書籍。特定のCI環境に特化した書籍と合わせて読むと効果的かと。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 49
  21. 受け入れテストレベルでの自動化 受け入れテストのテストレベルは、DevOpsや CD ( 継 続 的 デ リ バ

    リ ー Continuous Delivery, 継 続 的 デ プ ロ イ メ ン ト Continuous Delivery)の領域を考慮します。 左の書籍は、継続的デリバリーを主題に扱って います。 ソースコードに変更を加えてからデプロイまで の一連の流れを「デプロイメントパイプライン」 継続的デリバリー Jez Humble & David Farley 著 ASCII DOWANGO刊 としてパイプライン化(つまり自動化)すること で、アジリティのある開発とリリースを可能にし ます。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 51
  22. テスト実行の自動化は低いテストレベルから 低 難 遅 手動テスト E2E テスト 費 用 対

    効 果 保 守 性 実 行 速 度 APIレベルの テスト ユニットテスト/ コンポーネントテスト 高 易 速 出典:「実践アジャイルテスト」の「テスト自動化のピラミッド」を基に改変・追記 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 53
  23. アイスクリームコーン (自動テストのアンチパターン) 手動テスト 手動テスト E2E テスト 自動化GUIテスト APIレベルの テスト 統合テスト

    ユニットテスト/ ユニット テスト コンポーネントテスト 出典: Testing Pyramids & Ice-Cream Cones | Alister Scott より(翻訳は独自) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 54
  24. テストトロフィー (フロントエンド向けのテスト自動化戦略) E2E 統合 ユニット 静的解析 出典: The Testing Trophy

    and Testing Classificationsより(翻訳は独自) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 55
  25. DevOpsでの継続的テストのループ ここで テスト ここで テスト ここでも テスト RELEASE PLAN BRANCH

    ここで テスト CODE さらに ここでも テスト DEPLOY Dev Ops OPERATE MERGE そして ここでも BUILD さらに ここでもテスト MONITOR そして ここも もちろん… ここでテストしないの? もちろんできます! 出典:Dan AshbyのContinuous Testing in DevOpsを引用した書籍「A Practical Guide to Testing in Dev Ops」に翻訳本 P.xiii Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 56
  26. JSTQBによるテストタイプの分類 機能テスト 非機能テスト コンポーネント、およびシステムが実行する機能を コンポーネント、およびシステムが実行する機能特 評価する。機能とはテスト対象が「何」をすべきか 性以外の属性を評価する。非機能テストは、システ である。機能テストの主な目的は、機能完全性、機 ムが「どのようにうまく振る舞うか」をテストする。 能正確性、および機能適切性をチェックすること

    非機能テストの主な目的は、 非機能的なソフト である。 ウェア品質特性をチェックすることである. ブラックボックステスト ホワイトボックステスト 仕様に基づき、テスト対象の外観を示すドキュメン 構造に基づき、システムの実装または内部構造 トからテストを導出する。ブラックボックステスト (コード、アーキテクチャー、ワークフロー、データ の主な目的は、システムの動作をその仕様に照ら フローなど)からテストを導き出す(4.3 節参照)。 してチェックすることである。 ホワイトボックステストの主な目的は、テストに よって基本的な構造を受け入れ可能なレベルまで カバーすることである。 テスト技術者資格制度 Foundation Levelシラバス日本語版Ver.4.0J02「2.2.2 テストタイプ 」より文章を引用(強調と作図は独自)。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 61
  27. 個人的には古いテストタイプの分類の方が扱いやすくておすすめ テストタイプの分類 機能テスト 非機能テスト 構造テスト (ブラックボックステスト) (ブラックボックステスト) (ホワイトボックステスト) 機能の品質特性、例えば完全、 非機能の品質特性、例えば信

    正確および適切であることな 頼 性 、性能 効 率性、セ キュリ どを評価する。 ティ、互換性、使用性などを評 価する。 コンポーネントまたはシステム の、構造またはアーキテク チャーが正しく完全で仕様通り であることを評価する。 変更関連のテスト 欠陥が修正されていることを確認するなどの変更による影響を評価し(確認テスト)、 ソフトウェアや環境の変更によって意図しない振る舞いの変化が発生していないかを探す(リグレッションテスト)。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 62
  28. ブラックボックステストとホワイトボックステストの区別 入力 出力 入力 出力 ブラックボックスとは、対象の中身(内部構造) ホワイトボックスとは、対象の中身(内部構造) が見えないことを言う一般名詞。 が見えることを言う一般名詞。 ブラックボックステストは、コンポーネントまた

    ホワイトボックステストは、コンポーネントまた はシステムの内部構造を参照しない、機能また はシステムの内部構造の分析に基づいたテス は非機能テストのこと。 ト(テストタイプ)のこと。 ブラックボックステスト技法は、内部構造を参 ホワイトボックステスト技法は、コンポーネント 照せずに、コンポーネントまたはシステムの仕 またはシステムの内部構造の分析に基づいて、 様(機能または非機能)の分析に基づいてテス テストケースを導出および/または選択する トケースを導出および/または選択する手順の 手順のこと。 こと。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 63
  29. ISO/IEC 25010の製品品質モデル ※ISO/IEC 25010は2023に改訂されて、上記から構成が変わっています。 システム/ソフトウェア製品品質 機能適合性 性能効率性 互換性 • 機能完全性

    • 機能正確性 • 機能適切性 • 時間効率性 • 資源効率性 • 容量満足性 • 共存性 • 相互運用性 使用性 信頼性 セキュリティ 適切度認識性 習得性 運用操作性 ユーザエラー 防止性 • ユーザイン ターフェース 快美性 • アクセシビリ ティ • 成熟性 • 可用性 • 障害許容性 (対故障性) • 回復性 • 機密性 • インテグリ ティ • 否認防止性 • 責任追跡性 • 真正性 • • • • 保守性 • • • • • モジュール性 再利用性 解析性 修正性 試験性 移植性 • 適用性 • 設置性 • 置換性 JIS X 25010:2013 図4「製品品質モデル」より引用(配色は独自) ソフトウェアテストでは機能以外のさまざまな側面について考慮することも重要です Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 64
  30. 29119-4における品質特性とテストタイプの紐付け テストのタイプ アクセシビリティテスト 互換性テスト 品質特性 使用性 互換性 コンバージョンテスト 機能適合性 ディザスタリカバリテスト

