「OST 他流試合 〜異文化の架け橋を旅で探った〜」の概要と学習ノートをまとめました。
## 概要
このプレゼンテーションは「OST 他流試合」というタイトルで、日本とシンガポール間の異文化交流とその学びについて紹介しています。Play#14と呼ばれるアンカンファレンス形式の参加者主導型イベントを中心に、異なる文化間での学びと組織開発について探求しています。
主な内容:
- Play14は2012年にルクセンブルクで始まった世界的なアジャイルコミュニティイベント
- 「遊び」を通じて学び、共有し、実験する2.5日間の体験
- 次回のオンラインイベントは2025年3月27日(木)19時から開催予定
- マネジメントのアップデート、DX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方
- オランダの「週休3日の働き方」とゲームによる学習方法
## 学習ノート
### 1. 異文化間のエネルギー差
東南アジアと日本の文化的差異:
- 東南アジア:個人の意見表明が積極的、フラットな人間関係、自発的な参加と移動、失敗を恐れない実験精神
- 日本:「和」を重視、階層意識が残りやすい、「空気を読む」文化、完璧を目指す傾向
### 2. 新しいマネジメント思考
- Management 3.0:自立分散型組織づくり
- オランダで生まれた週休3日の働き方
- 「階層型組織から価値創造システムへのシフト」
### 3. 学びのアプローチ
- ゲーミフィケーションを学習設計に取り入れる重要性
- 「知識は実践するまで価値がない」という考え方
- 「真剣な遊びを通じて真剣に学ぶ」(Serious learning through serious play)
### 4. 潜伏学習プログラム
社会課題解決のための潜入型組織改善プロセス:
1. 問題認識と対象選定
2. 潜入準備と潜入
3. 観察と情報収集
4. 問題の地図化
5. 改善提案の策定
6. 経営層への提案と実行支援
### 5. 個人の発達と振り返り
- 日記を用いた発達段階モデルに基づく分析
- スザンヌ・クック=グロイターの9段階発達モデル
- 自己の発達段階を理解するためのプロセス
### 6. 発見と気づき
- 文化の境界を超えた学びの可能性
- 言葉より先に「音やニュアンス」をつかむことの重要性
- 異なる文化の架け橋を旅で探るという手法
### 実践的活用
- Play14のようなオープンスペース形式の学びを自組織に取り入れる
- 異文化体験を通じて自文化の前提を問い直す
- ゲームを通じた学びを促進し、組織変革に活かす
次回のオンラインイベント参加を通じて、世界のOSTに参加し、異文化交流と学びを深める機会があります(2025年3月27日木曜19時から、https://play14japan-20250327.peatix.com/view)。