    (災害復旧テスト) 信頼性 機能テスト 機能適合性 設置性テスト 相互運用性テスト 移植性 互換性 機能適合性 ローカライゼーションテスト (L10Nテスト) 使用性 移植性 保守性テスト 保守性 副特性 アクセシビリティ 共存性 機能完全性 機能正確性 機能適切性 成熟性 障害許容性(対故障性) 回復性 機能完全性 機能正確性 機能適切性 設置性 相互運用性 機能完全性 機能正確性 機能適切性 適切度認識性 習得性 運用操作性 ユーザエラー防止性 ユーザインターフェー ス快美性 アクセシビリティ 適用性 モジュール性 再利用性 解析性 テストのタイプ 品質特性 保守性テスト 保守性 性能関連テスト 性能効率性 移植性テスト 移植性 手順テスト なし 信頼性テスト 信頼性 セキュリティテスト セキュリティ 使用性テスト 使用性 副特性 モジュール性 再利用性 解析性 修正性 試験性 時間効率性 資源効率性 容量満足性 適用性 設置性 置換性 なし 成熟性 可用性 障害許容性(対故障性) 回復性 機密性 インテグリティ 否認防止性 責任追跡性 真正性 適切度認識性 習得性 運用操作性 ユーザエラー防止性 ユーザインターフェー ス快美性 アクセシビリティ ISO/IEC/IEEE 29119-4:2021 Table A.1 - 「ISO/IEC 25010 製品品質特性とテストタイプの紐付け」より引用 ※翻訳独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 65
  31. 製品品質モデルをいきなりテストの文脈で引っ張り出して、 テストの十分性や網羅性を示すのは難しい・・・ • テストベースが不足している際に、製品品質モデルの各特性をガイドワードとしテス トを考えることは良いが、各特性が「どうあるべきか」は、本来的には品質要求事項 を識別し、品質測定量の目標値を定める必要がある • 例えば、「時間効率性」(パフォーマンス)に対する品質要求事項として、品質測定量 「平均応答時間」の目標値が何msであれば良いかというテストオラクルが必要 •

    すべての品質特性がテストによって測れるわけではなく、テストでは測りがたい特性 もある(例: 保守性とか移植性とか)し、すべての品質特性で100点を取るというも のでもないし、各品質の特性は相乗、相克、相反の関係を持つこともあるため、どの 特性をどれくらい優先するかが重要 • 前提として品質モデルはテストのために作られたモデルではなく、製品品質モデル が自分たちのテストにおいて、すべての品質の側面を提供してくれるわけではない (利用時品質、データ品質、ITサービスの品質、AIシステムの品質なども検討する必 要があるかもしれない) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 66
  32. 製品品質特性間の関係の例 機能適合性 機能適合性 信頼性 性能効率性 使用性 セキュリティ 互換性 保守性 移植性

    - - - - - - - + 信頼性 + + 性能効率性 - 使用性 セキュリティ - 互換性 + - - - - - - - - 保守性 - - 移植性 - - - - + 記号説明 +: 正の効果(行の品質特性が列の品質特性に良い影響を与えることがある。) -: 府の効果(行の品質特性が列の品質特性に悪い影響を及ぼし、矛盾が発生することがある。) 「JIS X 25030:2021(ISO/IEC 25030:2019) 」P.39 「付属書G 製品品質特性間の関係の例」「表G.1 ― 製品品質特性間の関係の例」デザインを一部変更 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 67
  33. 製品品質 機能適合性 性能効率性 互換性 機能完全性 時間効率性 機能正確性 資源効率性 機能適切性 容量満足性

    インタラクション容易性 (対話性) 信頼性 セキュリティ 保守性 柔軟性 安全性 共存性 適切度認識性 無傷害性 機密性 モジュール性 適用性 運用制約性 相互運用性 習得性 可用性 (アベイラビリティ) インテグリティ 再利用性 拡張性 リスク識別性 運用操作性 障害許容性 (耐故障性) 否認防止性 解析性 インストール性 (設置性) フェールセーフ ユーザーエラー防止性 回復性 責任追跡性 修正性 置換性 危険警告性 真正性 テスト可能性 (試験性) ユーザーエンゲージメント (利用者関与性) インクルーシビティ (包摂性) 統合時安全性 対攻撃性 ユーザー支援性 自己記述性 出典: JIS X 25010:2025(ISO/IEC 25010:2023)の情報を元に、独自に作図 製品品質のモデルも、時代とともに改訂を重ねており 、ISO/IEC25010:2013も 2023年に改訂されました。また、製品品質以外にも、SQuaREでは利用時品質、 データ品質、サービス品質、AIシステムの品質モデルなども規定しています。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. その他の品質モデルについては、本資料のAppendixを参照 68
  34. ライフサイクルでの品質 プロセス ソフトウェア製品 影響 プロセス品質 ソフトウェア製品の効果 影響 内部特徴 依存 影響

    外部特徴 依存 利用時の品質 依存 利用状況 プロセス測定 内部測定量 外部測定量 利用時の品質測定量 図「ライフサイクルでの品質」/ JIS X 25010:2013(ISO/IEC 25010:2011) P-31 図C.2より Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 70
  35. テストプロセスの例(JSTQB) テ ス ト 計 画 テ ス ト 分

    析 テ ス ト 設 計 テ ス ト 実 装 テ ス ト 実 行 テ ス ト 完 了 テストのモニタリングとコントロール t テストプロジェクトのタイムライン Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 75
  36. ISO/IEC/IEEE 29119-2のテストプロセス群 組織的 テスト プロセス テストマネジメントプロセス群 テスト戦略と 計画プロセス テストの モニタリングと

    コントロール プロセス テスト完了 プロセス 動的テストプロセス テスト 設計と実装 プロセス テスト環境と データ マネジメント プロセス テスト実行 プロセス テスト インシデント レポート プロセス ISO/IEC/IEEE 29119-2:2021 P-12 「Figure 2. The multi-layer model showing all test processes」を基に一部表現を変更。翻訳は独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 76
  37. ISO/IEC/IEEE 29119とJSTQBのテストプロセス対応関係 組織的 テスト プロセス テスト計画 プロセス テスト 設計と実装 プロセス

    テストの モニタリングと コントロール プロセス テスト環境構築 とメンテナンス プロセス テスト実行 プロセス テスト完了 プロセス テスト インシデント 報告プロセス Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. テ ス ト 計 画 テ ス ト 分 析 テ ス ト 設 計 テ ス ト 実 装 テ ス ト 実 行 テ ス ト 完 了 テストのモニタリングとコントロール 77
  38. テストポリシー 組織的テストプラクティス プロジェクトテスト計画書 テストステータスレポート (例:マスターテスト計画など) レベルテスト計画書 タイプテスト計画書 (例: システムテスト計画など) (例:

    セキュリティテスト計画など) テスト完了レポート テストモデル仕様書 テストケース仕様書 テストデータ要件 テストデータ準備レポート テスト環境要件 テスト環境準備レポート テスト手順仕様書 実際の結果とテスト結果 テスト実行ログ テストインシデントレポート 出典: ISO/IEC/IEEE 29119-3:2021 P. ix 「Figure 1 Overview of test documentation」。一部要約・改変。翻訳は独自。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 78
  39. テストプロセスを通じてツールの活用も検討 一連のテス トプロセ ス ではさまざまな活動が あ り、 効率や 効果の観点 か

    らツールの活用を 検討しましょう 左の文書はさまざまなツールの情報をまとめた ガイドでありPDF版も公開されています 特に、現在のプロセスの習熟度に沿った導入を アドバイスしてくれる診断ツールは面白いので 是非試してみてください テストプロセスの成熟度が低い場合はツールを 使っても効果が得られにくいのでまだ利用 する段階ではないと言われます テストツールまるわかりガイド ASTERテストツールWG著 2020年にVersion 2.0.0が公開されました。「プロプライエタリのテストツー ルの追加情報やオープンソースのテストツールの情報については、今後は随時、 記事投稿を募集し、継続的に改訂していく予定です 」(ASTERのWebサイトよ Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. り) ※左の画像はVersion 1.0.1です 79
  40. その他にもさまざまなテストプロセスモデルが 存在しているのでうまく活用しましょう! Critical Testing Process (CTP) Systematic Test and Evaluation

    Process(STEP) 但し、本質的にはコンテキストに沿ったテストのプロセス設計やテーラリングが必要です Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 80
  41. テストプロセスのためのプロセス改善モデルもいろいろあります TMMi Release 1.3 TPI NEXT ISO/IEC 33063 2022年 2009年

    2015年8月 (version. 1.0は2008年) (日本語版が2015年9月に発売) (※現在改訂中 ISO/IEC CD 33063) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 81
  42. 各テストプロセス改善モデルの簡易比較 項目 TMMi TPI NEXT ISO/IEC 33063 CMMIと同等の枠組み。CMMIのテスト プロセス部分を補完する 。CMMIにつ

    いて既に経験や知識を持っている組織 であれば展開は比較的容易であろう 改善提案やコツなどまで含めたガイドと して利用可能。内容が具体的かつ実践的 で、現場でのセルフアセスメントなどにも 使いやすいものになっていると感じる 縦 軸 に ISO/IEC 33020 、 横 軸 に ISO/IEC/IEEE 29119-2を持つ新し いテストアセスメントモデル。GP、GR、 GWPなどの評価指標が示されている リリース年 2022年(Ver. 1.0は2008年) 2015年8月(原書は2009年) 2015年9月(現在改訂中) リリース元 TMMi Foundation (非営利団体) Sogeti社 (オランダの企業) ISO/IEC (国際規格) モデルの種別 段階モデル 混合モデル(連続モデルより)※1 連続モデル 評価軸 成熟度レベル 成熟度レベル 能力レベル 評価の水準数 5段階 4段階 6段階 測定対象 プロセス領域 キーエリア プロセス 対象数 15 16 8 (+5+α)※2 指標 固有/共通のプラクティス チェックポイント 評価指標(共通プラクティス /リソース/作業生産物 など) 言語 英語のみ 英語/独語/日本語 英語のみ※5 (主観的な)特徴 (CMMI)と相似的・補完的 実践的・具体的(これだけで完結) (関連規格と)依存的・汎用的 (主観的な)手軽さ 重め 軽め 重め スコープ すべてのテストレベルを対象 主に高位テストレベルを対象 すべてのテストプロセスを対象 動的/静的 動的テストだけではなく 静的テストも対象 TPIのキーエリアにあった静的 テスト技法と評価が削除された(謎) (オプショナルとして) 静的テストを含む 所感 ※1: TPI NEXTの書籍P-222によれば「混合だが、どちらかと るが、実践のために5プロセスが追加で示されている。こ ※4: ISO/IEC 33063をJSA Web Storeで購入した場合の金額。 言えば連続表現」との記述あり れらはAnnexなどにnormativeとして記述されている 関連規格を含めると総額は10万円程となる ※2: プ ロ セ ス リ フ ァ レ ン ス モ デ ル で あ る ISO/IEC/IEEE ※3: ISO/IEC 33063のみでのページ数。関連規格を含めると ※5: (2023年10月時点では)JIS化されていない 29119-2で定義されているプロセスは8プロセスのみであ 200ページを超える(Annexを含む) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 82
  43. テストプロセスの中でも特に押さえておきたいのが テストケースを作るまでのイメージを持てること! 未成熟な テスト開発 プロセス JSTQBの テスト開発 プロセス Test.SSFの テスト開発

    プロセス テスト設計※またはテスト準備、テスト計画など表現はさまざま テスト分析 テスト 要求分析 テスト設計 テスト アーキテクチャー 設計 テスト 詳細設計 テスト 実行 テスト実装 テスト 実行 テスト 実装 テスト 実行 この部分がテスト開発プロセス テストを作り込んでいく段階をより詳細化してイメージ できるようになればより良いテストが作れるようになる Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 83
  44. 良くあるパターン テ ス ト 技 法 を 勉 強 し

    て 演習では上手く使えたのに 実務ではどうやって技法を 適用すれば良いのか分からず https://www.pakutaso.com/20141152308post-4790.html Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 上手く使えていません(T_T) 84
  45. テストベース に対していきなり ※ テスト技法を適用している? Test TestTechnics Design Technic Test Basis

    Test Basis Test Cases Test Cases Test Cases ※テストベースとはテストを考える上で入力となる情報全般のこと。例えば要件定義書、仕様書、外部設計書などさまざま Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 85
  46. それは失敗フラグです Test TestTechnics Design Technic Test Basis Test Basis Copyright

    © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. Test Cases Test Cases Test Cases 86
  47. JSTQBのテスト開発プロセスのイメージ例 文書 A 文書 B 文書 C 文書 D テストベース

    テスト 分析 テスト設計 仕様 テスト設計 仕様 テスト設計 仕様 テスト 設計 テストケース 仕様 テスト 実装 テスト 手順仕様 テストケース 仕様 テスト 手順仕様 テストケース 仕様 テスト 手順仕様 テスト 手順仕様 テストケース 仕様 テスト 手順仕様 テスト条件 テストケース テスト手順 「テスト技術者資格制度Foundation Levelシラバス日本語版」を基に図にしたもの Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 87
  48. ISO/IEC/IEEE 29119-2:2013におけるテスト開発プロセス (これは、基本的に、JSTQBのテスト開発プロセスと同じ) テスト設計 仕様 フィーチャー フィーチャー セット セットを 識別する

    (TD1) テスト条件を 得る (TD2) テスト条件 テスト カバレッジ アイテムを 得る(TD3) テストケース 仕様 テストカバレッジ アイテム テストケースを テストケース 得る (TD4) テスト手順仕様 テストセットを テストセット まとめる (TD5) ISO/IEC/IEEE 29119-2:2013 P.32 Figure 10 Test design and implementation process より一部抜粋。 翻訳は筆者による Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. テスト手順を 得る (TD6) テスト手順& テストスクリプト 88
  49. ISO/IEC/IEEE 29119:2023でのテスト開発プロセスイメージ テストモデルの 作成 (TD1) テストモデル テストカバレッジ アイテムの識別 (TD2) テストカバレッジアイテム

    テストケースの 導出 (TD3) テストケース テスト手順の 作成 (TD4) テスト手順 ISO/IEC/IEEE 29119-2:2021 P.32 Figure 10 Test design and implementation process より引用。翻訳は筆者による Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 89
  50. 実際に自分たちがテスト開発できるだけの 詳細度でプロセスを設計しましょう テストベース テスト すべきことを 洗い出す さまざまな テスト観点 ドメイン知識/ ガイドなど

    テスト観点を 構造化する テスト技法 テストケース (テスト値) 基準に 基づいて ケースを 導出する 構造化された テスト観点 (中間状態) 網羅基準 網羅基準に 紐付いた テスト パラメータ 網羅 基準を 設定する Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 詳細化された テスト観点 (テストパラメータ) テスト 観点間の 関係性を 見出す テスト フレーム リファイン する 最終的に 構造化された テスト観点 同じような 意味を持つ テスト観点や テストフレーム をまとめる 4つの テスト モデル テスト モデルを 特定する テスト コンテナ間の 関連性を 整理する テスト 観点を 詳細化 する モデルに 紐付いた テスト観点 テスト アーキテ クチャー テスト コンテナ 91
  51. テスト技法(テスト設計技法)やテストプラクティス テストレベル テストタイプ ユニットテスト 統合テスト システムテスト システム統合テスト 受け入れテスト • ユーザー受け入れテスト

    • 運用受け入れテスト • 工場受け入れテスト • アルファテスト • ベータテスト • 製品検証テスト テストプラクティス モデルベースドテスト スクリプトテスト 探索的テスト 経験ベースドテスト 手動テスト A/Bテスト バックツーバックテスト 数学ベースドテスト ファズテスト(ファジング) キーワード駆動テスト 自動テスト • キャプチャープレイバック駆動 • データ駆動 機能テスト アクセシビリティテスト 互換性テスト コンパ―ジョンテスト 災害復旧テスト インストール性テスト 相互運用性テスト ローカライゼーションテスト 保守性テスト 性能関連のテスト • 性能テスト • 負荷テスト • ストレステスト • キャパシティテスト • 回復テスト ポータビリティテスト プロシージャ―テスト 信頼性テスト セキュリティテスト 使用性(ユーザビリティ)テスト 静的テスト レビュー(ISO/IEC 20246) 静的解析 モデル検証 テスト設計技法/測定 仕様ベース: • 同値分割法 • クラシフィケーションツリー法 • 境界値分析 • シンタックステスト • 組み合わせテスト • 全組み合わせ • ペアワイズ • イーチチョイス • ベースチョイス • デシジョンテーブルテスト • 原因結果グラフ法 • 状態遷移テスト • シナリオテスト • ユースケーステスト • メタモルフィックテスト • 要件ベースドテスト 構造ベース: • ステートメントテスト • ブランチテスト • デシジョンテスト • ブランチ条件テスト • ブランチ条件組み合わせテスト • MC/DCテスト • データフローテスト ※ 経験ベース: • エラー推測 ※All-deffinitions/All-C-uses/All-P-uses/All-uses/All-DU-pathテスト ISO/IEC/IEEE 29119-1:2022 「図2 テストアプローチ選択の例」より。翻訳と配色は独自。一部改変 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 95
  52. JSTQBによるテスト技法の分類 ブラックボックステスト技法 別名: 仕様ベースの技法 「テスト対象の内部構造を参照することなく、仕様上の振る舞 いの分析に基づくもの」 《 補 完 す

    る 》 ホワイトボックステスト技法 別名: 構造ベースの技法 「テスト対象の内部構造や処理の分析に基づくもの」 経験ベースのテスト技法 別名: 特になし 「 テストケースの設計と実装にテスト担当者の知識と経験を 効果的に利用するもの」 同値分割法 境界値分析 デシジョンテーブルテスト 状態遷移テスト その他 ステートメントテスト ブランチテスト その他 エラー推測 探索的テスト チェックリストベースドテスト その他 ブラックボックステスト技法については、概要を本資料のAppendixで説明しているので、そちらを参照してください。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 98
  53. ISO/IEC/IEEE 29119によるテスト技法の分類 ISO/IEC/IEEE 29119で 紹介するテスト技法 仕様に基づいた技法 構造に基づいた技法 同値分割法 ステートメントテスト クラシフィケーションツリー法

    ブランチテスト 境界値分析 デシジョンテスト 構文テスト ブランチコンディションテスト 組み合せテスト技法 ブランチコンデション 組み合わせテスト 全組み合わせテスト 改良条件判定カバレッジテスト ペアワイズテスト データフローテスト Each choiceテスト All-definitions testing Base choiceテスト All-c-uses testing デシジョンテーブルテスト All-p-uses testing 原因結果グラフ All-uses testing 状態遷移テスト All-du-paths testing シナリオテスト エラー推測 技法の分類は、名称こそ異なるものの、基本的にJSTQB FLと メタモルフィックテスト 要件ベースドテスト 経験に基づいた技法 29119-4とでは同じ分類となっている。 ISO/IEC/IEEE 29119-4:2021 Figure 2. The set of test design techniques presented in this document より引用。翻訳は独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 99
  54. 探索的テストはテスト技法なの? スクリプトテスト 探索的テスト テストを実施するにあたってテストケース(スクリ 対象を触ってその反応を観察し、知識・経験・直感 プト)を事前に作成し、テストケースに記載されて VS いる手順通りに実行するテストの方法で、探索的テ を駆使して次のアクションを決めるテストの方法で、 テストの設計・実行・学習を同時に行い、フィード

    ストの対義語的に使われることも多いです。どこま バックサイクルを繰り返すのが特徴です。どこまで で詳細にスクリプト化するかに幅があります 探索をテスト実行者にゆだねるかに幅があります。 純然たる スクリプト 漠然とした スクリプト 断片的な テストケース フリースタイルの探索 チャーター 役割 上図はCem Kaner & James Bach著「The Nature of Exploratory Testing」P.14 より引用。翻訳は筆者による ISTQBの文脈においてはテスト技法ですが、テスト技法ではなくテストの実施方法 やスタイルと言われることもあります。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 100
  55. Guide to the Software Quality Body of Knowledge (V3) 1.

    ソフトウェア品質の基本概念 1.1 品質の概念 1.1.1 品質の定義(品質の考え方の変遷) 1.1.2 ソフトウェア品質モデル 1.2 品質マネジメントの概念 1.2.1 品質保証の考え方 1.2.2 改善の考え方 1.3 ソフトウェアの品質マネジメントの特徴 1.3.1 プロダクト品質とプロセス品質 1.3.2 品質の作り込み技術の考え方 1.3.3 システムおよびソフトウェアの測定と評価の考え方 1.3.4 V&V(Verification & Validation) 2. ソフトウェア品質マネジメント 組織レベルのソフトウェア品質マネジメント 2.1 ソフトウェア品質マネジメントシステムの構築と運用 3. ソフトウェア品質技術 3.1.1 測定理論 2.1.2 セキュリティのマネジメント 3.1.2 プロダクトメトリクス 2.2.1 ライフサイクルモデル 3.2.1 制御系のモデル化技法 2.3 ソフトウェアプロセス評価と改善 3.2.2 連続的のモデル化技法 2.3.2 ソフトウェアプロセス改善技術 3.3.1 形式仕様記述の技法 2.5 監査のマネジメント 3.3.2 形式検証の技法 2.6 教育および育成のマネジメント 2.6.1 スキル標準 2.6.2 開発現場における教育および育成のマネジメント 2.7 法的権利および法的責任のマネジメント プロジェクトレベル(共有)のソフトウェア品質マネジメント 2.8 意思決定のマネジメント 2.9 調達のマネジメント 2.9.1請負契約による外部委託 2.10 リスクマネジメント 4.2.3 セーフティ・クリティカル・ライフサイクルモデル 4.3.1 セキュリティの品質の概念 4.3.2 セキュリティの技法 4.4 プライバシー 4.4.1 プライバシーの品質の概念 工程に個別なソフトウェア品質技術 4.4.2 プライバシーの技法 5.5.3 オープンソフトウェア利用の品質技術 3.7.2 仕様やコードに基づいた技法 3.7.3 フォールトに基づいた技法 3.7.4 リーディング技法 3.8 テストの技法 3.8.1 テスト設計技法 3.8.2 テスト自動化技法 3.9 品質分析および評価の技法 2.12.1 PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系) 3.9.1 信頼性予測に関する技法 2.12.2 プロジェクトマネジメントに関する規格 3.9.2 品質進捗管理に関する技法 2.13 品質計画のマネジメント 2.14 要求分析のマネジメント 5.3.3 アジャイル開発とDevOpsの品質技術 5.4 クラウドサービスにおける品質 3.5.2 詳細設計の技法 3.7.1 レビュー方法 プロジェクトレベル(個別)のソフトウェア品質マネジメント 5.3.2 アジャイル開発とDevOpsの品質マネジメント 5.5.2 オープンソフトウェア利用の品質マネジメント 3.5.1 方式設計の技法 2.10.4 リスク評価および対応 2.12 プロジェクトマネジメント 5.3.1 アジャイル開発とDevOpsにおける品質の概念 5.5.1 オープンソフトウェア利用における品質の概念 3.4.4 要求の妥当性確認と評価 3.5 設計の技法 3.7 レビューの技法 2.10.4 トレーサビリティ管理 5.2.3 IoTシスステムの品質技術 5.3 アジャイル開発とDevOpsにおける品質 5.5 オープンソフトウェア利用における品質 3.4.3 要求仕様化 2.10.3 リスク分析および算定 2.11.3 不具合管理 5.2.2 IoTシスステムの品質マネジメント 5.4.3 クラウドサービスの品質技術 3.4.2 要求分析 3.6 実装の技法 2.11.2 バージョン管理 5.2.1 IoTシスステムにおける品質の概念 5.4.2 クラウドサービスの品質マネジメント 3.4.1 要求抽出 2.10.2 リスク識別及び特定 2.11.1 変更管理 5.1.3 人工知能システムの品質技術 5.2 IoTシスステムにおける品質 5.4.1 クラウドサービスにおける品質の概念 3.4 要求分析の技法 2.10.1 リスクマネジメントプロセス 2.11 構成管理 5.1.2 人工知能システムの品質マネジメント 4.3 セキュリティ 3.3 形式手法 2.4 検査のマネジメント 5.1.1 人工知能システムにおける品質の概念 4.2.2 セーフティの技法 3.3.3 ドメイン特化言語 5.1 人工知能システムにおける品質 4.1.2 ユーザビリティの技法 4.2.1 セーフティの品質の概念 3.2 モデル化の技法 5. ソフトウェア品質の応用領域 4.1.1 ユーザビリティの品質の概念 4.2 セーフティ 3.1.3 プロセスメトリクス 2.2.2 プロセスモデル 2.3.1 ソフトウェアプロセス評価モデル 4.1 ユーザビリティ 3.1 メトリクス 2.1.1 品質マネジメントシステム 2.2 ライフサイクルプロセスのマネジメント 4. 専門的なソフトウェア品質の概念と技術 工程に共通なソフトウェア品質技術 3.9.3 障害分析に関する技法 3.9.4 データ解析と表現に関する技法 3.10 運用および保守の技法 2.15 設計のマネジメント 3.10.1 運用の技法 2.16 実装のマネジメント 3.10.2 保守の種類と技法 2.17 レビューのマネジメント 2.18 テストのマネジメント 2.18.1 テストプロセス 2.18.2 テストの構造 2.18.3 テストの計画と遂行 2.18.4 テストに関する標準 2.19 品質分析および評価のマネジメント 2.19.1 プロダクト品質とプロセス品質の分析および評価 2.20 リリース判定基準 2.21 運用および保守のマネジメント 2.21.1 ITIL 2.21.2 SLA(サービスレベルアグリーメント)とSLM(サービスレベルマネジメント) ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3版) ―SQuBOK Guide V3― 図1 「樹形図概観(カテゴリ層から副知識領域層までの上位4層)」より 2.21.3 サービスマネジメントに関する規格(ISO/IEC 2000シリーズ) 2.21.4 保守に関する規格(ISO/IEC 14764) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 110
  56. テストプロセスの例(JSTQB) テ ス ト 計 画 テ ス ト 分

    析 テ ス ト 設 計 テ ス ト 実 装 テ ス ト 実 行 テ ス ト 完 了 テストのモニタリングとコントロール プロジェクトタイムライン Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 113
  57. 上流工程の開発と下流工程のテストにおける責務との対応関係 要求分析 段 階 的 な 詳 細 化 受け入れテスト

    アーキテクチャー設計 基本設計 詳細設計 実装 システム統合テスト システムテスト コンポーネント統合テスト 段 階 的 な 統 合 コンポーネントテスト 対応関係 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 114
  58. JSTQBによるテストタイプの分類 機能テスト 非機能テスト コンポーネント、およびシステムが実行する機能を コンポーネント、およびシステムが実行する機能特 評価する。機能とはテスト対象が「何」をすべきか 性以外の属性を評価する。非機能テストは、システ である。機能テストの主な目的は、機能完全性、機 ムが「どのようにうまく振る舞うか」をテストする。 能正確性、および機能適切性をチェックすること

    非機能テストの主な目的は、 非機能的なソフト である。 ウェア品質特性をチェックすることである. ブラックボックステスト ホワイトボックステスト 仕様に基づき、テスト対象の外観を示すドキュメン 構造に基づき、システムの実装または内部構造 トからテストを導出する。ブラックボックステスト (コード、アーキテクチャー、ワークフロー、データ の主な目的は、システムの動作をその仕様に照ら フローなど)からテストを導き出す(4.3 節参照)。 してチェックすることである。 ホワイトボックステストの主な目的は、テストに よって基本的な構造を受け入れ可能なレベルまで カバーすることである。 テスト技術者資格制度 Foundation Levelシラバス日本語版Ver.4.0J02「2.2.2 テストタイプ 」より文章を引用(強調と作図は独自)。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 115
  59. テストの空間の第1面(テストタイプ×テストレベル) 受け入れテスト システム統合テスト システムテスト コンポーネント統合テスト コンポーネントテスト 機 能 テ ス

    ト セ キ ュ リ テ ィ テ ス ト 相 互 運 用 性 テ ス ト 使 用 性 テ ス ト 非機能テスト Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. ・・・ ホ ワ イ ト ボ ッ ク ス テ ス ト そ の 他 の テ ス ト タ イ プ 116
  60. テストの空間の第2面(テストプロセス×テストレベル) 受け入れテスト システム統合テスト システムテスト コンポーネント統合テスト コンポーネントテスト テ ス ト 計

    画 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. テ ス ト 分 析 テ ス ト 設 計 テ ス ト 実 装 テ ス ト 実 行 テ ス ト 完 了 テ ス ト の M & C 117
  61. テストの空間の第3面(テストプロセス×テストタイプ) 機能テスト セキュリティテスト 非 機 能 テ ス ト 相互運用性テスト

    使用性テスト ・・・ ホワイトボックステスト その他のテストタイプ テ ス ト 計 画 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. テ ス ト 分 析 テ ス ト 設 計 テ ス ト 実 装 テ ス ト 実 行 テ ス ト 完 了 テ ス ト の M & C 118
  62. テスターのスキルスペース TEST SKILLS SOFT SKILLS IT SKILLS DOMAIN KNOWLEDGE Fig.

    “Tester Skillspace” by Stuart Reid from JaSST Tokyo’14 Session Material (H8-2-2.pdf) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 122
  63. テスト以外の知識も必要です TEST SKILLS SOFT SKILLS IT SKILLS DOMAIN KNOWLEDGE Fig.

    “Tester Skillspace” by Stuart Reid from JaSST Tokyo’14 Session Material (H8-2-2.pdf) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 123
  64. 主な参考文献・参考資料 JSTQB/ISTQB関連 • • • • ISTQB Glossary (用語集) テスト技術者資格制度Foundation

    Level シラバス Version 2023V4.0.J02 テスト技術者資格制度Advanced Levelシラバス日本語版テストマネージャ JSTQB認定ソフトウェアテスト技術者Foundation Levelトレーニングコース 資料(山﨑崇) ISO/IEC/IEEE 29119シリーズ • • • • • • ISO/IEC/IEEE 29119-2:2021 Software testing – Part 2: Test processes ISO/IEC/IEEE 29119-3:2021 Software testing – Part 3: Test documentation ISO/IEC/IEEE 29119-4:2021 Software testing – Part 4: Test techniques ISO/IEC/IEEE 29119 勉強会 第1回 規格の全体構成と各規格の概要 (山﨑崇) ISO/IEC/IEEE 29119 勉強会 第2回 Part 2 Test Processes (山﨑崇) ISO/IEC/IEEE 29119 勉強会 第3回 Part3 テストドキュメント (山﨑崇) テストプロセス改善 • テストプロセス改善モデルの最新動向(山﨑崇) その他 • • JaSST‘15 Tokyo 初心者チュートリアル (山﨑崇) JaSST’10 Tokyo 初心者セッション (片山徹郎 長谷川聡) 主な写真素材 フ リ ー写真素材ぱく たそ・ 無料ダウンロード http://images.freeimages.com/static/images/logo.png 本講を切っ掛けにソフトウェアテストの 頂への第一歩を踏み出してください!! Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 124
  65. 改訂履歴 Ver. 作成・更新日 備考 1.00 2017/12/13 SQiP研究会 品質保証基礎コース テスト技術の研修向けに新規作成 1.10

    2017/12/15 微修正(不要部分の削除、見栄えの修正など) 2.00 2019/12/13 2019年度の研修向けへの更新 3.00 2020/12/11 2020年度の研修向けへの更新 4.00 2021/12/10 2021年度の研修向けへの更新 5.00 2022/12/09 2022年度の研修向けへの更新 6.00 2023/10/13 2023年度の研修向けへの更新 7.00 2024/10/18 2024年度の研修向けへの更新 8.00 2025/10/17 2025年度の研修向けへの更新 9.00 2026/10/16 2026年度の研修向けへの更新 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 125
  66. 同値分割法 同じ結果が得られるグループ(同値パーティション)に分割し、その中から 代表値をテストケースとして選定することで、少ないテストケースで効率 的なテストが可能(数学の集合論で考えると分かりやすいかもしれない) A 代表値𝒂𝒊 テストしたい全要素が3つの同値パーティションとし て分割できる(全集合𝑈 = 𝐴

    + 𝐵 + 𝐶)場合、 1. 𝐴 = 𝑎1 , 𝑎2 , 𝑎3 , ⋯ , 𝑎𝑥 から代表値𝑎𝑖 を選定し、 𝑎𝑖 をテストすることで、同値パーティション𝐴 が 含む同値であるすべての要素(𝑎1 ⋯ 𝑎𝑥 )をテス 代表値𝒃𝒋 B トしたこととみなす 2. C 𝐵 = 𝑏1 , 𝑏2 , 𝑏3 , ⋯ , 𝑏𝑦 から代表値𝑏𝑗 を選定し、 以下同文 代表値𝒄𝒌 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 3. 𝐶 = 𝑐1 , 𝑐2 , 𝑐3 , ⋯ , 𝑐𝑧 から代表値𝑐𝑘 を選定し、 以下同文 128
  67. 同値分割法のカバレッジ 29119-4ではこの技法のカバレッジを以下のように示している。 N 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆 = × 𝟏𝟎𝟎 % T 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆:

    同値パーティションカバレッジ N: 実行したテストケースによってカバーされるパーティション数 T: 識別されたパーティションの総数 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 129
  68. 同値分割法の特徴 着目する点 • 等価とみなせる値のグループ(同値パーティション)に着目 • 同値パーティションから代表値 1つを選ぶことで、その グループの値すべてをテストしたことと等価とみなす ポイント •

    同値パーティションを考える時は、有効な値だけでなく、無 効な値のパーティションも考慮する • 各同値パーティションから漏れなく代表値を選ぶ • 無効同値は単独でテストする(隠蔽の可能性に注意) メリット • より少ないテストケース数で対象範囲を網羅できる • 同値パーティション(同値クラスとも呼ぶ) キーワード • 有効パーティション • 無効パーティション Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 130
  69. 境界値分析の例 以下の、パスワードの長さに関する仕様について境界値分析をすると、 • パスワードの長さは、8文字以上24文字以内の範囲とする • 24文字を越える場合、文字の入力を受け付けない パスワードとしては 短い無効同値 パーティション 0

    パスワードとして適切な 長さの有効同値 パーティション 7 8 パスワードとしては 長すぎる無効同値 パーティション 24 25 ※25 文 字 目 は 存 在 し な い が 、 入 力 を 無効化する機能をテストするための 論理的な値として25文字を上限とする。 ※文字数が負の数はあり えないので0を下限とする 有効な境界値 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 無効な境界値 132
  70. 境界値分析のカバレッジ 29119-4ではこの技法のカバレッジを以下のように示している。 N 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆 = × 𝟏𝟎𝟎 % T 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆:

    境界値分析カバレッジ N: 実行したテストケースによってカバーされる明確な境界値の数 T: 境界値の総数 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 133
  71. 境界値分析の特徴 着目する点 • 同値パーティションの要素に順序性がある場合、 その境界付近に着目 • 境界付近に欠陥が埋め込まれるやすいという経験則に基づいて いる(例: >を≧の誤りなど) ポイント

    • 上限や下限が定まっていないなど、範囲が開いている場合は、確 認の上、決める必要が出てくる(十分に小さい値、十分に大きい値 をすり合わせる) • メリット 少ないテストケースで、よりバグが潜んでいそうな箇所を狙い打 てる(同値分割法よりケース数が増えるが、同値分割法だけでは 見つからない欠陥を見つけられる可能性が高まる) キーワード • 最小の増加的距離 • 境界値(本講では扱わないが2値BVAと3値BVAの二流派ある) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 134
  72. デシジョンテーブルテスト • デシジョンテーブルテストは、デシジョンテーブルを基にテ ストを導出するテスト技法 • デシジョンテーブルとは、論理(ロジック)条件の組み合わせ を包括的にテーブルとて記述したもの 1 2 3

    4 タイムサービス時間内である Y Y Y N 対象商品である Y N N - 会員である - Y N - 15%割引する X - - - 5%割引する - X - - 割引なし - - X X Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 135
  73. デシジョンテーブルテストのカバレッジ 29119-4ではこの技法のカバレッジを以下のように示している。 N 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆 = × 𝟏𝟎𝟎 % T 𝑪𝒐𝒗𝒆𝒓𝒂𝒈𝒆:

    デシジョンテーブルテストカバレッジ N: 実行したテストケースによってカバーされる、実行可能な判定規則の数 T: 実行可能な判定規則の総数 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 136
  74. デシジョンテーブルテストの特徴 着目する点 • 論理関係に着目(条件の組み合わせによって動作が確定する ようなロジックを持つもの) • IF文のような判定文をはじめ、論理関係があるものはすべて デシジョンテーブルとして表現できる ポイント メリット

    • テーブルを簡単化する場合は、グレーボックステストとしての アプローチを取り、条件判定の処理順序が確定していることを 確認しておかないと、テストの抜け漏れのリスクがある • 複数の条件によって動作が異なるようなロジックを 漏れなく整理することができる • デシジョンテーブル(決定表)、制限指定、拡張指定 キーワード • 制限記入テーブル/拡張記入テーブル/混合記入テーブル • 条件部/動作部/記述部/指定部、規則 • テーブルの簡単化(圧縮) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 137
  75. 状態遷移図の例 ライセンス購入 /有効日数+=365日 ライセンス確認 [有効日数>=0] /有効日数-=1 ライセンス確認 [有効日数>=0] /有効日数-=1 未登録

    新規登録 /有効日数=30日 ライセンス購入 /有効日数+=365日 試用中 ライセンス確認 [有効日数<0] ライセンス確認 [有効日数<0] 遷移 凡 例 疑似 開始 状態 終了 状態 状態 契約中 ライセンス購入 /有効日数+=365日 期限切れ イベント[ガード条件]/アクション 注1: ガード条件がない場合は、[]とともに省略する。 注2: アクションしないか示す必要がない場合は/とともに省略する ※ ミリーチャート、ムーアチャート、ハレルチャート、UMLのステートマシン図など、状態遷移図の表現は さまざま存在している。本資料ではミリーチャートをベースに独自にカスタマイズした記法を用いている。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 139
  76. 状態遷移表の例 ライセンス確認 イベント 新規作成 ライセンス購入 遷移前状態 [有効日数<0] [有効日数>=0] N/A N/A

    有効期間 = 30日 未登録 試用中 N/A 有効日数 += 365 ― 有効日数 -= 1 試用中 N/A 契約期間中 有効日数 += 365 期限切れ ― 試用中 有効日数 -= 1 契約期間中 N/A 契約期間中 期限切れ 契約期間中 N/A N/A 有効日数 = 365 期限切れ N/A 契約期間中 ※ アクションを省略しているものや、状態×状態で表したものなど、状態遷移表の表現もさまざま存在している。 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 140
  77. 状態遷移テストの特徴 着目する点 • テスト対象の状態や、遷移、イベントに着目 • 故障が発生するのは遷移したタイミングとは限らない (例:ある遷移で内部変数を壊しても、故障として 現れるのは、壊した内部変数を参照した時になる) ポイント •

    特定の経路や状態をテストするのか、すべての状態を網羅するの か、遷移を網羅するのか、nスイッチカバレッジを網羅するのかを 決定する メリット キーワード • 状態遷移モデルにすることで、取り得る経路を整理でき、nスイッ チカバレッジなども網羅基準を基に、テストケースを導出できる • 状態、遷移、イベント、ガード条件、アクション • 状態遷移表、状態遷移図、ステートマシン図 • nスイッチ Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 141
  78. 状態遷移テストのカバレッジ 29119-4ではこの技法のカバレッジとして次の4つを示している。 1. 全状態カバレッジ (all states coverage) 2. 0スイッチカバレッジ (0-switch

    coverage) 3. 全遷移カバレッジ (all transitions coverage) 4. Nスイッチカバレッジ (N-switch coverage) Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 142
  79. 製品品質(2001年版) 外部及び内部品質 機能性 信頼性 使用性 効率性 保守性 移植性 合目的性 成熟性

    理解性 時間効率性 解析性 環境適応性 正確性 障害許容性 習得性 資源効率性 変更性 設置性 相互運用性 回復性 運用性 安定性 共存性 魅力性 試験性 置換性 保守性標準適合性 移植性標準適合性 セキュリティ 機能性標準適合性 信頼性標準適合性 使用性標準適合性 効率性標準適合性 Figure. “外部及び内部品質のための品質モデル” from JIS X 0129-1:2003 ソフトウェア製品の品質 –第1部:品質モデル P-9 図4より Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 144
  80. 製品品質モデル(2011年版) システム/ソフトウェア製品品質 機能適合性 性能効率性 互換性 • 機能完全性 • 機能正確性 •

    機能適切性 • 時間効率性 • 資源効率性 • 容量満足性 • 共存性 • 相互運用性 使用性 信頼性 セキュリティ 適切度認識性 習得性 運用操作性 ユーザエラー 防止性 • ユーザイン ターフェース 快美性 • アクセシビリ ティ • 成熟性 • 可用性 • 障害許容性 (対故障性) • 回復性 • 機密性 • インテグリ ティ • 否認防止性 • 責任追跡性 • 真正性 • • • • 保守性 • • • • • モジュール性 再利用性 解析性 修正性 試験性 移植性 • 適用性 • 設置性 • 置換性 JIS X 25010:2013 図4「製品品質モデル」より引用 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 145
  81. 製品品質モデル(2023年版) 製品品質 機能適合性 性能効率性 互換性 機能完全性 時間効率性 機能正確性 資源効率性 機能適切性

    容量満足性 インタラクション容易性 (対話性) 信頼性 セキュリティ 保守性 柔軟性 安全性 共存性 適切度認識性 無傷害性 機密性 モジュール性 適用性 運用制約性 相互運用性 習得性 可用性 (アベイラビリティ) インテグリティ 再利用性 拡張性 リスク識別性 運用操作性 障害許容性 (耐故障性) 否認防止性 解析性 インストール性 (設置性) フェールセーフ ユーザーエラー防止性 回復性 責任追跡性 修正性 置換性 危険警告性 真正性 テスト可能性 (試験性) ユーザーエンゲージメント (利用者関与性) インクルーシビティ (包摂性) 統合時安全性 対攻撃性 ユーザー支援性 自己記述性 出典: JIS X 25010:2025(ISO/IEC 25010:2023)の情報を元に、独自に作図 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 146
  82. 利用時の品質(2001年版) 利用時の品質 有効性 生産性 安全性 満足性 Figure. “利用時の品質のための品質モデル” from JIS

    X 0129-1:2003 ソフトウェア製品の品質 –第1部:モデル P-13 図5より品質 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 147
  83. 利用時の品質(2011年版) 利用時の品質 有効性 • 有効性 効率性 満足性 • 効率性 リスク回避性

    利用状況網羅性 • 実用性 • 経済リスク緩和性 • 利用状況完全性 • 信用性 • 健康・安全リスク • 柔軟性 • 快感性 • 快適性 緩和性 • 環境リスク緩和性 “利用時の品質特モデル “ from “JIS X 25010:2013” 図4 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 148
  84. 利用時品質(2023年版) 利用時品質 便益性 リスク回避性 受容性 ‐ユーザビリティ ‐経済リスク回避性 ‐ 経験保有性 ‐アクセシビリティ

    ‐環境及び社会リスク回避性 ‐ トラストワージネス ‐適合性 ‐健康リスク回避性 ‐ 遵守性 ‐人間生命及び生活リスク回避性 出典: JIS X 25019:2025(ISO/IEC 25019:2023) 図2 利用時品質モデルより引用 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 149
  85. データ品質モデル システム 依存の視点 固有の視点 アクセシビリティ 正確性 標準適合性 完全性 機密性 可用性

    一貫性 効率性 移植性 信憑性 精度 回復性 最新性 追跡可能性 理解性 図: JIS X 25012:2013(ISO/IEC 25012:2008)の内容を元に独自に作成 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 150
  86. ITサービス品質モデル ITサービス品質 適合性 使用性 ITサービス 信頼性 セキュリティ 触知可能性 即応性 ITサービス

    適応性 ITサービス 保守性 • 完全性 • 適切度認識性 • 機密性 • 継続性 • 視認性 • 適時性 • カスタマイズ性 • 解析性 • 正確性 • 習得性 • インテグリティ • ITサービス回復性 • プロ意識 • 反応性 • 自発性 • 修正性 • 適切性 • 運用操作性 • 追跡可能性 • 可用性 • ITサービス • 一貫性 • ユーザエラー 防止性 • 試験性 インターフェース 快美性 • アクセシビリティ • 丁寧さ 出典: 「ISO/IEC TS 25011:2017 Figure 4 – IT service quality model」を基に作図。 翻訳は独自。ただし、同様の用語はJIS X25010とJIS X25012の訳語を採用している。 マークアップ部分は、対応する用語がないため、完全に独自の訳語を用いているが、怪しさ満点 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 151
  87. AIシステムの製品品質モデル AIシステム製品品質 機能適合性 性能効率性 互換性 使用性 信頼性 セキュリティ 保守性 移植性

    機能完全性 時間効率性 共存性 適切度認識性 成熟性 機密性 モジュール性 適用性 機能正確性m 資源効率性 相互運用性 可用性 インテグリティ 再利用性 設置性 機能適切性 容量満足性 障害許容性 否認防止性 解析性 置換性 責任追跡性 修正性 真正性 試験性 週特性 運用操作性 ユーザエラー 機能適応性a (耐故障性) 防止性 ユーザインター フェース快美性 アクセシビリティ 回復性 ロバストネスa 介入可能性a ユーザ制御性a 透明性a a: 新しい副特性 / m: 変更された副特性 ISO/IEC 25059:2023 P.3「図1: AIシステム製品品質モデル」より。翻訳と着色は独自 Copyright © 2017-2026 Takashi YAMASAKI All right reserved. 152